
評価:★★★☆【3,5点】
もういちど家族に対し見つめ直したくなるそんな映画。
ジャン・ヴァルジャンの波乱万丈の人生に
ひとはチョットしたことから生まれ変われることができる。
そんな希望を抱かせてもらいましたよ(笑)
◇
19世紀のフランス。1本のパンを盗んだ罪で投獄され、
19年間を監獄の中で生きたジャン・バルジャン。
仮出獄した彼は再び盗みを働いてしまうが、
司教の優しさに触れ、心を入れ替えると決意する。
過去を捨て、マドレーヌと名前も変えながらも
正しくあろうと自らを律して生きていくバルジャン。
やがて市長にまで上り詰めるが、
法に忠誠を誓うジャベール警部に
自らの正体を見破られ逃亡を余儀なくされる。
その一方で、薄幸の女性ファンテーヌから託された
彼女の娘コゼットに深い愛情を注ぎ、
美しい女性へと育てていくバルジャンだったが…。
<allcinema>
◇
内容的には人間本来の“愛と真心”をテーマにした
素晴らしい作品だったといえます。
個人的には実力派や今が旬の俳優たちのキャスティングで
スクリーンが一層華やいだ感じですかね。
1996年にリーアム・ニーソンとジェフリー・ラッシュが
同名映画として同じ役をやってましたが
あちらはイマイチ記憶に残ってない(苦笑)
今回、物語り自体は非常にシンプルで分かり易かったのと
主要歌曲の旋律がどれも素晴らしかったのが大きかった。
「ワン・デイ・モア(One Day More)」
「夢やぶれて(I Dreamed a Dream)」
「民衆の歌(The People's song)」
後半辺りから劇場のあちこちから鼻をすする音が。
ワタシは、さすがにそこまでいかなかったのは
物語りと効果音楽以外のところで迷いがあったからでしょうか。
本物のミュージカル映画はやはり苦手だった(苦笑)
ワタシ的にいう本物とは台詞自体すべて歌で表現させるモノ。
過去に観た本格派ミュージカル映画『エビータ』(1996)で
睡魔以前の本能的苦痛で途中で断念した経験があるのです。
本作も舞台からスクリーンに場所を変えて
この文芸作品を世界に発信することは良いことですが
舞台劇は舞台上のままでそっとしておきたいものです。
【今週のツッコミ】
・ベリーショートがとてもお似合いのアン・ハサウェイ。
なんで今までショートがなかったのか不思議なくらい。
・ヒューと対峙したサシャの方が背が高かった!
IMDbによるとヒュー=189センチ、サシャ=191センチらしい。
・あの司教の優しさでひとの本質まで変えてしまう技は
ワタシの今後の人生に於いて目標としたいところ^^
・世の中この司教のような人間ばかりだったら
あの世の天国と変わらないなと、ふと思ってしまった。
楽しいかそうでないかは別にして(苦笑)
・井戸水の場所が余りにも遠い気がするんだが(爆)
・あんな親に育てられても嫌な娘にならなかったエポニーヌ。
サシャ&ヘレナの珍夫婦でも愛情を注いでいたからね(笑)
・叶わぬ恋に苦しむエポニーヌが愛おしく、コゼットより
こちら派でございます(爆)
・パン1個の窃盗で19年間も服役したことにも驚くが
仮釈放から僅か数年で市長にまで登りつめた彼の
サクセスストーリーこそが最も興味深い部分である。
【ちなみにウィキで簡単な説明】
「モントルイユで黒いガラス玉および模造宝石の産業を興して
成功をおさめていた」
チョイ怪しい商売でしょうか(笑)
--------------------------------------------------------------
監督:トム・フーパー
脚本:ウィリアム・ニコルソン/アラン・ブーブリル/
クロード=ミシェル・シェーンベルク/ハーバート・クレッツマー
撮影:ダニー・コーエン
音楽:アラン・ブーブリル/クロード=ミシェル・シェーンベルク/
アン・ダッドリー/
出演:ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/アン・ハサウェイ/
アマンダ・セイフライド/エディ・レッドメイン
『レ・ミゼラブル』
もういちど家族に対し見つめ直したくなるそんな映画。
ジャン・ヴァルジャンの波乱万丈の人生に
ひとはチョットしたことから生まれ変われることができる。
そんな希望を抱かせてもらいましたよ(笑)
◇
19世紀のフランス。1本のパンを盗んだ罪で投獄され、
19年間を監獄の中で生きたジャン・バルジャン。
仮出獄した彼は再び盗みを働いてしまうが、
司教の優しさに触れ、心を入れ替えると決意する。
過去を捨て、マドレーヌと名前も変えながらも
正しくあろうと自らを律して生きていくバルジャン。
やがて市長にまで上り詰めるが、
法に忠誠を誓うジャベール警部に
自らの正体を見破られ逃亡を余儀なくされる。
その一方で、薄幸の女性ファンテーヌから託された
彼女の娘コゼットに深い愛情を注ぎ、
美しい女性へと育てていくバルジャンだったが…。
<allcinema>
◇
内容的には人間本来の“愛と真心”をテーマにした
素晴らしい作品だったといえます。
個人的には実力派や今が旬の俳優たちのキャスティングで
スクリーンが一層華やいだ感じですかね。
1996年にリーアム・ニーソンとジェフリー・ラッシュが
同名映画として同じ役をやってましたが
あちらはイマイチ記憶に残ってない(苦笑)
今回、物語り自体は非常にシンプルで分かり易かったのと
主要歌曲の旋律がどれも素晴らしかったのが大きかった。
「ワン・デイ・モア(One Day More)」
「夢やぶれて(I Dreamed a Dream)」
「民衆の歌(The People's song)」
後半辺りから劇場のあちこちから鼻をすする音が。
ワタシは、さすがにそこまでいかなかったのは
物語りと効果音楽以外のところで迷いがあったからでしょうか。
本物のミュージカル映画はやはり苦手だった(苦笑)
ワタシ的にいう本物とは台詞自体すべて歌で表現させるモノ。
過去に観た本格派ミュージカル映画『エビータ』(1996)で
睡魔以前の本能的苦痛で途中で断念した経験があるのです。
本作も舞台からスクリーンに場所を変えて
この文芸作品を世界に発信することは良いことですが
舞台劇は舞台上のままでそっとしておきたいものです。
【今週のツッコミ】
・ベリーショートがとてもお似合いのアン・ハサウェイ。
なんで今までショートがなかったのか不思議なくらい。
・ヒューと対峙したサシャの方が背が高かった!
IMDbによるとヒュー=189センチ、サシャ=191センチらしい。
・あの司教の優しさでひとの本質まで変えてしまう技は
ワタシの今後の人生に於いて目標としたいところ^^
・世の中この司教のような人間ばかりだったら
あの世の天国と変わらないなと、ふと思ってしまった。
楽しいかそうでないかは別にして(苦笑)
・井戸水の場所が余りにも遠い気がするんだが(爆)
・あんな親に育てられても嫌な娘にならなかったエポニーヌ。
サシャ&ヘレナの珍夫婦でも愛情を注いでいたからね(笑)
・叶わぬ恋に苦しむエポニーヌが愛おしく、コゼットより
こちら派でございます(爆)
・パン1個の窃盗で19年間も服役したことにも驚くが
仮釈放から僅か数年で市長にまで登りつめた彼の
サクセスストーリーこそが最も興味深い部分である。
【ちなみにウィキで簡単な説明】
「モントルイユで黒いガラス玉および模造宝石の産業を興して
成功をおさめていた」
チョイ怪しい商売でしょうか(笑)
--------------------------------------------------------------
監督:トム・フーパー
脚本:ウィリアム・ニコルソン/アラン・ブーブリル/
クロード=ミシェル・シェーンベルク/ハーバート・クレッツマー
撮影:ダニー・コーエン
音楽:アラン・ブーブリル/クロード=ミシェル・シェーンベルク/
アン・ダッドリー/
出演:ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/アン・ハサウェイ/
アマンダ・セイフライド/エディ・レッドメイン
『レ・ミゼラブル』
原点に戻りますね。
ミュージカル苦手と言いながらも、ここ数年、「ヘアースプレー」「ドリームガールズ」「魔法にかけられて」「マンマ・ミーア!」と大衆向け(?)を楽しんだからか、おおよその予想はしたものの、完璧なる本気モード100%のミュージカル作品にちょいととまどいました(苦笑)
が、このキャストは魅力的~悲劇に近い内容なのに未来が見えるって、何か好きです^^
エポニーヌが良かった~~見返り期待なしの純愛に錆びた目から涙が、、、。
まだ何かしらの心は残ってるみたいで安心してりして…(笑)
こういう映画は心が洗われますね(笑)
ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)にいちど見せたいものです(爆)
近年のミュージカル映画って台詞と歌曲としっかり分かれていたので普通に観れましたけど
ここまで完ぺきミュージカルだったことでチョット引きました。
冒頭からラッセル・クロウが唄ってるのにはびっくり(笑)
「うわ~!(完全ミュージカル)でたよ~」でしたが、トム・フーパーの演出により観易くなっててホッとしました(爆)
エポニーヌ人気ありますね(笑)
想いを封印して耐え忍ぶヒロイン、やっぱり日本人ウケするキャラなんでしょうかね。
髪切られ奥歯2本も抜かれた後に目玉も売るのかと心配しましたが
さすがにそれはなかったですね(爆)
ちなみに抜かれた奥歯のVFXが見たくてもういちど観に行くかも(←そこかよ)^^;
ミュージカルや舞台は好きですし、こういった形式の作りは大丈夫なんですけど、この作品の軸足が見えないんですね。
単にミュージカルの焼き直しなのかとも取れなくもないので。
内容としてはよかったですし、正直ちょっと泣きましたが(笑)その辺りのスタンスが見えにくい作品ということで評価も直しました。
本作品の舞台は観たことないんですが、今回の作りは舞台劇をかなり意識したように思いました。
台詞がすべて歌になってるのは当然として、各シーンの画面構成が舞台でも再現できる作りになっていたことと
革命戦争のところで火薬の量があまりにも少なく、これも舞台でできそうなところでしょうか。
つまり映画なんだけど極力舞台劇に近くしたと勝手に判断して納得しました(笑)
先日公開してた『シルク~3D』がちょうど似たようなイメージでしたね^^
-1は芝居と同録のためかドラマチックになってるわりに歌が貧弱に聞こえたところ。
来年また舞台があるので東京と名古屋で見たいものです。
お~!舞台公演もご覧になっていたのですね。
やっぱり演技は舞台の方が演じる俳優たちのパワーを感じますかね^^
映画はカメラに伝わればいいわけで、舞台となると劇場全体が相手ですから労力は大変なモノと感じます。
来年10月に中日劇場にも来るようですね。
>冒頭からラッセル・クロウが唄ってるのにはびっくり
そう言えば、ラッセル・クロウは音楽活動もしている割には映画の中で歌うシーンって見かけませんね。
今週三日間だけ夜勤になってしまいました^^
1957年版はジャン・ギャバンだったのですね。ってことはフランス映画ということでしょうか^^
もう1本、1996年にクロード・ルルーシュ監督、ジャン・ポール・ベルモンド版があるそうですね。
生舞台は高いですよね~(笑)
S席ともなると映画10本分に相当しますからね(苦笑)
あみさんが貧乏主婦とはとても思えませんよ~^^
ラッセル・クロウがロックバンド組んでたって、なんかイメージ湧かないですよね(爆)
次回作、『新・スーパーマン』で、もしかしたら美声が聴けるかもしれませんよ(笑)
みなさん、お上手なのと、美しい(一部は面白い?)お顔をたっぷり眺める事ができたからかな~?と思っています。
私も、身分を隠してどうやって市長にまでなれたのか、気になります。
そして、コゼットよりもエポニーヌ。。。
良い子に育ってましたよね。
さみしいよ~と雨の中歌う彼女に、心揺さぶられました。
幸せな最期にホットしました。。。
このキャストで、この作品を舞台で観れたらいいな☆と思いました(←超プラチナでもたぶん行きます!)。
お!『魔笛』で爆睡したのですね!ご愁傷様です^^
これってオペラ舞台劇の映画化なんですよね。
いや~、ミュージカル映画よりもさらに苦手です(爆)
今回のキャストはみんな素晴らしかった。
監督の異色の演出で撮影現場もなかなか楽しかったみたいですね。
バルジャンの市長に至るまでのスピード出世にはお口アングリでした(笑)
エポニーヌの悲恋まで物語りに入っていたことに、バルジャンの一代叙事詩意外にも見どころ満載でした。
彼女の唄はさすが上手かったですよね。現役舞台女優はやっぱり安定感があります^^
あの雨が一層の効果を生んでいましたよね。
涙が雨にかき消され冷たくなって息を引き取る。でも愛するひとの腕の中で最期となった彼女は幸せだったんでしょうね。
え~!プラチナチケットでも行っちゃいますか?(笑)
そうですね、この映画のキャストでやってくれるならワタシも俄然興味を持ってしまいます^^