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評価★★★★【4点】
結局人って、わがままに生きた方が勝ちなのよ。
(by芳乃)
◆
節約をモットーに、
日々家計のやりくりに奮闘してきた主婦の後藤篤子。
その甲斐もあって、2人の子どももようやく手を離れ、
コツコツ貯めた資金でどうにか老後も安泰のはずだった。
ところがそんな折、義父の葬儀に、長女の結婚と、
予定外の大きな出費が重なってしまう。
しかも篤子がパートをリストラされたかと思えば、
今度は夫・章の会社がまさかの倒産。
夫婦そろって失職の緊急事態に、浪費家の姑・芳乃まで
引き取るハメになり、篤子の努力もむなしく、
いよいよ貯金が底をつく後藤家だったが…。
<allcinema>
◆
65歳以降にかかる生活費2千万円問題に掛け
節約主婦に襲い掛かる突然の出費を面白おかしく描く本作は
ヒューマンコメディとしてなかなかの快作に仕上がっていた。
涙あり、笑いありの本作は葬儀費や子供の結婚資金など
家のローンや老いた義母の面倒も含め、どうやりくりしていくのか
節約をモットーにしている主婦にはかなりのストレスとなる。
50代夫婦で現時点の預金残高700万円に不安を募らせる。
現実的にかかった費用をポップアップで金額を表示させる演出は
通帳残高みたいで凝視する。
預金がどんどん減っていき、自分のバイトの打ち切りや
夫の会社の倒産など、それでもがんばって前へ進もうともがき
ひとりでアタフタする姿は決して他人事ではない。
結局、義妹夫婦から老いた姑を引き取る羽目になり
数々の問題も発生するが、そのなかで徐々に姑との絆が生まれ
資金面でどん底状態だった状態に少しずつ光が差し始める。
待っていればいつかは好転する、そのいい例がこの映画である。
故人の父の最後のひと言「牡丹餅は3つは食えない・・・」
「はあ?」となり、笑えるがとても奥の深い言葉だと後にわかる。
◆
【今週のツッコミ】
・節約主婦の夫って大概こういう家計に無頓着な人が多いよね。
・別居していた実父が亡くなり妹夫婦から喪主の依頼を
簡単に引き受けてしまい、葬儀費400万円すべて持つ流れって。
ある意味、妹夫婦のトリックに騙された感がある。
・参列者300人規模のその金額に愕然とするが、
ふと香典のことを言われ、山積みされる香典袋が頭をよぎるが
当日の参列者がほぼ来ない大誤算。。。
・今の時代、いくら老舗の大将だったとはいえ派手な葬儀は時代錯誤。
コロナ禍で生活費を見直す人90パーセントとネットに出てくる。
家族葬や直葬がイッキに増えている。
故人も残された家族の負担を考え生前に伝えておくべき。
・オレオレ詐欺に引っかかりそうで寸でのところで回避!
と思わせておいて詐欺にかかってしまう姑かな。
・姑役(草笛光子)がドラマを途中から引っ張る展開に。
このひとの名台詞に学ぶ部分が割りと多い。
・婆さんが爺さんに変装!まさかご本人に似せていたとは。
・夫役の松重豊さんの自然体の演技がすごくよかった!
---------------------------------------------------------------------------------------
監督:前田哲
脚本:斉藤ひろし
音楽:富貴晴美
出演:天海祐希、松重豊、新川優愛
『老後の資金がありません!』
結局人って、わがままに生きた方が勝ちなのよ。
(by芳乃)
◆
節約をモットーに、
日々家計のやりくりに奮闘してきた主婦の後藤篤子。
その甲斐もあって、2人の子どももようやく手を離れ、
コツコツ貯めた資金でどうにか老後も安泰のはずだった。
ところがそんな折、義父の葬儀に、長女の結婚と、
予定外の大きな出費が重なってしまう。
しかも篤子がパートをリストラされたかと思えば、
今度は夫・章の会社がまさかの倒産。
夫婦そろって失職の緊急事態に、浪費家の姑・芳乃まで
引き取るハメになり、篤子の努力もむなしく、
いよいよ貯金が底をつく後藤家だったが…。
<allcinema>
◆
65歳以降にかかる生活費2千万円問題に掛け
節約主婦に襲い掛かる突然の出費を面白おかしく描く本作は
ヒューマンコメディとしてなかなかの快作に仕上がっていた。
涙あり、笑いありの本作は葬儀費や子供の結婚資金など
家のローンや老いた義母の面倒も含め、どうやりくりしていくのか
節約をモットーにしている主婦にはかなりのストレスとなる。
50代夫婦で現時点の預金残高700万円に不安を募らせる。
現実的にかかった費用をポップアップで金額を表示させる演出は
通帳残高みたいで凝視する。
預金がどんどん減っていき、自分のバイトの打ち切りや
夫の会社の倒産など、それでもがんばって前へ進もうともがき
ひとりでアタフタする姿は決して他人事ではない。
結局、義妹夫婦から老いた姑を引き取る羽目になり
数々の問題も発生するが、そのなかで徐々に姑との絆が生まれ
資金面でどん底状態だった状態に少しずつ光が差し始める。
待っていればいつかは好転する、そのいい例がこの映画である。
故人の父の最後のひと言「牡丹餅は3つは食えない・・・」
「はあ?」となり、笑えるがとても奥の深い言葉だと後にわかる。
◆
【今週のツッコミ】
・節約主婦の夫って大概こういう家計に無頓着な人が多いよね。
・別居していた実父が亡くなり妹夫婦から喪主の依頼を
簡単に引き受けてしまい、葬儀費400万円すべて持つ流れって。
ある意味、妹夫婦のトリックに騙された感がある。
・参列者300人規模のその金額に愕然とするが、
ふと香典のことを言われ、山積みされる香典袋が頭をよぎるが
当日の参列者がほぼ来ない大誤算。。。
・今の時代、いくら老舗の大将だったとはいえ派手な葬儀は時代錯誤。
コロナ禍で生活費を見直す人90パーセントとネットに出てくる。
家族葬や直葬がイッキに増えている。
故人も残された家族の負担を考え生前に伝えておくべき。
・オレオレ詐欺に引っかかりそうで寸でのところで回避!
と思わせておいて詐欺にかかってしまう姑かな。
・姑役(草笛光子)がドラマを途中から引っ張る展開に。
このひとの名台詞に学ぶ部分が割りと多い。
・婆さんが爺さんに変装!まさかご本人に似せていたとは。
・夫役の松重豊さんの自然体の演技がすごくよかった!
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監督:前田哲
脚本:斉藤ひろし
音楽:富貴晴美
出演:天海祐希、松重豊、新川優愛
『老後の資金がありません!』
コチラもパスしようかと思っていたら、itukaさんの高評価で揺れる~~(^▽^)
「牡丹餅は~」奥が深いの?
気になるじゃん(笑)
尚且つ、ちょっと今どきなネタだったので行ってきましたよ。
泣いて笑って最後はハッピーエンド!っていいですよ~
耳元で蚊の鳴くような声で言う「牡丹餅」発言は
直に聞いた息子さえ意味不明でしたからね
でも最後にその答えが判明するんですよ。
見て損はない映画でした。時間が合えば一度ご覧あれ~(笑)
itukaさんの★4個で観てきました。
金銭感覚、大いにうなづくところでした。
面白かったです。
>節約主婦の夫って大概こういう家計に無頓着な人が多いよね。
まさに我が家はその通りで、旦那の確定申告も
すべてわったしの仕事です(-_-;)
あのお庭のヨガ教室、ぜひ通いたい!
レッスン料もむちゃくちゃ安いし(笑)
うわ!それすごく羨ましいです!
ワタシ恥ずかしながら今まで生きてきて一度も確定申告したことがないんです。
来年から必要に迫られてしなければいけないんですけど
mariyonさんに詳しくお伺いしようかな~(←初めてだから訳わからない)
本作、セレブの姑がなかなかのやり手でしたね(笑)