評価★★★☆【3,5点】
幻影の女サンディの立ち居振る舞いに圧倒される。
◆
ファッションデザイナーを夢見てデザイン学校に入学し、
憧れのロンドンへと出てきたエロイーズ。
寮での生活に馴染めず、ソーホー地区で下宿生活を始めることに。
するとその晩、眠りについた彼女は、
夢の中で60年代のソーホーに暮らしていた歌手志望の若い女性
サンディとシンクロしてしまう。
サンディの身体を通して華やかな60年代のロンドンを味わい、
楽しい日々を送るようになるエロイーズだったが…。
<allcinema>
◆
田舎からロンドンへ上京した服飾デザイナーの卵が
あるアパートに住むことになったところから
夢にでてくる一人の女性の虜になっていく。
いつしか夢の中の女性サンディから目が離せなくなり
服飾デザインスタイル画もサンディをモデルにすることで
次つぎ斬新なアイデアが溢れだし教員に絶賛される。
毎夜、夢の中で会えるサンディを追い続けるうち
エリー本人もサンディとそっくりな外見になっていくから
この時点で、もはやストーカーといっていいくらいだ。
そんなある夜、サンディの殺人現場を目の当たりにする。
そして、ここからストーリーは大きく動き始め
サンディが殺害された夢は本物なのかどうか
50年前に起こったとされる殺人事件を自力で追うことに。
半世紀以上も前のサンディと現代の自分が
幻想シンクロしていく映像はスタイリッシュで美しい。
劇中に流れるレトロな楽曲や街に飾られているポスターなど
まさに60年代の活気あるお洒落なロンドンそのもの。
今までにないタイプのホラー映画と言えばいいのか
幻想が生む夢と現実の境界線があいまいになる作品で
真っ先に過るのは、あの『マルホランド・ドライブ』だが
そこまで難解な作風ではないので下手な推理が必要ない分
割りと観易くなっているからありがたい。
◆
【今週のツッコミ】
・サンディの生きた時代と自分のいる現代の時間軸に対し
首のキスマークの謎は。。。
・ジャックと思わせておいて、小さなどんでん返しが
作品中、唯一「おぉ~!」となったところかもしれない。
・サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイは
『クイーンズ・ギャンビット』からイッキに花開いた感じ。
・今回もときどき天井を眺めるシーンがあったけど
チェスが映ってたんじゃないよね。
・木造アパートに無数の屍ってだけで、よくあそこで寝てたな。
あとでゾッとする奴ですね。
にしても腐敗臭は排水管のフタだけで追いつかないだろ。
・ゾンビ風の悪霊が襲ってくると見せかけておいて。。。
『アバター』でオマティカヤ族への襲撃破壊の際に見た
ナイフを手にジェイクに近寄るネイティリ母さん思い出す。
----------------------------------------------------------------------------------
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
音楽:スティーヴン・プライス
出演:トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス
『ラストナイト・イン・ソーホー』
幻影の女サンディの立ち居振る舞いに圧倒される。
◆
ファッションデザイナーを夢見てデザイン学校に入学し、
憧れのロンドンへと出てきたエロイーズ。
寮での生活に馴染めず、ソーホー地区で下宿生活を始めることに。
するとその晩、眠りについた彼女は、
夢の中で60年代のソーホーに暮らしていた歌手志望の若い女性
サンディとシンクロしてしまう。
サンディの身体を通して華やかな60年代のロンドンを味わい、
楽しい日々を送るようになるエロイーズだったが…。
<allcinema>
◆
田舎からロンドンへ上京した服飾デザイナーの卵が
あるアパートに住むことになったところから
夢にでてくる一人の女性の虜になっていく。
いつしか夢の中の女性サンディから目が離せなくなり
服飾デザインスタイル画もサンディをモデルにすることで
次つぎ斬新なアイデアが溢れだし教員に絶賛される。
毎夜、夢の中で会えるサンディを追い続けるうち
エリー本人もサンディとそっくりな外見になっていくから
この時点で、もはやストーカーといっていいくらいだ。
そんなある夜、サンディの殺人現場を目の当たりにする。
そして、ここからストーリーは大きく動き始め
サンディが殺害された夢は本物なのかどうか
50年前に起こったとされる殺人事件を自力で追うことに。
半世紀以上も前のサンディと現代の自分が
幻想シンクロしていく映像はスタイリッシュで美しい。
劇中に流れるレトロな楽曲や街に飾られているポスターなど
まさに60年代の活気あるお洒落なロンドンそのもの。
今までにないタイプのホラー映画と言えばいいのか
幻想が生む夢と現実の境界線があいまいになる作品で
真っ先に過るのは、あの『マルホランド・ドライブ』だが
そこまで難解な作風ではないので下手な推理が必要ない分
割りと観易くなっているからありがたい。
◆
【今週のツッコミ】
・サンディの生きた時代と自分のいる現代の時間軸に対し
首のキスマークの謎は。。。
・ジャックと思わせておいて、小さなどんでん返しが
作品中、唯一「おぉ~!」となったところかもしれない。
・サンディ役のアニャ・テイラー=ジョイは
『クイーンズ・ギャンビット』からイッキに花開いた感じ。
・今回もときどき天井を眺めるシーンがあったけど
チェスが映ってたんじゃないよね。
・木造アパートに無数の屍ってだけで、よくあそこで寝てたな。
あとでゾッとする奴ですね。
にしても腐敗臭は排水管のフタだけで追いつかないだろ。
・ゾンビ風の悪霊が襲ってくると見せかけておいて。。。
『アバター』でオマティカヤ族への襲撃破壊の際に見た
ナイフを手にジェイクに近寄るネイティリ母さん思い出す。
----------------------------------------------------------------------------------
監督:エドガー・ライト
脚本:エドガー・ライト、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ
音楽:スティーヴン・プライス
出演:トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス
『ラストナイト・イン・ソーホー』
>まさに60年代の活気あるお洒落なロンドンそのもの...
ですよね。ソーホーの街を完璧再現!
街での上映映画が「007 サンダーボール作戦」だったのを思い出しました。
ダイアナ・リグの「女王陛下の007」にすれば良かったのにと思ったわたしでした。
独特の魅力を放つアニャと、全く違った魅力のキュートなトーマシンがダブるシーンはナイスでしたね。
追っかけというより、たまに作品が被ったという方が合ってるのかもしれません。
ソーホーの街並みが魅力的でしたね。
>ダイアナ・リグの「女王陛下の007」にすれば良かったのに
あ、確かにそっちの方が本作品的にはピッタリフィットしてますね。
アニャ・テイラー=ジョイのことはシャマラン監督作「スプリット」「ミスター・ガラス」で知りましたが
彼女の本当の魅力を見出せた「クイーンズ・ギャンビット」はTVシリーズとはいえ面白かったです。
ホント、あの首のキスマークは謎でしたよね…
深く考えると寝られなくなってしまう位謎です。
で、考えつかれて寝ちゃうと60年代の夢を見る。あ…終わらない。
ジャックが付けたと思い込み恥じらう姿がどこか微笑ましかったですね。
あんな時代はとうに過ぎ去ってしまったワタシは自分のことのようにウキウキしてました(←エロ親父か)