評価:★★★★【4点】
かなり地味だけど上質なミステリー映画に惹き込まれた。
冒頭からポランスキー節炸裂ってやつですかね。
怪しさテンコ盛りの作品世界には
主人公同様観てる者も好奇心から深みにはまっていってしまいます。
◇
英国の元首相アダム・ラングの自叙伝執筆を依頼された一人のゴーストライター。
政治に興味のない彼は気乗りしないままに、
ラングが滞在するアメリカ東海岸の孤島へと向かう。
そこでラングへの取材をしながら、
フェリーから転落死したという前任者の仕事を引き継ぎ、原稿を書き進めていく。
しかし次第に、ラングの過去に対する疑問がわき上がってくる。
そして、いつしか真相に迫ろうと深追いしてしまうゴーストライターだったが…。
<allcinema>
◇
常にうす暗く、重い雰囲気にしているのは
ある意味、謎解き世界感を効果的に見せつけるには有効な手段なのでしょう。
元英国首相のゴーストライターであった前任者の書きかけの資料には
プロが執筆したとは思えないような無駄な部分が多々あった。
こういうところを筆頭に全編に於いて不可解な印象を与える見せ方は
実に巧く描かれていて、登場人物すべてが何かを隠し持っているのではないか。
ソレを知ってしまうととんでもなく大変なことになってしまう怖さが
終始付きまとっていて、主人公ユアンくんのキャラがさらに功を奏して
深みに嵌まっていく自分が制御できないとまではいかなくても
それに近いモノがあったということでしょうか。
元英国首相はもちろん秘書のアメリア、妻のルースの描かれ方が
もはやスリラー映画にも匹敵するくらいミステリアスでとても良いのです(笑)
本作、ラストには謎が解決されるんだけど、もうひとつスッキリしないのは
何故なんでしょう!
たぶんに、元首相、秘書、妻のだれでもいいからもう一歩踏み込んだところが
あれば納得できたのかもしれない。
衝撃的な終わり方をしてる分、もったいない気持がちょっとね~。
おまけ)
・ちょっと、ヒッチコックテイスト入ってますみたいなところは
あの不思議な音楽からそう思ったのかも。
・海流に詳しい老人ってイーライ・ウォラックだったのね!
ココ最近、秀作に引っ張りだこで、これぞ大器晩成ってやつなのか(おい)
・キム・キャトラルとオリヴィア・ウィリアムズってどちらも
ヘビー級のボクサーのような威圧感ありました^^;
下手するとユアンくんが子犬のように見えてしまうほどだった(こら)
・カーナビの目的地履歴がキーとなった映画は初体験のワタシです^^
ココでちょと疑問、目的地に到達してないから再度案内したのでは?
映画ではエメット邸にちゃんと着いてたはずだし。。。
BMWの純正ナビ仕様なのかな。
・本作と近日公開の『フェア・ゲーム』ナオミ・ワッツ主演はセットで鑑賞したい。
-------------------------------------------------------------------
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス/ロマン・ポランスキー/
撮影:パヴェル・エデルマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ユアン・マクレガー/ピアース・ブロスナン/キム・キャトラル/
オリヴィア・ウィリアムズ/トム・ウィルキンソン/ティモシー・ハットン/
『ゴーストライター』
かなり地味だけど上質なミステリー映画に惹き込まれた。
冒頭からポランスキー節炸裂ってやつですかね。
怪しさテンコ盛りの作品世界には
主人公同様観てる者も好奇心から深みにはまっていってしまいます。
◇
英国の元首相アダム・ラングの自叙伝執筆を依頼された一人のゴーストライター。
政治に興味のない彼は気乗りしないままに、
ラングが滞在するアメリカ東海岸の孤島へと向かう。
そこでラングへの取材をしながら、
フェリーから転落死したという前任者の仕事を引き継ぎ、原稿を書き進めていく。
しかし次第に、ラングの過去に対する疑問がわき上がってくる。
そして、いつしか真相に迫ろうと深追いしてしまうゴーストライターだったが…。
<allcinema>
◇
常にうす暗く、重い雰囲気にしているのは
ある意味、謎解き世界感を効果的に見せつけるには有効な手段なのでしょう。
元英国首相のゴーストライターであった前任者の書きかけの資料には
プロが執筆したとは思えないような無駄な部分が多々あった。
こういうところを筆頭に全編に於いて不可解な印象を与える見せ方は
実に巧く描かれていて、登場人物すべてが何かを隠し持っているのではないか。
ソレを知ってしまうととんでもなく大変なことになってしまう怖さが
終始付きまとっていて、主人公ユアンくんのキャラがさらに功を奏して
深みに嵌まっていく自分が制御できないとまではいかなくても
それに近いモノがあったということでしょうか。
元英国首相はもちろん秘書のアメリア、妻のルースの描かれ方が
もはやスリラー映画にも匹敵するくらいミステリアスでとても良いのです(笑)
本作、ラストには謎が解決されるんだけど、もうひとつスッキリしないのは
何故なんでしょう!
たぶんに、元首相、秘書、妻のだれでもいいからもう一歩踏み込んだところが
あれば納得できたのかもしれない。
衝撃的な終わり方をしてる分、もったいない気持がちょっとね~。
おまけ)
・ちょっと、ヒッチコックテイスト入ってますみたいなところは
あの不思議な音楽からそう思ったのかも。
・海流に詳しい老人ってイーライ・ウォラックだったのね!
ココ最近、秀作に引っ張りだこで、これぞ大器晩成ってやつなのか(おい)
・キム・キャトラルとオリヴィア・ウィリアムズってどちらも
ヘビー級のボクサーのような威圧感ありました^^;
下手するとユアンくんが子犬のように見えてしまうほどだった(こら)
・カーナビの目的地履歴がキーとなった映画は初体験のワタシです^^
ココでちょと疑問、目的地に到達してないから再度案内したのでは?
映画ではエメット邸にちゃんと着いてたはずだし。。。
BMWの純正ナビ仕様なのかな。
・本作と近日公開の『フェア・ゲーム』ナオミ・ワッツ主演はセットで鑑賞したい。
-------------------------------------------------------------------
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス/ロマン・ポランスキー/
撮影:パヴェル・エデルマン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ユアン・マクレガー/ピアース・ブロスナン/キム・キャトラル/
オリヴィア・ウィリアムズ/トム・ウィルキンソン/ティモシー・ハットン/
『ゴーストライター』
こういう雰囲気がやっぱり好き。
ラストもカッコよかったです。
タイトルがニコラス・ケイジ系とややこしいんですが、
面白そうですね。
高松で待ってみます、ワタシなりに(・ω・)
ですよねぇ~
孤島の別荘がなかなかヨカッタ♪済みたくないけど(笑)
>本作と近日公開の『フェア・ゲーム』ナオミ・ワッツ主演はセットで鑑賞したい
え?そうなんですか?φ(..)メモメモ
この雰囲気をいつまでも味わっていたい気分でした(笑)
最初から惹き込まれてしまって、これテレビシリーズになっても良いくらい好きです。
ラストの急展開はなかなかのモノ。
衝撃音の後、見せない演出は余韻を残しましたよね~^^
年間100本はもう無理と悟りました。
JBの首相ってどうよ?みたいな不安は最初ありましたけど
映画の進行とともに「だから彼じゃないといけなかったんだ」と納得できますよ^^
ニコラスくんの映画と間違って観に行くのは乱視の方なのかな(濁点見えませんみたいな)^^;
カイル・マクラクランが出てた昔のテレビシリーズ系みたいでお薦めです。
あの孤島の別荘は気味が悪かったです(笑)
いくら静かといえども、ちょっとね~
あの朝食も冷たそうで冬に食べるには頂けません^^;
配食スタッフの顏見てジュースに何か入ってるんでは?と深読みしてしまいました。
『フェアゲーム』これチョット期待してるんですがどうなることやら^^
これって、結構評判が良いんですね。
面白いことは面白かったけど、私は普通って感じでした。
そう、ナビでしょう~。
警察の検分はなかったんでしょうかねぇ(たどりつけるのに)
まあこの手の映画に警察が優秀だったらお話にはならないんだけど、それにしてもね…。
ゴーストと接触するのが一番多いから、あの人が決まりだろうとは思ったけど、真相はそんなモン?と思っちゃいました。
雰囲気の良さと、巻き込まれユアン(最初は、ライダーのニコちゃんだったらしいです~苦笑)あとラストが秀悦でした!!
あっ、女性の誘惑に弱いのは、「ナインスゲート」のコルソと同じだと思いましたよ(爆)
さて、良いも悪いもCIA(爆)
私もナオミが楽しみです♪
同時にカキコしてたとは。。。(笑)
深夜に時間を共有してるみたいで楽しいね^^
本作の主演がまさかの二コちゃんだったとは驚きですよ!
ちょっとイメージ湧きません(爆)
か弱いユアンくんが主役だったからこその映画と思ってますよ^^
そういや地元警察の捜査らしきものなかったですね。
考えたらおかしなものですが、気が付かなかった(笑)
そうそうラストの展開は一気に魅せてくれましたよね。
あそこでドッカ~ンは余りにも理不尽です^^;
『ナインスゲート』のコルソなのね!って未見だわ^^
ジョニー&ポランスキーなんですね。チョット興味深々!
ここのところナオミ・ワッツの作品は秀作ぞろいで『フェアゲーム』も早く観たいです。
訂正、了解です^^
嫌いなタイプの映画じゃないんですが、なぜかうまく入り込めなかったんです。
普通の人間のユアン君は、嫌いじゃないんですが…(-_-;)
すっかり秋ですね~。
この季節が年間通じて一番好きです(笑)
映画ってその時の体調とか気分、はたまた環境なんかでいろんな感想になると思います。
ワタシはそこが面白い派なんですよ^^
一旦入り込めないと粗が気になってしまうのも同じです。
ユアンくんのイメージってもう固定みたいな感じですね(笑)