ザ・リング／リバース

評価:★★★【３点】



ホラー界は伽椰子歩きが最近のトレンドなのか？

　◇

「見た者は７日後に必ず死ぬ」と言われる“呪いのビデオ”を、
恋人ホルトの身代わりとなって見てしまったジュリア。
助かる方法は
「ビデオのコピーを取り、誰かに見せる」というものだったが、
ジュリアのビデオはなぜか複製ができなかった。
迫り来る死を回避するため、呪いのルーツを探り、
謎の解明に奔走するジュリアとホルトだったが…。
＜allcinema＞

◇

過去のリメイクのなかでは一応という言葉を入れるが
オリジナルに最も忠実ではないかと思う。

ただオリジナルの重要な部分であるビデオに映る髪をとかす女性を
完全スルーしており、単に井戸から出てくる少女のみに
焦点を絞り進行していくので日本のファンとしては物足らないし
ストーリーの奥行き感があまり感じられない。

あの髪をとかす女性が最も重要な要素だと思ってるワタシは
貞子（こちらはサマラ）の謎解きストーリーだけではダメなのだ。

ということで本作も見方を変えれば別の楽しみ方もある。
それは序盤でビデオの犠牲となり退場するオネーさん。
彼女はなかなかの別嬪さんで目の保養にはもってこい！(笑)

序盤でいなくなる惜しい子、スカイ（エイミー・ティーガデン）がいい！
昔の名女優クラウディア・カルディナーレの再来か！みたいな＾＾

あ、ヒロインもよかったですよ！（←付け足しかよ）


【今週のツッコミ】

・なんと！モニターならなんでもＯＫなのか！？
　まさかの旅客機コクピットも縄張りにしていた貞子さん（サマラです）

・そして、登場シーン、佐伯伽椰子と同じ爬虫類風な四足歩行は
　過去の競演『貞子ＶＳ伽椰子』で技盗む！？
　足が肩の上をまたぐ新技披露だ貞子さん（だからサマラ）
　（ちなみに伽椰子はホフク前進のつもりです）

・貞子をあんなにハッキリ面割れさせたらいけません（おいこら）

・ヒロインの口から出るわ出るわの長い異物に『インポッシブル』の
　ナオミ・ワッツを思い出す。

・盲目のオッちゃんから逃げるヒロインに『ドント・プリーズ』の再演か。
　元軍人と司祭の違いはあるけどどちらもタフだった( *´艸｀)
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監督:Ｆ・ハビエル・グティエレス
脚本:デヴィッド・ルーカ/ジェイコブ・エステス/アキヴァ・ゴールズマン
音楽：マシュー・マージェソン
出演：マチルダ・ルッツ/アレックス・ロー/ジョニー・ガレッキ

『ザ・リング／リバース』