評価:★★【2点】
人物相関図が事前に入ってないと、似たような役名で混乱する。
序盤に至っては、チェ、チュ、チャン、チョン(←こいつはなかったぞ)^^;
カン、コン、マ、イ、とかやたら短音名のため
馴れるまでに、置いてけぼりを食らってしまった(爆)
某映画サイトで高評価だったため
スルーするつもりだった本作を、急遽予定を変更して
(本来は『キッズ・オールライト』だった)行って来ました。
◇
世間が注目する重大事件を巡り、
出世をエサに上司から命じられた犯人ねつ造の悪事に手を染めた叩き上げの敏腕刑事と、
それを察したエリート検事の対立を軸に、権力組織の腐敗と
その中で懸命にもがく男たちの姿を二転三転する緻密な構成と力強い演出で
スリリングに描き出す衝撃のクライム・サスペンス。
失態続きの警察は、
世間を騒がせ大統領さえも関心を寄せる連続殺人事件の捜査に躍起となっていた。
その矢先、有力容疑者を誤って射殺してしまう最悪の事態が発生。
事実のもみ消しに動き出した上層部は、
学歴がないために出世コースを外れていた刑事チョルギに対し、
昇進を条件にニセの犯人をでっち上げるよう命じる。
悩んだ末に、裏社会の大物である建設会社社長チャン・ソックに協力を頼み、
犯人ねつ造を実行に移すチョルギ。
しかし、彼の不正に感づいたチュ・ヤン検事の存在が次第にチョルギを追いつめていく。
<allcinema>
◇
とにかく、あらすじを読んだだけでも興味津々であった本作。
国家権力組織の腐敗って過去映画でも何度も拝見していますが
この映画に至っては、出てくる奴全員がとんでもない人間ばっかり。
ある意味、全員悪人という北野映画のアレにも勝るんではないでしょうか。
犯人捏造!これを上層部から「キャスティング」的発言で要求される。
国中が注目している事件だけに犯人逮捕というシナリオの締めは必至であった。
そこで前科者ばかりの候補を数人挙げ、そこから篩にかけ絞っていく過程は
なんとも粗っぽい印象だったな~。
粗いと荒いじゃ意味が違いますが、前者の方ですね。
ただ、演出的には、この映画ってどうよ!ってな感じでした。
証拠隠滅してるわりには、いとも簡単に証拠を握られるシーンやら
普通、誰が見ても、そこだけは慎重になるだろう!ってところが
やたら穴だらけで、“次第に追い詰められていくチェ捜査官”ってアンタ!
そこを突っ込まれてるところは笑いネタとしてなら十分であったね~^^
主人公のチェ捜査官を演じるファン・ジョンミンの演技がどうにもまずい。
変にアウトローを演じようと無理してたのか、どうにもシロウトっぽくて
これほんとうに俳優さん?
ひょっとして花田家の親戚を連れて来たんじゃないよね(←こら)^^;
あとは検事をやってたひとって、どこかの若手のお笑い芸人さん?
やたら、オーバーアクションで、毎回、大声でがなり立てるので
いい加減、イラついてしまいました(爆)
そして、捏造犯人にされちゃったひと、あの余りに切ない家族構成に
ウケ狙いだったのかと深読みすらしてしまったのです。
ただ、そこの子供だけはエキストラっぽく映画に初めて出てる雰囲気があったし。
ま、なんにしても、シナリオはかなり面白いはずなのに
監督の演出と俳優さんのキャスティングで失敗しちゃったな~という印象ですね。
あ、ひとつ!ラストのオチはなかなか面白かった。
さすが韓国映画!って感じです。
おまけ)
・頼むから、あの検事を黙らせて!と何度ココロで叫んだことか^^
・通帳をあっさり渡してしまう妻に『インフォーマント!』のマット・デイモンを思い出す。
・あの証拠隠滅って、どうイメージしたらいいのかよく判らない(笑)
例のナイフと銃の位置と適当に消した血痕はあれでいいのか?^^;
あの、大友康平似の部下が本作のMVPですか?(笑)
----------------------------------------------------------------
監督:リュ・スンワン
脚本:パク・フンジョン
撮影:チョン・ジョンフン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:ファン・ジョンミン/リュ・スンボム/ユ・ヘジン/マ・ドンソク/
『生き残るための3つの取引』
人物相関図が事前に入ってないと、似たような役名で混乱する。
序盤に至っては、チェ、チュ、チャン、チョン(←こいつはなかったぞ)^^;
カン、コン、マ、イ、とかやたら短音名のため
馴れるまでに、置いてけぼりを食らってしまった(爆)
某映画サイトで高評価だったため
スルーするつもりだった本作を、急遽予定を変更して
(本来は『キッズ・オールライト』だった)行って来ました。
◇
世間が注目する重大事件を巡り、
出世をエサに上司から命じられた犯人ねつ造の悪事に手を染めた叩き上げの敏腕刑事と、
それを察したエリート検事の対立を軸に、権力組織の腐敗と
その中で懸命にもがく男たちの姿を二転三転する緻密な構成と力強い演出で
スリリングに描き出す衝撃のクライム・サスペンス。
失態続きの警察は、
世間を騒がせ大統領さえも関心を寄せる連続殺人事件の捜査に躍起となっていた。
その矢先、有力容疑者を誤って射殺してしまう最悪の事態が発生。
事実のもみ消しに動き出した上層部は、
学歴がないために出世コースを外れていた刑事チョルギに対し、
昇進を条件にニセの犯人をでっち上げるよう命じる。
悩んだ末に、裏社会の大物である建設会社社長チャン・ソックに協力を頼み、
犯人ねつ造を実行に移すチョルギ。
しかし、彼の不正に感づいたチュ・ヤン検事の存在が次第にチョルギを追いつめていく。
<allcinema>
◇
とにかく、あらすじを読んだだけでも興味津々であった本作。
国家権力組織の腐敗って過去映画でも何度も拝見していますが
この映画に至っては、出てくる奴全員がとんでもない人間ばっかり。
ある意味、全員悪人という北野映画のアレにも勝るんではないでしょうか。
犯人捏造!これを上層部から「キャスティング」的発言で要求される。
国中が注目している事件だけに犯人逮捕というシナリオの締めは必至であった。
そこで前科者ばかりの候補を数人挙げ、そこから篩にかけ絞っていく過程は
なんとも粗っぽい印象だったな~。
粗いと荒いじゃ意味が違いますが、前者の方ですね。
ただ、演出的には、この映画ってどうよ!ってな感じでした。
証拠隠滅してるわりには、いとも簡単に証拠を握られるシーンやら
普通、誰が見ても、そこだけは慎重になるだろう!ってところが
やたら穴だらけで、“次第に追い詰められていくチェ捜査官”ってアンタ!
そこを突っ込まれてるところは笑いネタとしてなら十分であったね~^^
主人公のチェ捜査官を演じるファン・ジョンミンの演技がどうにもまずい。
変にアウトローを演じようと無理してたのか、どうにもシロウトっぽくて
これほんとうに俳優さん?
ひょっとして花田家の親戚を連れて来たんじゃないよね(←こら)^^;
あとは検事をやってたひとって、どこかの若手のお笑い芸人さん?
やたら、オーバーアクションで、毎回、大声でがなり立てるので
いい加減、イラついてしまいました(爆)
そして、捏造犯人にされちゃったひと、あの余りに切ない家族構成に
ウケ狙いだったのかと深読みすらしてしまったのです。
ただ、そこの子供だけはエキストラっぽく映画に初めて出てる雰囲気があったし。
ま、なんにしても、シナリオはかなり面白いはずなのに
監督の演出と俳優さんのキャスティングで失敗しちゃったな~という印象ですね。
あ、ひとつ!ラストのオチはなかなか面白かった。
さすが韓国映画!って感じです。
おまけ)
・頼むから、あの検事を黙らせて!と何度ココロで叫んだことか^^
・通帳をあっさり渡してしまう妻に『インフォーマント!』のマット・デイモンを思い出す。
・あの証拠隠滅って、どうイメージしたらいいのかよく判らない(笑)
例のナイフと銃の位置と適当に消した血痕はあれでいいのか?^^;
あの、大友康平似の部下が本作のMVPですか?(笑)
----------------------------------------------------------------
監督:リュ・スンワン
脚本:パク・フンジョン
撮影:チョン・ジョンフン
音楽:チョ・ヨンウク
出演:ファン・ジョンミン/リュ・スンボム/ユ・ヘジン/マ・ドンソク/
『生き残るための3つの取引』
記事読ませていただきました
>大友康平似の部下
たしかにすっごい似てました(笑)
アメリカかぶれの 科学捜査とか もうちょっとしないのか??とか思いましたが けっこう楽しめた映画でした。
※すみません不具合でTBが3つも飛んでしまいました。余計な分は消せるようなら ヨロシクお願いします。
内容はとても分り易くて好感持てました。
しかしながら、すべては、あの検事のウザったさに参ってしまいました(笑)
チェ捜査官のココロの葛藤とかを、もうちょっと見たかったという思いです。
康平似へ賛同してもらって、ホッとしました^^
>アメリカかぶれの 科学捜査とか もうちょっとしないのか??
まったく同感です!
鑑識とかほとんど出てこなかったですもんね^^
TBの件了解しました。