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映画でシミュレーションしておけば何処かで役立つはず

M:i:III 

2006年07月02日 14時00分38秒 | 映画 ま行
評価:★★★★★

今回のトム・クルーズの相手はオスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマンです。今年『カポーティ』での受賞で一躍有名になった俳優さんです。去年は『宇宙戦争』でティム・ロビンス、その前は『コラテラル』でジェイミー・フォックスとトムの主演する映画には、ここ最近、旬な俳優を相手役としてキャスティングしている。こういうところからも製作者として作品を大コケしないようにと保険を掛けている辺り、なかなか頭の良いトムという感じだ(笑)

“M:I”シリーズのなかでは最も面白い映画だと思います。これが映画の原点じゃないでしょうか。お気楽に楽しめてワクワクさせてくれて、アクションシーンに手に汗を握って身を乗り出して観るという。娯楽性をとことん盛り込んだエンターテイメント映画。次から次と矢継ぎ早に展開される思いもよらない新手の潜入方法と使われる機材など。それはドラマの部分が非常に簡素化されており、分かりやすいように配慮されていたから、観ていて単純に大型スクリーンに映し出される映像に圧倒されてしまいました。

例の橋の上の攻防は、ジェームズ・キャメロン監督の『トゥルーライズ』で有名な爆撃機からの橋のミサイル攻撃シーンに更に手を加えエキサイトな映像に仕上がっていました。ビルからビルに振り子のように飛び移るシーンは大画面で観ると胃が持ち上がりそうになりました(笑)

そういえばトムが「電気ショックで、いちど死ぬから生き返らせてくれ!」ってミシェル・モナハンに言っていたけど、これも、J・キャメロンの『アビス』でエド・ハリスとメアリ・エリザベス・マストラントニオが交わした海中基地での別れのシーンで「溺れて仮死状態になるから生き返らせて!」とまったく同じでした(笑)

とにかくテンポがもの凄く良い!
余りに良すぎて、あの蘇生シーンには会場では笑い声があちこちから聞こえましたよ(笑)

脇役陣もかなり強力なメンバーが揃っています。そのなかでも個人的にはサイモン・ペッグが出ていたので結構楽しめました。あの上海でイーサンを電話で誘導していた小心者のIMLメンバーです。「ショーン・オブ・ザ・デッド」からのファンなんです(笑)
【ショーン・オブ・ザ・デッド】でのワンシーン


あらゆるシーンで突っ込みどころ満載ですが、気にしないで観ることをお奨めします。「ラビットフット」が何であろうと個人で自由に想像すればいいんだと思います(笑)

それから、なんといってもあの車はもったいなかったです!!!
マギー・Qが「ナイスカー」と言ってましたが、観ている自分も全くその通りだと思いましたから。
バチカンでのミッション終了後に爆破されたランボルギーニ・ガヤルドの同型です

V型10気筒5リッターDOHC最高出力500ps。全長4.3mのボディは、国産車では日産フェアレディZとほぼ同等。

ランボルギーニ・ガヤルドのリンク
http://catalogue.carview.co.jp/LAMBORGHINI/GALLARDO/latest/overview.asp

カービューでの試乗レポート
http://www.carview.co.jp/road_impression/gallardo/



おまけ:今回のヒロインを演じたミシェル・モナハンは、一瞬、大人になったリブ・タイラーかと思いましたから~(笑)

おまけ:スクリーンいっぱいに映し出された、ふてぶてしい態度の男は・・・実は今回の相手役は予告編で観る限り、てっきりティム・ロビンスだと思い込んでいました(汗)フィリップ・シーモア・ホフマンは彼の手下か何かだと・・・(爆)(鑑賞前に公式サイトへはまったく行きません。情報は観てからなんです)
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監督:J・J・エイブラムス
製作:トム・クルーズなど
脚本:J・J・エイブラムスなど
撮影:ダニエル・ミンデル
音楽:マイケル・ジアッキノ
テーマ曲:ラロ・シフリン

出演:トム・クルーズ/フィリップ・シーモア・ホフマン/ミシェル・モナハン/ヴィング・レイムス/マギー・Q/ローレンス・フィッシュバーン/サイモン・ペッグ

『M:i:III』オフィシャル・サイト
http://www.mi-3.jp/top.html 

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