評価:★★★★【4点】
福士蒼汰のぎこちない関西弁とラストの過剰な説明はあるが
とてもいい映画だったと思う。
◇
ブラック企業で働く青山隆は上司のパワハラに苦しめられ、
極度の疲労から危うく駅のホームで電車にはねられそうになる。
そのとき彼を救ったのは幼なじみだというヤマモトだった。
しかし青山はどうしてもヤマモトのことを思い出せない。
それでも、陽気なヤマモトと過ごすうちに本来の明るさを取り戻し、
仕事でも成果をあげるようになる青山だったが…。
<allcinema>
◇
何はともあれ、純粋で真面目すぎるよ青山隆。
こういう青年というより、彼の務めるブラック企業って
概ね映画の中で描かれたり、ドキュメンタリー放送などで見るが
その実態というのが相当酷いらしい。
青山の勤めている広告代理店にしても毎朝の社訓を全員で唱和する。
そういう社訓なり企業理念を声を出し復唱することは結構あるけど
有給休暇はいらないぞ!とか、さすがにこれは労働基準監督署から
速攻でガサ入れの対象となるでしょう^^;
そこまでしてその会社に居る意味があるのか!?
映画は3年前に死んだはずのヤマモトという謎の人物が
なぜ、そこまでして青山を救済しようとするのか?
そして彼は本当は誰なのか?
この疑問がラストでしっかり明かされ納得するが
強いて言うなら、施設のお姉さんのシーンだけで十分であり
その後の二人の再開は、チョイとくどい印象を受けた。
つまり説明過多ってやつですね^^;
ハリウッド映画なら観客に解釈をゆだね余韻を残すような
心地いいラストで切ると思うので、そこは惜しかったかな。
でも、福士蒼汰の雰囲気や工藤阿須加の名演技で十分秀作でしょうね。
【今週のツッコミ】
・忘れてならないのが脇の俳優たち。純粋な感じの黒木華の言う暴言
「黄色バカ!」と聞こえたから、どういう意味なんだ?
ネクタイの色の事なのか?だったが、あれは「消えろバカ!」でしたね。
・3回目のヤマモトからの誘いで行ったあるパスタ専門店。
青山がふと横に目をそらし「身震いする」とボソリ。
ヤマモトの後方にホラーな熟年女性がこちらをじっと見ていたが
あれは何の意味が?最後まで明かされてないような^^;
もしや、ヤマモトの真の姿を想像させるメタファーなのか。
・データ改ざんの理由が意外と普通だった^^
・本作品で最も輝いていたのが青山隆の母を演じた森口瑤子。
相変わらずお綺麗でなによりです。
・第三者から聞かさせる相手のやさしさだったり思いやりなど
これほど感動するシチュエーションは他にないぞ。
ちなみに綾瀬はるかの『おっぱいバレー』でも涙が止まらなかった。
----------------------------------------------------------------
監督:成島出
脚本:多和田久美/成島出
音楽:安川午朗
出演:福士蒼汰/工藤阿須加/黒木華/森口瑤子
『ちょっと今から仕事やめてくる』
福士蒼汰のぎこちない関西弁とラストの過剰な説明はあるが
とてもいい映画だったと思う。
◇
ブラック企業で働く青山隆は上司のパワハラに苦しめられ、
極度の疲労から危うく駅のホームで電車にはねられそうになる。
そのとき彼を救ったのは幼なじみだというヤマモトだった。
しかし青山はどうしてもヤマモトのことを思い出せない。
それでも、陽気なヤマモトと過ごすうちに本来の明るさを取り戻し、
仕事でも成果をあげるようになる青山だったが…。
<allcinema>
◇
何はともあれ、純粋で真面目すぎるよ青山隆。
こういう青年というより、彼の務めるブラック企業って
概ね映画の中で描かれたり、ドキュメンタリー放送などで見るが
その実態というのが相当酷いらしい。
青山の勤めている広告代理店にしても毎朝の社訓を全員で唱和する。
そういう社訓なり企業理念を声を出し復唱することは結構あるけど
有給休暇はいらないぞ!とか、さすがにこれは労働基準監督署から
速攻でガサ入れの対象となるでしょう^^;
そこまでしてその会社に居る意味があるのか!?
映画は3年前に死んだはずのヤマモトという謎の人物が
なぜ、そこまでして青山を救済しようとするのか?
そして彼は本当は誰なのか?
この疑問がラストでしっかり明かされ納得するが
強いて言うなら、施設のお姉さんのシーンだけで十分であり
その後の二人の再開は、チョイとくどい印象を受けた。
つまり説明過多ってやつですね^^;
ハリウッド映画なら観客に解釈をゆだね余韻を残すような
心地いいラストで切ると思うので、そこは惜しかったかな。
でも、福士蒼汰の雰囲気や工藤阿須加の名演技で十分秀作でしょうね。
【今週のツッコミ】
・忘れてならないのが脇の俳優たち。純粋な感じの黒木華の言う暴言
「黄色バカ!」と聞こえたから、どういう意味なんだ?
ネクタイの色の事なのか?だったが、あれは「消えろバカ!」でしたね。
・3回目のヤマモトからの誘いで行ったあるパスタ専門店。
青山がふと横に目をそらし「身震いする」とボソリ。
ヤマモトの後方にホラーな熟年女性がこちらをじっと見ていたが
あれは何の意味が?最後まで明かされてないような^^;
もしや、ヤマモトの真の姿を想像させるメタファーなのか。
・データ改ざんの理由が意外と普通だった^^
・本作品で最も輝いていたのが青山隆の母を演じた森口瑤子。
相変わらずお綺麗でなによりです。
・第三者から聞かさせる相手のやさしさだったり思いやりなど
これほど感動するシチュエーションは他にないぞ。
ちなみに綾瀬はるかの『おっぱいバレー』でも涙が止まらなかった。
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監督:成島出
脚本:多和田久美/成島出
音楽:安川午朗
出演:福士蒼汰/工藤阿須加/黒木華/森口瑤子
『ちょっと今から仕事やめてくる』
当方妻の要望で「家族はつらいよ2」を観劇。
笑いあり時に涙あり・世相をちくりあり、楽しい映画でした。☆3.5。
蒼井優が相変わらずいい!
我が家の伴侶も「家族はつらいよ2」行きたいと言ってました。
お~!蒼井優は前作でも輝いてましたし
こういう映画に案外向いているのかもしれませんね。
「今週のツッコミ」の最後の一文拝見して、おおおおーっっ、そこまで高評価だったのねー!!と。
私はどちらかというと、最後が冗長的だったので、そこが少し残念でした。
バヌアツに実際訪れるのは、スタッフ関係が行きたかったからでは?!と思った位、あそこはあんまり要らなかったなー。
さわやかで清潔感あって割と控えめなところがグッド!
ところがヤマモトのキャラはそれとは大違い。
今どき、木に登って「アオヤマく~ん!」なんて呼び出す姿見て
昭和の小学生かよ!でした(笑)
最後の冗長姐さんの話はもっと聞きたかったくらいでしたよ(爆)
バヌアツはほんと完全なる余分なシーンでしたね。アレはいらないわ^^;