評価★★★★【4点】
さすが、歌うま青年と楽曲のよさが心地よい!
◆
母と2人暮らしの高校生エヴァン・ハンセンは、
学校に友だちのいない孤独な日々を送っていた。
ある日、セラピーの一環で自分あてに書いた手紙を、
彼が秘かに思いを寄せていたゾーイの兄コナーに奪われてしまう。
後日、校長に呼び出されたエヴァンは、
コナーが自殺したことを知らされる。
しかも、コナーがエヴァンから奪った手紙を見た両親は
2人が親友だったと勘違いしていた。
彼らを悲しませたくない一心で、ありもしないコナーとの思い出を
話して聞かせるエヴァンだったが…。
<allcinema>
◆
ひょんなことから、ちいさな嘘をついてしまったエヴァンは
同級生のSNS発信で嘘が世界規模まで拡散していき
ついには、取り返しのつかない事態となってしまう。
コナーの自殺により両親が形見となった手紙を持って来る。
その手紙には「親愛なるエヴァンへ・・・」と綴られていたため
常に一人ぼっちで孤独なコナーと認識していた両親は
「彼にも友達がいたのね、あなたが唯一の友達だった」と言い
生前の彼の思い出をいろいろ話してほしいということだった。
だが、しかし
それはコナーが書いたものではなく、心身症を患っている
エヴァンがセラピーからの宿題として自分自身に送った手紙。
それをただ、コナーに横取りされたものだったし
彼とは親友でもなければ友達でもなかったから、さあ大変!
勝手に誤解してるし、本当のことをここで話してもいいけど
両親、とくに母親のエイミー・アダムスの憔悴しきった
あの表情を前にして己の身が竦んでしまったことは間違いない。
それに、コナーの美人の妹に恋こがれる自分もいることだし
ここでうまく行けば、彼女との距離が縮まるかも!
こんなことを、わずかな時間で損得勘定したのがいけなかった。
真実を知るのはエヴァンと捏造を手伝った友人のジャレッドだけ。
こういう時って大概そうだけど、学校に一人はいる部外介入。
学生生活をエンジョイするためになにをするべきか!と
常に学校全体を俯瞰することができ、それを自分の使命と信じる子。
その子が「コナーを忍ぶ会」の開催を提案してきたから
エヴァンの意図しない方向にどんどん進み始めていく。。。
それってさすがにヤバいよ!嘘ついてるオレのことも考えてくれ
これ以上のウソの上塗りは心身的に辛いのよ。
と、こんな心の声が聞こえてくるようだった。
◆
【今週のツッコミ】
・エヴァンとゾーイの関係に暗雲が立ち込める。
ウソがいつバレるかの緊張感がサスペンス映画のよう。
・冒頭からいきなり歌い始めたから、セリフが全部歌?
これワタシのいちばん苦手とする奴だわ!だったが違った。
・生徒会役員みたいな子のキャラクターが気に入った。
『モアナと伝説の海』や『ラーヤと龍の王国』系の
ディズニーアニメの主人公のようなルックスに座布団一枚!
・スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』の
前座的作品という位置づけをした本作だったが
楽曲の良さとシンプルストーリーが相まって予想以上の出来。
----------------------------------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・チョボスキー
脚本:スティーヴン・レヴェンソン
音楽:ダン・ローマー
出演:ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、ジュリアン・ムーア
『ディア・エヴァン・ハンセン』
さすが、歌うま青年と楽曲のよさが心地よい!
◆
母と2人暮らしの高校生エヴァン・ハンセンは、
学校に友だちのいない孤独な日々を送っていた。
ある日、セラピーの一環で自分あてに書いた手紙を、
彼が秘かに思いを寄せていたゾーイの兄コナーに奪われてしまう。
後日、校長に呼び出されたエヴァンは、
コナーが自殺したことを知らされる。
しかも、コナーがエヴァンから奪った手紙を見た両親は
2人が親友だったと勘違いしていた。
彼らを悲しませたくない一心で、ありもしないコナーとの思い出を
話して聞かせるエヴァンだったが…。
<allcinema>
◆
ひょんなことから、ちいさな嘘をついてしまったエヴァンは
同級生のSNS発信で嘘が世界規模まで拡散していき
ついには、取り返しのつかない事態となってしまう。
コナーの自殺により両親が形見となった手紙を持って来る。
その手紙には「親愛なるエヴァンへ・・・」と綴られていたため
常に一人ぼっちで孤独なコナーと認識していた両親は
「彼にも友達がいたのね、あなたが唯一の友達だった」と言い
生前の彼の思い出をいろいろ話してほしいということだった。
だが、しかし
それはコナーが書いたものではなく、心身症を患っている
エヴァンがセラピーからの宿題として自分自身に送った手紙。
それをただ、コナーに横取りされたものだったし
彼とは親友でもなければ友達でもなかったから、さあ大変!
勝手に誤解してるし、本当のことをここで話してもいいけど
両親、とくに母親のエイミー・アダムスの憔悴しきった
あの表情を前にして己の身が竦んでしまったことは間違いない。
それに、コナーの美人の妹に恋こがれる自分もいることだし
ここでうまく行けば、彼女との距離が縮まるかも!
こんなことを、わずかな時間で損得勘定したのがいけなかった。
真実を知るのはエヴァンと捏造を手伝った友人のジャレッドだけ。
こういう時って大概そうだけど、学校に一人はいる部外介入。
学生生活をエンジョイするためになにをするべきか!と
常に学校全体を俯瞰することができ、それを自分の使命と信じる子。
その子が「コナーを忍ぶ会」の開催を提案してきたから
エヴァンの意図しない方向にどんどん進み始めていく。。。
それってさすがにヤバいよ!嘘ついてるオレのことも考えてくれ
これ以上のウソの上塗りは心身的に辛いのよ。
と、こんな心の声が聞こえてくるようだった。
◆
【今週のツッコミ】
・エヴァンとゾーイの関係に暗雲が立ち込める。
ウソがいつバレるかの緊張感がサスペンス映画のよう。
・冒頭からいきなり歌い始めたから、セリフが全部歌?
これワタシのいちばん苦手とする奴だわ!だったが違った。
・生徒会役員みたいな子のキャラクターが気に入った。
『モアナと伝説の海』や『ラーヤと龍の王国』系の
ディズニーアニメの主人公のようなルックスに座布団一枚!
・スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』の
前座的作品という位置づけをした本作だったが
楽曲の良さとシンプルストーリーが相まって予想以上の出来。
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監督:スティーヴン・チョボスキー
脚本:スティーヴン・レヴェンソン
音楽:ダン・ローマー
出演:ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、ジュリアン・ムーア
『ディア・エヴァン・ハンセン』
LINEでおしゃべりする今の時代に似た感じで興味深く鑑賞しました。
楽曲がナイスでしたね。皆歌上手いし。とても見応えのあるドラマでした。
期待していなかったので尚更でした。
それぞれの息子の母を演じるジュリアン&エイミーも良かったです。
主人公の精神疾患によるものであることが判明してから「そういうことね」と安心しました。
対話が苦手でもメロディに乗せるとスラスラ言えるって
日本の選挙活動でもマンネリ化された演説聞くくらいなら、
ベン・プラットのような歌声でマニフェストを公言してほしいです(←なんのことだよ)
音楽は良かったけど、やっぱり現実からは離れすぎてて違和感がふつふつと湧き上がってきて。
みんないい人っていうのも。。。
コナーをしのぶ会を立ちあげた女の子も、自己顕示欲とかでないし、
コナーの家族、あんんなにいい両親なのに、なんでコナーはあんんふうになってしまったの?彼の苦しみはなんだったの?と、そちらに気持ちがいってしまいました。
嘘だと告白してからエヴァンへの周囲の扱いとかもかなりソフトですよね。SNSはもっと恐ろしいかと(-_-;)
一番の違和感はエヴァンが高校生に見えなかったことかも(笑)
コナーの内面がまったく描かれてないため
彼の背景が全然見えないという、ある意味設定ありきみたいな感じで
こういう設定だから仕方ないでしょっ!て言われたらそれまでですからね。
コナーを忍ぶ会を立ち上げた女の子って、性格を抜きにするならワタシのタイプ(←おいおい)
>嘘だと告白してからエヴァンへの周囲の扱いとかもかなりソフトですよね。SNSはもっと恐ろしいかと(-_-;)
最近なら例の「テラスハウス」が番組上かなり叩かれてましたね。
本作の方はシカト程度でしたもんね。生易しすぎる。