スカイウォーカーズ: ある愛の物語

満足度：★★★★【４．０点】（Netflix）




678メートル尖塔のてっぺんでアート作品の決めポーズ！

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警備の目をかいくぐって、世界屈指の高層ビルに登り、命がけのスタントに挑む
一組のカップルを追うドキュメンタリー。
次なるスリルを求めて計画を進める中で、揺らぎ始めた二人の愛の行方は・・・。
<Netflix>

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先日鑑賞した『FALL／フォール』と違って、こちらは正真正銘のリアル映像！
その高さはバンコクにあるムルデカ118という世界第二位を誇る超高層ビルである。
全高は尖塔含めて678メートルにも及ぶ。
これは、ドバイにあるブルジュ・ハリファビル828メートルに次ぐ高さだ。

この高さに挑戦する男女カップルは、それまでの人生のトラウマを抱えながらも
それを払拭するため、また自分への挑戦として命綱のハーネスもなしに登る。

とにかく、やってることに対し共感など微塵も感じないし
彼らの家族にしても、普通に止めようとするが、結局は自分の人生だからと折れる。

女性の両親はサーカス団のフライヤーとキャッチャーという関係で
サーカスに於いて花形ともいえる立ち位置だったが、その後、両親の離婚を機に
家族はバラバラとなってしまった辛い過去を持つ。

幼い彼女はそんな両親の影響を受け、自分も将来サーカスでフライヤーをしたいと思い
バレエを習得するまでになったが、結局、今の時代、サーカスは時代遅れで
自分を表現する方法として、今どきのSNSに動画や画像をアップする手段を選んだ。
徐々にフォロワーも増え、彼女の美しいアート作品はスポンサーも付くほどになった。

で、今回のメインとなるのがムルデカ118。
まだ建設途中というのがもっとも重要で、作業員に変装し監視カメラを意識しながらの
潜入という形となる。

いや～、もうこれアレだわ！高所の不安定さは半端ないし
なかには、他の若者が挑戦した失敗（落下）映像なども挟んでいるので息苦しい限り。
でも、ウェアラブルカメラやドローンカメラの映像が美しすぎて思わず息を呑んでしまう。

そしてなんといっても、女性のルックス自体が美しいので恐怖を抱えながらも
思わず見とれてしまうのは仕方のない事である。

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【今週のひと言】

・ヨーロッパ各地では、こういった無謀な若者が結構いるらしい。

・過去映像で挑戦している若者がバランスを崩し落下していく映像はキツイ。

・彼女を応援する祖母の言葉が胸を打つ。

・にしても、ハーネスもなしでバランス感覚だけでよく耐えられるな～。
　上に行けばいくほど風もあるだろうに。

・登頂してからも凄いが、潜入して登っていく過程の緊張感半端ない。
　偽装用の工具やドローンのバッテリー、飲食物とリュックが重すぎ。

・過去にも作業員に変装して逮捕された事例がかなり多いらしい。

・ドキュメンタリー映画なので第三者のカメラもどこかで使ってそう。
　っていうか脚本？半分作り物ってこと？
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監督：ジェフ・ジンバリスト
脚本：ジェフ・ジンバリスト
音楽：ジャック・ブラウトバー
出演：イワン・ビアカス、アンジェラ・ニコラウ

『スカイウォーカーズ：ある愛の物語』