評価:★★★☆【3.5点】
大して盛り上がらないが歴史を知る上では面白い映画だった。
これは人物相関図で予習しておかないと置いて行かれることも^^;
なので、ワタシは何度も睡魔との闘いありました。
◇
南北戦争末期。
国を二分した激しい戦いは既に4年目に入り、
戦況は北軍に傾きつつあったが、
いまだ多くの若者の血が流れ続けていた。
再選を果たし、任期2期目を迎えた大統領
エイブラハム・リンカーンは、
奴隷制度の撤廃を定めた合衆国憲法修正第13条の成立に向け、
いよいよ本格的な多数派工作に乗り出す。
しかし修正案の成立にこだわれば、
戦争の終結は先延ばししなければならなくなってしまう。
一方家庭でも、子どもの死などで心に傷を抱える妻メアリーとの口論は絶えず、
正義感あふれる長男ロバートの北軍入隊を、自らの願いとは裏腹に
黙って見届けることしかできない歯がゆさにも苦悩を深めていく。
そんな中、あらゆる手を尽くして
反対派議員の切り崩しに奔走するリンカーンだったが…。
<allcinema>
◇
これは面白い!というより興味深いってやつですね。
現在、我が国でも日本国憲法第9条を改定するしないで揉めてますが
やるならとっととやってしまえよ!
と、リンカーンの言葉が聞こえてきそうです。
自宅の家政婦(自由黒人)との会話に
自由の先の問題点を考えるより、まず自由を手に入れることだと。
その先の事はその度に実験していくしかない。
まったくその通りだと思います。
そこが衝動路線アメリカと慎重路線日本の違いなんだろうか。
【今週のツッコミ】
・冒頭の戦闘シーン、泥まみれで軍服の色が皆黒っぽくなって
自軍を敵と間違えて殺傷した兵士も少なからず居たのでは?^^;
・その戦闘シーンのなかで顔を踏まれ泥水のなかに埋められていた兵士。
あのスタント見て、結構グロ入っているな~と苦笑い。
・自由黒人が出てきた瞬間、『ジャンゴ』を思い出す。
これは是非とも、この二作品は同時期に見るべきと納得する。
・その二作品に出演したのが下院議員役のウォルトン・ゴギンズ。
「ジャンゴ」を「ドジャンゴ~!」と言い放ち息絶えた男です。
・票を獲得するにはいつの世も常に裏工作が。。。
郵便局長ならいいじゃないか!全米で大コケした『ポストマン』の
宣伝部長をやるくらいの意欲を持ってほしいし、そのコツを
ヒッチコックから盗み取るガッツを見せてもらいたい(爆)
・今さらながら南北戦争勃発の理由が分かって良かった(恥)
・リンカーンの息子は4人いたのね。
・スキンヘッドのBOSS伯父さんが異様に脂っぽく感じた。
「サザエさん」ヅラでもいいから装着していた方が安心感があるな。
・そのBOSS伯父さん、アクの強いキャラは未だ健在でした^^
「たかみぃ~しゃかり~」が可愛く感じるほどだ。
・あの原本は折っても大丈夫なの?
・反対59票、賛成119票(だっけ?)、よって2票、、、
ここで画面が切り替わり、その後なんのフォローもないんですけど^^;
・っていうか、開票途中までは接戦だったのにいつのまにか大差(苦笑)
・リンカーンの妻メアリーを演じたサリー・フィールドが
ご本人の画像と瓜二つというのには唸らされた(笑)
・リンカーンの側近(国務長官)のデヴィッド・ストラザーンは
リーダーを補佐する立ち位置の最も似合う俳優であろうか。
有名なのが『ボーン』シリーズのノア・ヴォーゼン役。
・この1年で10歳は老けたなと言われたリンカーン。
闇ではヴァンパイアとの戦いもあり、二足のわらじを踏んでいた。
って、このネタ自体すでに古いし笑えないわ。
・トイレに飾ってあるジョージ・ワシントンの肖像画の件。
リンカーンの語る内容に自然と笑うことができるのは
貴族的見地を常に持っている者だけに与えられるシャレか。
・ワタシの隣に居た熟年カップルのご婦人が選挙で可決された瞬間、号泣!
そこツボだったのですね^^;
--------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ダニエル・デイ=ルイス/サリー・フィールド/
デヴィッド・ストラザーン/ジョセフ・ゴードン=レヴィット/
トミー・リー・ジョーンズ
『リンカーン』
大して盛り上がらないが歴史を知る上では面白い映画だった。
これは人物相関図で予習しておかないと置いて行かれることも^^;
なので、ワタシは何度も睡魔との闘いありました。
◇
南北戦争末期。
国を二分した激しい戦いは既に4年目に入り、
戦況は北軍に傾きつつあったが、
いまだ多くの若者の血が流れ続けていた。
再選を果たし、任期2期目を迎えた大統領
エイブラハム・リンカーンは、
奴隷制度の撤廃を定めた合衆国憲法修正第13条の成立に向け、
いよいよ本格的な多数派工作に乗り出す。
しかし修正案の成立にこだわれば、
戦争の終結は先延ばししなければならなくなってしまう。
一方家庭でも、子どもの死などで心に傷を抱える妻メアリーとの口論は絶えず、
正義感あふれる長男ロバートの北軍入隊を、自らの願いとは裏腹に
黙って見届けることしかできない歯がゆさにも苦悩を深めていく。
そんな中、あらゆる手を尽くして
反対派議員の切り崩しに奔走するリンカーンだったが…。
<allcinema>
◇
これは面白い!というより興味深いってやつですね。
現在、我が国でも日本国憲法第9条を改定するしないで揉めてますが
やるならとっととやってしまえよ!
と、リンカーンの言葉が聞こえてきそうです。
自宅の家政婦(自由黒人)との会話に
自由の先の問題点を考えるより、まず自由を手に入れることだと。
その先の事はその度に実験していくしかない。
まったくその通りだと思います。
そこが衝動路線アメリカと慎重路線日本の違いなんだろうか。
【今週のツッコミ】
・冒頭の戦闘シーン、泥まみれで軍服の色が皆黒っぽくなって
自軍を敵と間違えて殺傷した兵士も少なからず居たのでは?^^;
・その戦闘シーンのなかで顔を踏まれ泥水のなかに埋められていた兵士。
あのスタント見て、結構グロ入っているな~と苦笑い。
・自由黒人が出てきた瞬間、『ジャンゴ』を思い出す。
これは是非とも、この二作品は同時期に見るべきと納得する。
・その二作品に出演したのが下院議員役のウォルトン・ゴギンズ。
「ジャンゴ」を「ドジャンゴ~!」と言い放ち息絶えた男です。
・票を獲得するにはいつの世も常に裏工作が。。。
郵便局長ならいいじゃないか!全米で大コケした『ポストマン』の
宣伝部長をやるくらいの意欲を持ってほしいし、そのコツを
ヒッチコックから盗み取るガッツを見せてもらいたい(爆)
・今さらながら南北戦争勃発の理由が分かって良かった(恥)
・リンカーンの息子は4人いたのね。
・スキンヘッドのBOSS伯父さんが異様に脂っぽく感じた。
「サザエさん」ヅラでもいいから装着していた方が安心感があるな。
・そのBOSS伯父さん、アクの強いキャラは未だ健在でした^^
「たかみぃ~しゃかり~」が可愛く感じるほどだ。
・あの原本は折っても大丈夫なの?
・反対59票、賛成119票(だっけ?)、よって2票、、、
ここで画面が切り替わり、その後なんのフォローもないんですけど^^;
・っていうか、開票途中までは接戦だったのにいつのまにか大差(苦笑)
・リンカーンの妻メアリーを演じたサリー・フィールドが
ご本人の画像と瓜二つというのには唸らされた(笑)
・リンカーンの側近(国務長官)のデヴィッド・ストラザーンは
リーダーを補佐する立ち位置の最も似合う俳優であろうか。
有名なのが『ボーン』シリーズのノア・ヴォーゼン役。
・この1年で10歳は老けたなと言われたリンカーン。
闇ではヴァンパイアとの戦いもあり、二足のわらじを踏んでいた。
って、このネタ自体すでに古いし笑えないわ。
・トイレに飾ってあるジョージ・ワシントンの肖像画の件。
リンカーンの語る内容に自然と笑うことができるのは
貴族的見地を常に持っている者だけに与えられるシャレか。
・ワタシの隣に居た熟年カップルのご婦人が選挙で可決された瞬間、号泣!
そこツボだったのですね^^;
--------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ダニエル・デイ=ルイス/サリー・フィールド/
デヴィッド・ストラザーン/ジョセフ・ゴードン=レヴィット/
トミー・リー・ジョーンズ
『リンカーン』
そりゃ、貴重な経験(笑)
郵便局長に~とか言われた人?
>大して盛り上がらないが歴史を知る上では面白い映画だった。
これに尽きますね^^
わたしも色々とお勉強ができました。
昔から、見返りなど飴玉は必須だったのね(笑)
そーいった駆引きや決断、スピーチ力は、まさに政治家リンカーンでしたね。
ここ何年もそんな資質あるトップが不在だったから、まさにアベさんには、「なう、なう、なう!!」でやってもらいたいわ(笑)
って、ジョー君のキャスティングは必要だったのか疑問だけが残る…(苦笑)
そうなんです!ウォルトン・ゴギンズは逆さに吊るされたジャンゴくんのお玉を切ろうか止めようかニヤ付いていたアイツです(笑)
今回はそこまでの悪役ではなく小心者の下院議員でしたね^^;
郵便局長なら十分だと思うんですけどね~。
裏切ったことにより命の危険を感じたんでしょうか(笑)
リンカーンの駆け引き、決断力は流石でした。
有名な台詞「人民の人民による人民のための・・・」これがひとりの黒人兵士が吐いた言葉だったとは知りませんでした。
今の日本も支持率の上がりっぱなしのトップに久しぶりに期待感を持ってることでしょう。
はやく、先の見えないトンネルから解放されたいわ(笑)
>って、ジョー君のキャスティングは必要だったのか疑問だけが残る…(苦笑)
これって、単なる客寄せ?(笑)
予告編で登場した部分にちょっと足しただけって問題ですよね!^^;
実に白人は身勝手な連中だ。
しかし現代の日本人の感覚で断じることはできないだろうねぇ。
さて今月はあまり見たい映画がないが、「舟を編む」くらいは見ようかなぁ。「さよならD」は、まだ半田コロナでやってるがさすがにもう結構です。
朝ドラのほかにはBSプレミアムの金曜時代劇「妻はくノ一」を見てます。瀧本美織がくノ一を頑張ってます。これまた文庫本でシリーズで出てたのでAmz中古を購入した。
>黒人奴隷は解放したけれど、反抗するネイティブアメリカンは徹底的に弾圧(殺戮)した。
そうらしいですね。
これは何かで読んだことあります。最も民衆に愛された。。。とか言ってますが
実はこっちではこんなことやってました!ある意味、これも裏工作?(笑)
すべてが都合よく行くことはまずないってことで、まぁ、これが普通なんでしょうね。
『舟を編む』なかなか良さそうですね。
でも、ワタシはたぶんスルーとなりそうです。
瀧本美織さんがくノ一やってるんですか。
平成生まれでまだ若いんですね^^
目鼻立ちのクッキリした子で女戦士が似合いそうでグッドです^^
でも、つまらなくはなかったです^^
会話が多く字幕追うのは疲れましたが、結構ユーモラスなシーンもあって楽しめました♪
itukaさん南北戦争のこと覚えることができて、お勉強になったみたいで良かったですねえ(笑)
>ウォルトン・ゴギンズ
そそ、彼、ワキとか小物で(笑)出てきて、
悪役が多いですよね。
今回はジャンゴの時のようにワルでなくいい人でしたね(笑)海外ドラマを多く観る私なので、彼、よく見かけます^^
ほんとに地味な映画でしたよね。
冒頭の印象は『プライベート・ライアン』を彷彿させるようなグロシーンなんかあって
やっぱり、スピルバーグだわ!なんて思ったりしてましたが
そこからは内容が一変し政治物語りになっていきました。
ひとつの憲法改編に向け壁を乗り越え突き進むリンカーンの底力には頭が下がる思いですよ。
南北戦争の理由がわかった時は「ほほ~!」でした(笑)
ひろちゃんは海外ドラマをよくご覧になるのですね。
さすが俳優さんに詳しいわけだ~^^
> ご本人の画像と瓜二つというのには唸らされた
サリー・フィールドは、政治にうるさくうざい母親をやらせtら右に出るものがない・・・??
って、単に「ブラザー&シスターズ」のノラのイメージですが(笑) でも、けっこう綺麗なお母さんのイメージだったのに、こっちはほんとただのおばさんって感じでした。
ダニエルもうまいですが、やっぱ、脇がなかなかでしたね。
スピルバーグ映画は商業主義って感じが強くて苦手なんですが、比較的これは大丈夫でした。
サリー・フィールドはうるさくウザいんですか(笑)
しかも、政治にうるさいってワタシには完全お手上げ主婦の典型ですよ(爆)
今回のサリーは特に華があるわけでもなく普通のご婦人でしたね。
っていうか、綺麗で華があるサリーをよく知りらないんです(←おいおい)
本作、物語りは憲法改定に向けてのピンポイント映画でした。
なので盛り上がったのは最後の採決シーンだけでしたもんね^^
スプルバーグは実在の救世主を撮ると、どれも暗い印象になりますが
それでも、オスカーに関わってくるところはさすがですね。