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デビル

2011年07月23日 00時27分16秒 | 映画 た行
評価:★★★☆【3,5点】



上映時間短いこともありダメもと鑑賞したら
これが案外拾いモノだった。

今月に入り休みの曜日変更で新作初日鑑賞ができなくなり
(もちろん金曜公開は逆にラッキーですが)
そして食指の動く作品も『アイアム~』以降ない状態でした。
そんななか、チョイと気になる作品がコレだったのです(笑)

ワタシにとって初日鑑賞がやっと今日ってことです^^;



高層オフィスビルから一人の男性が墜落死したちょうどその時、
互いに見ず知らずの5人の男女が乗り合わせていたエレベーターが
突然の故障で停止する。
閉じ込められた5人が救助を待つ中、一時的に照明が消え、
何も見えなくなった瞬間に若い女が背中を切られ負傷する。
4人の内の誰かが犯人なのは明らかだった。
その様子をビルの警備室で監視カメラ越しに目撃していた警備員は、
整備担当を修理に向かわせるとともに警察に応援を要請するのだが…。
<allcinema>



オープニング・クレジットのバックに映る異様な映像に
どことなく『インセプション』をこじつけたくなった。
またそのとき流れていた音楽も、どこかで聴いたような曲。
なんだかヒッチコック映画に似合いそうな雰囲気を持っていたな~。

で、その異様な映像を映すカメラがワンショットで
ビルに入り、エレベーターの換気孔から真っ逆さまに入っていく。
うわ~!不安定な状態だから、モロに胃袋が浮き上がってしまった(爆)

見ず知らずの男女5人が乗り合わせたエレベーターが地上35階辺りで突然停止する。
いいですね~、こういうの。
話がシンプルなので、どういう風にこの状態を広げていくのか。
単なる会話劇に終始するのかどうなのか。
なんて思っていたら、意外と早い段階で事が進んでいき
警備員から応援を受けたホーデン刑事の的確な指示がとって心地良い。

ひとりまたひとりと密室殺人が行われ、誰が真犯人かを
探る話と並行し、被害を最小にするため時間勝負の救出作戦が
こんなにも緊張するなんて、演出がいいんでしょうね。

そして、ラストのオチどころというか伏線の回収は
巧くまとめたかなという印象でした。
シャマランがらみの映画では個人的名作『ヴィレッジ』の次に優れた作品かも。

劇中にいくつかの名言が出てきたけど忘れちゃった(爆)


おまけ)
・閉じ込められたなかのひとり、若い女が最初こそ高根の花的存在だったけど
 時間の経過とともに、長年連れ添った妻のように見え始めてしまった(爆)
 街でモデル風な女性とすれ違った場合、瞬間的に見とれてしまうが
 一時的にせよ時を一緒に過ごすと、案外、普通だったりするのかも。
 彼女の場合、こういうシチュエーションだから仕方ないとも言えますが^^;

・例えば、自動車事故を起こした場合、ワタシ的に思うことは
 そのときの運の悪いモノ同士が導かれる「出会いの場」と考えている。
 常に感謝の気持ちを持って生きていきたいモノである。
 そうすれば、少なからず運もやってくるのかもしれない(ほんまかいな)^^

--------------------------------------------------
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
脚本:ブライアン・ネルソン
撮影:タク・フジモト
音楽:フェルナンド・ベラスケス


出演:クリス・メッシーナ/ローガン・マーシャル=グリーン/ジェフリー・エアンド/
    ボヤナ・ノヴァコヴィッチ/ジェニー・オハラ/ボキーム・ウッドバイン/


『デビル』

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シャマラン復活は何時?^^; (ituka)
2011-11-16 21:59:34
TiM3さん、こんばんは。

微妙でしたか^^
シャマランらしさは何処に行ってしまったのでしょうね~。
終盤の展開はたしかにがっかりでしたよね(笑)
粘りのない脚本でクランクインさせるスタジオ側にも問題ありそうです^^;
って、これメジャー作品じゃなかったかな。
返信する
☆悪魔も置き引きぐらいはする(=^_^=)☆ (TiM3)
2011-11-16 00:43:10
ばんはです。

3ヵ月以上の遅れ(=^_^=)で、やっと高松に上陸して来た
ので、ミニシアターにて観て来ました☆

ん~ しかし微妙でしたね。

結局は「オカルト路線」に逃げ込む(脚本の)安直さが、好きになれませんでした。

いよいよ枯渇か? シャマラン!
返信する
笛吹働爺さんへ (ituka)
2011-07-27 22:45:59
こんばんは。

『コクリコ坂から』は1963年が舞台なんですね。
この映画タイトルで間違えるのは「ココリコさかから~」って言ってしまうんですよ(笑)
今や3Dアニメ全盛期の時代、敢えてこういうアニメを作ろうとするジブリにポリシーを感じます。
ワタシ的には声優さんのカップルで実写してもらいたいと思ってるんですよ(笑)
『大鹿村騒動記』、原田さんの遺作になってしまいましたね。
なかなか評価高かったんですね。
ワタシの中では原田さんが苦手というのがネックかな~^^;
返信する
mariyonさんへ (ituka)
2011-07-27 22:37:52
こんばんは。

茅ヶ崎の映画館はお子様映画ばかりなのですね。
お気持ち察します。アーメン!(←こら)
こちらのシネコンも今は話題作かお子様映画だけですが
唯一、名古屋の方では単館系でいろいろやってるので時間が取れたら
『ムカデ人間』なんか観に行きたいです。
あと『モンスターズ』という低予算SF映画も期待してるんですよ^^

本作、意外とツボを押さえてて面白かったです。
シャマランがらみの映画では上位に位置するそんな映画でした(*^-゜)vィェィ♪
返信する
スリラーはパス (笛吹働爺)
2011-07-27 19:35:47
というわけで、今日の午後はオフだったので映画を2本続けて見てしまいました。
「コクリコ坂から」 http://kokurikozaka.jp/

ジブリの青春初恋もの? 舞台が1963年なので僕より3年上の世代のお話し、でもまぁ同じ時代と言えよう。懐かしいといえば懐かしい感じかな。 ☆3.5

「大鹿村騒動記」http://ohshika-movie.com/

原田芳雄の遺作だったので是非見たかった。☆4/5。-1は歌舞伎の時のBGMがやかましかった。
返信する
観たかった・・・(-_-;) (mariyon)
2011-07-27 09:53:14
茅ヶ崎の映画館がお子様映画ばっかりやってて、観たいものがない。
まあ、電車に乗って観に行けばいいんですが、それでも、そこも夜しか上映してないのでパスったんですが。。。
面白かったんですか??残念。

観ないことには、シャマランはたまらんとは言えないです。
返信する
はい、残念ながら(笑) (ituka)
2011-07-26 23:17:08
TiM3さん、こんばんは。

狭い空間に見知らぬ者同士ってエレベーターが最も有効なんでしょうね。
ロッカーやトランクとなるとお二人様未満でしょうし
トランクに至っては往年のアメ車くらいですかね~。
ってスーツケースの方じゃないですよね(笑)
それだと今夏公開の名作リメイク作品のオリジナルっぽくてグッドです!(こらこら)^^;
返信する
☆ブラピとハリソンさん☆ (TiM3)
2011-07-26 22:32:20
が出て来るワケじゃないんですね(・ω・)

「狭いシチュエーションのスリラー」って、何処まで
突き詰めて行けるんでしょうねぇ。

ロッカーの中、トランクの中・・とかどうでしょう(=^_^=)
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