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評価:★★★★【4点】
戦車版のワイルドスピードのように期待したのは通常版の方。
◆
第二次世界大戦下、独ソ戦の最前線。
ナチス戦車の執拗な攻撃を振り切り、
前線基地に帰還した新米ソ連兵イヴシュキンは、その腕を見込まれ、
いきなり戦車長としてナチス戦車隊への奇襲攻撃を命じられる。
ナチスのエリート将校イェーガー大佐を相手に大健闘するも、
最後は敗れて捕虜となるイヴシュキン。
収容所で過酷な捕虜生活を送る彼はある日、
ナチスの戦車戦演習の訓練相手に指名される。
ソ連の最強戦車T-34を与えられ、部下の選抜とT-34の整備を任される。
しかし、実弾の装備が許されるわけもなく、演習に参加するということは
イヴシュキンたちにとっては、すなわち死を意味していたのだったが…。
<allcinema>
◆
こちらは、通常版に映画1本分のぜい肉を付けた分、全体として
スタイリッシュさが削がれてしまったのではないだろうか。
昨年公開されたインターナショナル版113分をはるかに凌ぐ
191分という【最強ディレクターズ・カット完全版】。
まあ、人気作品だから未公開シーンが追加されたことは
J・キャメロンの『アバター』同様に、あんなシーン、こんなシーンと
ご褒美が次々もらえる嬉しさがあるんだろう。
個人的に昨年のインターナショナル版を見逃しているので
基本的には本作品がお初ということになる。
なので、どのシーンが追加されたのかが分からないという
なんとも間抜けなレビューになってしまうけれど、そこは仕方ない。
結論から言えば、途中途中で睡魔に襲われてしまうこともあったが
ロシア映画史上最高のオープニング成績を誇るだけのことはある
後半に入ると、徐々にスピード感アップし、ぐいぐい惹きこまれる。
冒頭シーンから、主人公の破天荒な職人芸に胸躍るんだけど
80分モノ追加シーンによって、中盤までのもたつきが気になってしまう。
これは、是非とも通常版113分とダイナミック版139分も観なければ!
◆
【今週のツッコミ】
・通常版113分はスピード感がありスタイリッシュだが中身が浅い。
ダイナミック完全版139分くらいがちょうどいい気がする。
本作191分はぜい肉じゃないけど、やはりダイエットが必要かも。
・戦車のドリフトシーンは映画初じゃないの。
ワタシたちにとって戦車の意外な特性を知る教本のような映画。
・序盤で捕虜になるまでの主人公側の戦略などが分かりにくい。
あの部分だけカメラワークのまずさなのか、説明がもう一つ。
・超スロー映像からくる弾道シーンは、もはやアートの世界だ。
・戦車の砲弾ってミサイルのように弾頭触れたら爆発じゃないのね
なんか、鉄の塊が鉄板突き抜けていくのが不思議だった。
・今どきのスタイリッシュな映像を随所に挿入しているけど
ワタシはブラッド・ピットの『フューリー』の方が重量感があり好きだ。
-------------------------------------------------------------------------------
監督:アレクセイ・シドロフ
脚本:アレクセイ・シドロフ
音楽:
出演:アレクサンドル・ペトロフ/イリーナ・スタルシェンバウム/ヴィツェンツ・キーファー
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版』
戦車版のワイルドスピードのように期待したのは通常版の方。
◆
第二次世界大戦下、独ソ戦の最前線。
ナチス戦車の執拗な攻撃を振り切り、
前線基地に帰還した新米ソ連兵イヴシュキンは、その腕を見込まれ、
いきなり戦車長としてナチス戦車隊への奇襲攻撃を命じられる。
ナチスのエリート将校イェーガー大佐を相手に大健闘するも、
最後は敗れて捕虜となるイヴシュキン。
収容所で過酷な捕虜生活を送る彼はある日、
ナチスの戦車戦演習の訓練相手に指名される。
ソ連の最強戦車T-34を与えられ、部下の選抜とT-34の整備を任される。
しかし、実弾の装備が許されるわけもなく、演習に参加するということは
イヴシュキンたちにとっては、すなわち死を意味していたのだったが…。
<allcinema>
◆
こちらは、通常版に映画1本分のぜい肉を付けた分、全体として
スタイリッシュさが削がれてしまったのではないだろうか。
昨年公開されたインターナショナル版113分をはるかに凌ぐ
191分という【最強ディレクターズ・カット完全版】。
まあ、人気作品だから未公開シーンが追加されたことは
J・キャメロンの『アバター』同様に、あんなシーン、こんなシーンと
ご褒美が次々もらえる嬉しさがあるんだろう。
個人的に昨年のインターナショナル版を見逃しているので
基本的には本作品がお初ということになる。
なので、どのシーンが追加されたのかが分からないという
なんとも間抜けなレビューになってしまうけれど、そこは仕方ない。
結論から言えば、途中途中で睡魔に襲われてしまうこともあったが
ロシア映画史上最高のオープニング成績を誇るだけのことはある
後半に入ると、徐々にスピード感アップし、ぐいぐい惹きこまれる。
冒頭シーンから、主人公の破天荒な職人芸に胸躍るんだけど
80分モノ追加シーンによって、中盤までのもたつきが気になってしまう。
これは、是非とも通常版113分とダイナミック版139分も観なければ!
◆
【今週のツッコミ】
・通常版113分はスピード感がありスタイリッシュだが中身が浅い。
ダイナミック完全版139分くらいがちょうどいい気がする。
本作191分はぜい肉じゃないけど、やはりダイエットが必要かも。
・戦車のドリフトシーンは映画初じゃないの。
ワタシたちにとって戦車の意外な特性を知る教本のような映画。
・序盤で捕虜になるまでの主人公側の戦略などが分かりにくい。
あの部分だけカメラワークのまずさなのか、説明がもう一つ。
・超スロー映像からくる弾道シーンは、もはやアートの世界だ。
・戦車の砲弾ってミサイルのように弾頭触れたら爆発じゃないのね
なんか、鉄の塊が鉄板突き抜けていくのが不思議だった。
・今どきのスタイリッシュな映像を随所に挿入しているけど
ワタシはブラッド・ピットの『フューリー』の方が重量感があり好きだ。
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監督:アレクセイ・シドロフ
脚本:アレクセイ・シドロフ
音楽:
出演:アレクサンドル・ペトロフ/イリーナ・スタルシェンバウム/ヴィツェンツ・キーファー
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版』
私はですね、3時間超を全く長く感じなかったのですよ!自分でも驚き!見事にハマりましたです。
潜水艦モノ同様戦車モノも、逃げ場がない空間が戦場…という点で緊張感半端ないですよね。
ワタシも潜水艦モノは戦車同様に好きですよ~
これってきっと鉄で囲まれた閉所空間という意味では似てるし、
無人ドローンの戦争よりも兵隊さんの職人芸なるものへの尊敬があるのかもしれません。
119分の作品も早く見てみたいです。