評価:★★★★【4点】
中年男と女子高生、親子ほどの年の差カップルってのも魅力だな。
なんで公開初日から一日一回上映だけなんだろう!
しかも、夜19時30分だなんて。。。
観終わって名古屋から帰ったら23時近くじゃんかよ(笑)
ってことで、不満を持ちつつも観てきた作品は
なかなか痛快で、主人公の人間性にも共感でき
相棒となる小娘の天真爛漫な魅力もあり
なかなかの良作だったと満足して帰ってきました。
◇
離婚して一人暮らしの孤独な中年男フランクは、
愚鈍で無神経な周囲の人間や
低脳な番組ばかりを垂れ流すテレビに腹を立てる日々。
そんなある日、不運にも会社を解雇されてしまった彼に
追い打ちを掛けるように、末期の脳腫瘍による余命宣告が。
自暴自棄となり、拳銃自殺をしようとしていた彼の目に
飛び込んできたのは、リアリティ番組で
非常識な言動を繰り返す10代のおバカセレブ、クロエだった。
フランクは自殺を一旦思いとどまると、
盗んだスポーツカーを走らせて撮影中のクロエのもとへと向かい、
ためらうことなく彼女を射殺するのだった。
世の中に絶望していた女子高生のロキシーは、
偶然その現場を目撃して大興奮。
自殺しようとしていたフランクを説得し、
社会のクズを一掃すべく2人で世直しの旅へと繰り出すのだったが…。
<allcinema>
◇
これって、コスプレなしの『スーパー!』とほとんど同じ感じですかね。
とにかく中年の冴えない独身男の哀愁がこちらまで漂う勢いだった。
離婚した妻との間に生まれた娘との週一のスキンシップも嫌がられ
趣味もなく、休みの日は家でテレビ三昧。
しかしながら、その番組も低欲な内容に苛立ちが募るばかり。
それに追い打ちをかけるのが、くっ付いた住居に住む
隣の若夫婦の住民。
一日中泣きやまない赤ん坊とテレビに向かって文句ばかり言う
旦那の大声が薄い壁ごしにまる聞こえっていうんだから
これはもう、気の休まる環境じゃなく牢獄に等しいんじゃない。
さらにさらに、会社に不当な理由で解雇され
病院に行ったら悪性の腫瘍が脳にあると言われ余命幾ばくもない(笑)
これじゃあ、男が自ら命を断とうとするのも納得するしかない。
そんなとき、偶然にもテレビに映ったセレブのバカ娘の番組に
俄然興味を引くことになる。
「非常識極まりない、こいつを殺そう!」と。
この作品、自暴自棄になる中年男ってところと
その男の起こす行動に賛同し行動を共にする女子高生の
組み合わせがなんとも微笑ましいんですよ。
これに自身の考えたコスプレ・ヒーローとなれば
まんま『スーパー!』のノリだったと思う。
相棒の女子高生ロキシー(タラ・リン・バー)がチャーミングで
こういうのも映画的にはとても重要な部分だったと思う(笑)
さて、ちょっと漫画チックでブラックユーモア満載な本作は
『キック・アス』『スーパー!』とならんで中年男三部作としたいところ。
しかし、『キック・アス』だけは別格なので、今後に作られる
中年男と美少女のコンビで弾ける悪乗りおバカアクションがあれば
それを足してみたい(笑)
【今週のツッコミ】
・アメリカのテレビ番組ってのもかなり酷いね。
視聴率のため、バラエティ番組は低欲化の一途をたどっている。
知的障害者を番組に出し、リアクションで笑いをとるなんて
さすがに日本はそこまではしないでしょう。
・クラスメイトが目の前で射殺されたのを見て、ロキシーが
大興奮していたのはヤバいと感じた(笑)
いくらセレブのバカ娘といってもクラスメイトなんだから^^;
・男の不満はまだあった。隣の住民の停めた車が
自分の車の端面だったので、朝の出勤に車が出せない。
当然、会社には間にあわない。
隣の住民に車の移動を頼んでも、チンタラしてて苛立ちMax!(爆)
・昔、中年男の苛立ちから始まったバイオレンスムービーの傑作として
マイケル・ダグラス主演『フォーリング・ダウン』がありました。
さすがにココまでのバイオレンスはないけど
爽快感は近いモノを感じました。
・この映画は人生に於いてブルー気分になった時に
ふと観てみたくなる映画の1本になることは間違いないかと。
--------------------------------------------------------
監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト
脚本:ボブキャット・ゴールドスウェイト
撮影:ブラッドリー・ストーンサイファー
音楽:マット・コーラー
出演:ジョエル・マーレイ/タラ・リン・バー/メリンダ・ペイジ・ハミルトン
『ゴッド・ブレス・アメリカ』
中年男と女子高生、親子ほどの年の差カップルってのも魅力だな。
なんで公開初日から一日一回上映だけなんだろう!
しかも、夜19時30分だなんて。。。
観終わって名古屋から帰ったら23時近くじゃんかよ(笑)
ってことで、不満を持ちつつも観てきた作品は
なかなか痛快で、主人公の人間性にも共感でき
相棒となる小娘の天真爛漫な魅力もあり
なかなかの良作だったと満足して帰ってきました。
◇
離婚して一人暮らしの孤独な中年男フランクは、
愚鈍で無神経な周囲の人間や
低脳な番組ばかりを垂れ流すテレビに腹を立てる日々。
そんなある日、不運にも会社を解雇されてしまった彼に
追い打ちを掛けるように、末期の脳腫瘍による余命宣告が。
自暴自棄となり、拳銃自殺をしようとしていた彼の目に
飛び込んできたのは、リアリティ番組で
非常識な言動を繰り返す10代のおバカセレブ、クロエだった。
フランクは自殺を一旦思いとどまると、
盗んだスポーツカーを走らせて撮影中のクロエのもとへと向かい、
ためらうことなく彼女を射殺するのだった。
世の中に絶望していた女子高生のロキシーは、
偶然その現場を目撃して大興奮。
自殺しようとしていたフランクを説得し、
社会のクズを一掃すべく2人で世直しの旅へと繰り出すのだったが…。
<allcinema>
◇
これって、コスプレなしの『スーパー!』とほとんど同じ感じですかね。
とにかく中年の冴えない独身男の哀愁がこちらまで漂う勢いだった。
離婚した妻との間に生まれた娘との週一のスキンシップも嫌がられ
趣味もなく、休みの日は家でテレビ三昧。
しかしながら、その番組も低欲な内容に苛立ちが募るばかり。
それに追い打ちをかけるのが、くっ付いた住居に住む
隣の若夫婦の住民。
一日中泣きやまない赤ん坊とテレビに向かって文句ばかり言う
旦那の大声が薄い壁ごしにまる聞こえっていうんだから
これはもう、気の休まる環境じゃなく牢獄に等しいんじゃない。
さらにさらに、会社に不当な理由で解雇され
病院に行ったら悪性の腫瘍が脳にあると言われ余命幾ばくもない(笑)
これじゃあ、男が自ら命を断とうとするのも納得するしかない。
そんなとき、偶然にもテレビに映ったセレブのバカ娘の番組に
俄然興味を引くことになる。
「非常識極まりない、こいつを殺そう!」と。
この作品、自暴自棄になる中年男ってところと
その男の起こす行動に賛同し行動を共にする女子高生の
組み合わせがなんとも微笑ましいんですよ。
これに自身の考えたコスプレ・ヒーローとなれば
まんま『スーパー!』のノリだったと思う。
相棒の女子高生ロキシー(タラ・リン・バー)がチャーミングで
こういうのも映画的にはとても重要な部分だったと思う(笑)
さて、ちょっと漫画チックでブラックユーモア満載な本作は
『キック・アス』『スーパー!』とならんで中年男三部作としたいところ。
しかし、『キック・アス』だけは別格なので、今後に作られる
中年男と美少女のコンビで弾ける悪乗りおバカアクションがあれば
それを足してみたい(笑)
【今週のツッコミ】
・アメリカのテレビ番組ってのもかなり酷いね。
視聴率のため、バラエティ番組は低欲化の一途をたどっている。
知的障害者を番組に出し、リアクションで笑いをとるなんて
さすがに日本はそこまではしないでしょう。
・クラスメイトが目の前で射殺されたのを見て、ロキシーが
大興奮していたのはヤバいと感じた(笑)
いくらセレブのバカ娘といってもクラスメイトなんだから^^;
・男の不満はまだあった。隣の住民の停めた車が
自分の車の端面だったので、朝の出勤に車が出せない。
当然、会社には間にあわない。
隣の住民に車の移動を頼んでも、チンタラしてて苛立ちMax!(爆)
・昔、中年男の苛立ちから始まったバイオレンスムービーの傑作として
マイケル・ダグラス主演『フォーリング・ダウン』がありました。
さすがにココまでのバイオレンスはないけど
爽快感は近いモノを感じました。
・この映画は人生に於いてブルー気分になった時に
ふと観てみたくなる映画の1本になることは間違いないかと。
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監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト
脚本:ボブキャット・ゴールドスウェイト
撮影:ブラッドリー・ストーンサイファー
音楽:マット・コーラー
出演:ジョエル・マーレイ/タラ・リン・バー/メリンダ・ペイジ・ハミルトン
『ゴッド・ブレス・アメリカ』
ピクサーアニメのCGは緻密で、どこまで表現できるか毎回楽しみですよね。
髪の毛やら毛糸のセーターの網目やら水しぶきなんか本物みたいですもん(笑)
あとは、リアルな人物造形くらいでしょうか(笑)
メリダの見た目がラプンツェルの厳格な母にクリソツですよね!(笑)
今や、CGって凄いの一言ですもんね。
やっぱり子供向けになってるんですか^^;
とりあえず、テレビ放映まで待つことにします^^
さすがpixer、CGは実写を越えてる? が、クライマックスでちょっと肩すかし。
子供向けでもあるので、観後感がハッピーなのが良かったかも。
そうなんですよ~!
センチュリーだけってのも辛いんですが
上映時間も遅すぎでした(苦笑)
雨と雪さんご覧になったのですね。
今やアニメもCG全盛期の時代ですね(笑)
しかしながら本作の予告編を見る限り昔ながらのセル画像っぽい雰囲気が懐かしいです。
テーマは成長と別れでしたか~
心揺さぶられそうですね^^
今夜は妻の要望で「おおかみこども・・」を見てきました。☆3.5。背景に実写をCG化したと思われる手抜きシーンが結構あり、設定に難ありだが、親子の成長と別れがテーマらしいから、まっいいかってところでした。