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評価★★★★【4点】
現代版『恐怖の報酬』といっても納得できる。
◆
カナダ北部の鉱山で崩落事故が起こり、作業員26名が
閉じ込められてしまう。
救出のためには巨大な装置を30時間以内に
現場に届けなければならなかったが、重すぎるために
飛行機が使えず、トラックでしか運べないと判明。
しかも最短コースとなる
氷の道“アイス・ロード”を通らなければならなかった。
しかし4月となった今は既に閉鎖されていて、
そこを重い機材を積んだ巨大トラックで走るのは
あまりにも危険な賭けだった。
それでもミッションを請け負った運輸会社の経営者
ジム・ゴールデンロッドのもとには、
アイス・ロードの経験もあるベテランのマイク・マッキャンをはじめ、
腕に覚えのあるトラックドライバーが集まり、
彼らが運転する3台の巨大トラックは、重い機材とともに
事故現場へ向けてアイス・ロードを走り始めるのだったが…。
<allcinema>
◆
『恐怖の報酬』は積荷(ニトロ)を振動させ大爆発の恐怖。
こちらは溶けかかったアイスロードがいつ割れるかの恐怖。
一発爆死と泳げば助かるだろ!という差はあるけど
鉱山の26名も息絶えるサスペンスも加わるからいい勝負(←おい)
鉱山トンネル事故で生き埋めとなった26名の作業員を救うため
重い機材を最短ルートで現地に運ぶまでを描いたシンプル映画。
2015年の『マッドマックス/怒りのデスロード』のように
行って帰ってくるだけの往復するドラマよりさらに上をいく
ただ行くだけの片道きっぷのドラマとなっている。
しかし、こういうシンプルさ故、没入感が半端なく
普段、知ることのない大型トレーラーの特性や機動力など
シロウトとして大いに学び得ることができ
ある意味、ハウツー映画として、また、危険予知ビデオとして
とても参考になる動画と決め打ちしたくなるわ。
ここのところ、リーアム・ニーソンは年齢とともに
年相応のヒーロー像が定着していて、嘗ての無敵の工作員という
印象は影を潜めている。
次回作も『マークスマン』で元海兵隊員狙撃兵という役どころ。
まだまだ体が動けるうちは等身大のヒーローとして
少しでも多くの作品に出られることを期待してますよ。
◆
【今週のツッコミ】
・主人公の弟は退役軍人で頭部の負傷で失語症を患っている。
今回は娘でも息子でもない新しい家族設定ですね。
・鉱山崩落事故を受け、機材を運搬するプロドライバーを募集。
大概こういうときは、はみ出し者が集まってくるのが通例で
今回もそれにもれなく当てはまります。
・その中に主人公の弟がメカニックとしてテストを受けるが
まさかまさかの驚くようなスキルで的確に試験をこなす!
同僚にバカにされていた男の真髄シーンに感涙するワタシ。
・トレーラーが横転したときの対処法を初めて知った。
ウインチであんなことができるのね!みたいな。
・ワイヤーで引っ張るときは足元ヨシ!の指差し呼称をしよう。
・ナイフでロープを切れ!ではなく足首切れば命は助かるよ。
『ウォーキングデッド』のメルルの手首みたいに。
・全員が救出に命を懸けているわけではないことが徐々に判明。
スパイ工作した奴は誰?鉱山会社上層部の事故後の陰謀論。
・最初から最後までこれだけ緊張感を持続させたのは
無駄なサイドストーリーをすべてカットしたおかげといえる。
時間との闘いが念頭にあるからこの演出は成功ですね。
・トレーラーヘッドでドリフト走行する女性ドライバー。
・アイスロードに支柱を立てる際に使ったドリルって
運搬機材の道具なんだろうけど電気はどこから取ったの。
・九死に一生となる正義の味方のネズミちゃんに拍手!
本作のMVPはこのネズミちゃんかもしれない。
・4月のアイスロードはすでに閉鎖されてるが特例で開放される。
目の前で波打つアイスロードの恐怖って半端ない。
割れるかも?というより先に酔いそうだった。
・閉じ込められた26名の作業員の酸素との闘いも見どころのひとつ。
30時間に迫ったところで“人減らし”が提案される。
------------------------------------------------------------------------------------------
監督:ジョナサン・ヘンズリー
脚本:ジョナサン・ヘンズリー
音楽:マックス・アルジ
出演:リーアム・ニーソン、ローレンス・フィッシュバーン、ベンジャミン・ウォーカー
『アイスロード』
現代版『恐怖の報酬』といっても納得できる。
◆
カナダ北部の鉱山で崩落事故が起こり、作業員26名が
閉じ込められてしまう。
救出のためには巨大な装置を30時間以内に
現場に届けなければならなかったが、重すぎるために
飛行機が使えず、トラックでしか運べないと判明。
しかも最短コースとなる
氷の道“アイス・ロード”を通らなければならなかった。
しかし4月となった今は既に閉鎖されていて、
そこを重い機材を積んだ巨大トラックで走るのは
あまりにも危険な賭けだった。
それでもミッションを請け負った運輸会社の経営者
ジム・ゴールデンロッドのもとには、
アイス・ロードの経験もあるベテランのマイク・マッキャンをはじめ、
腕に覚えのあるトラックドライバーが集まり、
彼らが運転する3台の巨大トラックは、重い機材とともに
事故現場へ向けてアイス・ロードを走り始めるのだったが…。
<allcinema>
◆
『恐怖の報酬』は積荷(ニトロ)を振動させ大爆発の恐怖。
こちらは溶けかかったアイスロードがいつ割れるかの恐怖。
一発爆死と泳げば助かるだろ!という差はあるけど
鉱山の26名も息絶えるサスペンスも加わるからいい勝負(←おい)
鉱山トンネル事故で生き埋めとなった26名の作業員を救うため
重い機材を最短ルートで現地に運ぶまでを描いたシンプル映画。
2015年の『マッドマックス/怒りのデスロード』のように
行って帰ってくるだけの往復するドラマよりさらに上をいく
ただ行くだけの片道きっぷのドラマとなっている。
しかし、こういうシンプルさ故、没入感が半端なく
普段、知ることのない大型トレーラーの特性や機動力など
シロウトとして大いに学び得ることができ
ある意味、ハウツー映画として、また、危険予知ビデオとして
とても参考になる動画と決め打ちしたくなるわ。
ここのところ、リーアム・ニーソンは年齢とともに
年相応のヒーロー像が定着していて、嘗ての無敵の工作員という
印象は影を潜めている。
次回作も『マークスマン』で元海兵隊員狙撃兵という役どころ。
まだまだ体が動けるうちは等身大のヒーローとして
少しでも多くの作品に出られることを期待してますよ。
◆
【今週のツッコミ】
・主人公の弟は退役軍人で頭部の負傷で失語症を患っている。
今回は娘でも息子でもない新しい家族設定ですね。
・鉱山崩落事故を受け、機材を運搬するプロドライバーを募集。
大概こういうときは、はみ出し者が集まってくるのが通例で
今回もそれにもれなく当てはまります。
・その中に主人公の弟がメカニックとしてテストを受けるが
まさかまさかの驚くようなスキルで的確に試験をこなす!
同僚にバカにされていた男の真髄シーンに感涙するワタシ。
・トレーラーが横転したときの対処法を初めて知った。
ウインチであんなことができるのね!みたいな。
・ワイヤーで引っ張るときは足元ヨシ!の指差し呼称をしよう。
・ナイフでロープを切れ!ではなく足首切れば命は助かるよ。
『ウォーキングデッド』のメルルの手首みたいに。
・全員が救出に命を懸けているわけではないことが徐々に判明。
スパイ工作した奴は誰?鉱山会社上層部の事故後の陰謀論。
・最初から最後までこれだけ緊張感を持続させたのは
無駄なサイドストーリーをすべてカットしたおかげといえる。
時間との闘いが念頭にあるからこの演出は成功ですね。
・トレーラーヘッドでドリフト走行する女性ドライバー。
・アイスロードに支柱を立てる際に使ったドリルって
運搬機材の道具なんだろうけど電気はどこから取ったの。
・九死に一生となる正義の味方のネズミちゃんに拍手!
本作のMVPはこのネズミちゃんかもしれない。
・4月のアイスロードはすでに閉鎖されてるが特例で開放される。
目の前で波打つアイスロードの恐怖って半端ない。
割れるかも?というより先に酔いそうだった。
・閉じ込められた26名の作業員の酸素との闘いも見どころのひとつ。
30時間に迫ったところで“人減らし”が提案される。
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監督:ジョナサン・ヘンズリー
脚本:ジョナサン・ヘンズリー
音楽:マックス・アルジ
出演:リーアム・ニーソン、ローレンス・フィッシュバーン、ベンジャミン・ウォーカー
『アイスロード』
おや、今回はお珍しくツッコミどころが書かれていない…
私は結構突っ込んじゃいました。まあ、そんな目くじら立てることでもないんですけど(笑)。
「危険予知ビデオ」確かに、確かに。
でもこの狭~い上に湖凍らない日本では、私には活用できそうにない…
もちろん、ケンワースも買えないし(笑)。
こういう映画はこういう流れだからこういうもんだろう!的な乗っかり方してましたから
ワタシのピンポン玉クラスの脳みそフル回転でこれですよ(笑)
ケンワース1台2200万円って意外と安いと思いましたよ。
日野のトレーラーとほぼ同じ。(ワタシは到底買えないけど、いや要らないし)
ただ真っ直ぐ走るだけなのに、スリル満点で楽しめる映画でしたね。
自然の驚異と闘うという設定がリアルで良かったです。
早い段階でもう終わったじゃん!と思わせるトラックの横転を立て直すところは感動しました!
しかも氷の上まで!
さすがはアメリカと思いました。
リーアムおじさん、工作員なんかより
ずっとこちらがあっている感じ。
パパでないのも良かったです。
そうそう、アイスロード入ってまもなく横転って、ここからどうやって話を立て直すんだろう?でした。
まさかウィンチでいとも簡単に起こせるなんて初めて知りましたよ。
三角締め、、、じゃなくて三方向からの引っ張りでしたもんね。勉強になりました。
アメリカではケンワースとボルボが人気車種のようです。
溶けかかった氷の上を走る勇気こそヒーローたる所以でしょうか。
三分の一でもたどり着けばいいってことは確率論から言えばSDGsに間違いなくダメな方で引っかかりますね。
リーアム父さんはこれからも庶民的な職業で映画を撮っていってほしいです。
リーアムのアクション映画最高作かもです。
シンプルなストーリーの娯楽作品は頭を空っぽにしてストレス発散にぴったりです。
アメリカやカナダではInternet公開だったようで、日本での一般公開良かったです。
これはやはり大画面、大音響で見たい映画ですからね。
シンプルなドラマだからこそ無駄に考えなくて済むのがいいですよね。
へ~、あちらではネット配信でしたか。
こちらは一般公開されてホントに良かったです。
大画面&大音響に勝るものはありません!
氷の白さと晴天の空の色がきれいでそれだけでも見る価値ありました。