
評価:★★★【3点】
物語が核心に入ってからのテンポの悪さに睡魔と戦う。
本作鑑賞前にゴールド劇場で『キック・アス』を鑑賞し次のお目当ての
本作か『デューイ~』のどちらかをハシゴするために
港まで8,4キロの距離を35分以内で到着しなければいけなかった。
普通に考えれば、なんなくクリアできる距離と時間のはずが
道中のそこかしこで集中下水道工事の妨害に会う(爆)
結局、上映開始の2分前にチケットを購入するという
あわただしさに少々ゲンナリしてしまった。
これもすべての原因は『キック・アス』での“勝手に舞台挨拶”で
約8分間のトークのためのロス時間とも言えるが、
そこは決して非難してはいけないとココロに誓ったのでした(笑)
◇
ペンシルヴェニア州フィラデルフィア。
クライドは妻と幼いひとり娘に囲まれた温かい家庭を築き、
幸せな人生を送っていた。
だがある日、突然自宅に押し入った2人組の暴漢に重傷を負わされ、
家族を惨殺されてしまう。
やがて、犯人のダービーとエイムスは逮捕されるが、
決定的な証拠に乏しく、裁判での負けを恐れた担当検事のニックは、
独断で主犯格のダービーと司法取引を行い、
エイムスに不利な証言を引き出す見返りにダービーの罪を軽減してしまう。
結果、エイムスの死刑が確定する一方、ダービーはわずか数年の禁固刑に。
到底納得のいかないクライドだったが、彼にはどうすることも出来なかった。
それから10年後、エイムスの死刑執行日。
無痛の薬物で安楽死となるはずの彼は、もがき苦しみ壮絶な断末魔とともに息絶えた。
さらに間もなく、とうに出所済みのダービーがバラバラ死体となって発見される。
すぐさま容疑者に挙がったクライドは何の抵抗もなく拘束された。
だがそれは、ニックをはじめ当時の関係者全てに対するクライドの
壮大な復讐計画の始まりに過ぎなかった…。
<allcinema>
◇
【ネタバレしてます】
すべては裁判に於ける勝訴率を気にする検事が引き起こした事件といえる。
妻と子を目の前で殺されたクライドにとって、事件当時の証拠が
いくら不十分だったとしても、目先の判決の損得にとらわれず
正々堂々と被害者側の検事には戦ってもらいたかった。
加害者側との司法取引で主犯格の罪が軽減されたことに
クライドは10年後、国の司法制度に対し猛然と反旗を翻していくのだった。
どうなんでしょう。
序盤こそ事件発生から裁判シーンまではテンポよく進んではいきますが
クライドが国の司法制度そのものを理知的に変えていく訳ではなかった。
ただ単純にいえば、犯人を筆頭に裁判に関わった判事や担当検事の秘書、
その事務所の上司という人物、つまり検事のニックの周りにいる仲間を
ひとりまたひとりと殺害していくというもの。
この映画のキーは10年の時間経過が意味するものですかね。
10年という年月はいろんな意味で納得はできますが
これ以上は観てのお楽しみということにしておきましょう。
ひとつだけ言っておきたいのは、そこの土はどう処理したのかな?
これが最後まで気なってしまってしかたなかった。
さて、去年の暮れから本作で2本目となる現代アクション系の
ジェラルド・バトラーですが、どうもイマイチ作品に恵まれてないな~。
未だに『300』以降の作品にコレといったものがないのが淋しい^^;
おまけ)
・手先が器用な技術屋という主人公に狙われた検事ニックの行動が
どうにも理解できないくらいのんびりしていた。
脚本自体に問題アリなんじゃないのかな。
相当な知能犯とはいえるが、本来こういうのを期待してたんじゃなく
巧妙なトリックを期待していたんですよね~。そこが残念!
・報復するにしてもそこまでの装置を考え製作する時間と金はあるけれど
自分自身のモチベーションを最後まで保てるものなのかと。
ある意味、彼こそ某映画・ジグソウの後継者として成り得るのかも^^
・アスパラガス、パスタ、ステーキ600gがかなり美味しそうだった。
いつか、これをいちどでいいから食してみたくなった(爆)
・ラストのあっけなさにイスから滑り落ちそうになってしまった。
本作の2割は寝ていたと思われるので見逃してる部分もありますが
再鑑賞する気になれないので地上放送されるまでのお楽しみにします^^;
---------------------------------------------------------------------
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:カート・ウィマー
撮影:ジョナサン・セラ
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ジェイミー・フォックス/ジェラルド・バトラー/レスリー・ビブ/
ブルース・マッギル/
『完全なる報復』
物語が核心に入ってからのテンポの悪さに睡魔と戦う。
本作鑑賞前にゴールド劇場で『キック・アス』を鑑賞し次のお目当ての
本作か『デューイ~』のどちらかをハシゴするために
港まで8,4キロの距離を35分以内で到着しなければいけなかった。
普通に考えれば、なんなくクリアできる距離と時間のはずが
道中のそこかしこで集中下水道工事の妨害に会う(爆)
結局、上映開始の2分前にチケットを購入するという
あわただしさに少々ゲンナリしてしまった。
これもすべての原因は『キック・アス』での“勝手に舞台挨拶”で
約8分間のトークのためのロス時間とも言えるが、
そこは決して非難してはいけないとココロに誓ったのでした(笑)
◇
ペンシルヴェニア州フィラデルフィア。
クライドは妻と幼いひとり娘に囲まれた温かい家庭を築き、
幸せな人生を送っていた。
だがある日、突然自宅に押し入った2人組の暴漢に重傷を負わされ、
家族を惨殺されてしまう。
やがて、犯人のダービーとエイムスは逮捕されるが、
決定的な証拠に乏しく、裁判での負けを恐れた担当検事のニックは、
独断で主犯格のダービーと司法取引を行い、
エイムスに不利な証言を引き出す見返りにダービーの罪を軽減してしまう。
結果、エイムスの死刑が確定する一方、ダービーはわずか数年の禁固刑に。
到底納得のいかないクライドだったが、彼にはどうすることも出来なかった。
それから10年後、エイムスの死刑執行日。
無痛の薬物で安楽死となるはずの彼は、もがき苦しみ壮絶な断末魔とともに息絶えた。
さらに間もなく、とうに出所済みのダービーがバラバラ死体となって発見される。
すぐさま容疑者に挙がったクライドは何の抵抗もなく拘束された。
だがそれは、ニックをはじめ当時の関係者全てに対するクライドの
壮大な復讐計画の始まりに過ぎなかった…。
<allcinema>
◇
【ネタバレしてます】
すべては裁判に於ける勝訴率を気にする検事が引き起こした事件といえる。
妻と子を目の前で殺されたクライドにとって、事件当時の証拠が
いくら不十分だったとしても、目先の判決の損得にとらわれず
正々堂々と被害者側の検事には戦ってもらいたかった。
加害者側との司法取引で主犯格の罪が軽減されたことに
クライドは10年後、国の司法制度に対し猛然と反旗を翻していくのだった。
どうなんでしょう。
序盤こそ事件発生から裁判シーンまではテンポよく進んではいきますが
クライドが国の司法制度そのものを理知的に変えていく訳ではなかった。
ただ単純にいえば、犯人を筆頭に裁判に関わった判事や担当検事の秘書、
その事務所の上司という人物、つまり検事のニックの周りにいる仲間を
ひとりまたひとりと殺害していくというもの。
この映画のキーは10年の時間経過が意味するものですかね。
10年という年月はいろんな意味で納得はできますが
これ以上は観てのお楽しみということにしておきましょう。
ひとつだけ言っておきたいのは、そこの土はどう処理したのかな?
これが最後まで気なってしまってしかたなかった。
さて、去年の暮れから本作で2本目となる現代アクション系の
ジェラルド・バトラーですが、どうもイマイチ作品に恵まれてないな~。
未だに『300』以降の作品にコレといったものがないのが淋しい^^;
おまけ)
・手先が器用な技術屋という主人公に狙われた検事ニックの行動が
どうにも理解できないくらいのんびりしていた。
脚本自体に問題アリなんじゃないのかな。
相当な知能犯とはいえるが、本来こういうのを期待してたんじゃなく
巧妙なトリックを期待していたんですよね~。そこが残念!
・報復するにしてもそこまでの装置を考え製作する時間と金はあるけれど
自分自身のモチベーションを最後まで保てるものなのかと。
ある意味、彼こそ某映画・ジグソウの後継者として成り得るのかも^^
・アスパラガス、パスタ、ステーキ600gがかなり美味しそうだった。
いつか、これをいちどでいいから食してみたくなった(爆)
・ラストのあっけなさにイスから滑り落ちそうになってしまった。
本作の2割は寝ていたと思われるので見逃してる部分もありますが
再鑑賞する気になれないので地上放送されるまでのお楽しみにします^^;
---------------------------------------------------------------------
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:カート・ウィマー
撮影:ジョナサン・セラ
音楽:ブライアン・タイラー
出演:ジェイミー・フォックス/ジェラルド・バトラー/レスリー・ビブ/
ブルース・マッギル/
『完全なる報復』
間に合わないと思ってランチ抜きにしたことありますよー。笑
核心に入ってから雑になっちゃいましたね。
ラスト、あっけなかったです。
チェロに細工が?!なんて思ってしまった自分がバカでした^^;
劇場をまたいでハシゴするときは大変ですよね!
最悪、保険として別の映画を候補にあげたりして、とにかく合理的に回ることを心がけてます。
本作の時は移動車中で昼食しながら運転してました(おいおい)
最近のハリウッド映画は冒頭から中盤までは秀逸なのに
中盤からラストにかけて、どうにもB級テイストに成り下がって行きますもんね^^;
チェロに細工してるものとワタシも思って観てましたよ(笑)