iwakibb's blog

いわき市役所ラグビー部を母体とする「いわきBlue Braves ラグビーフットボールクラブ」のブログ

夏の代名詞

2009-09-07 22:08:48 | 一般
大島キャプテンよりコラムの依頼があったので、2度目になりますが投稿させていただきます
 何を書いても良いとのことで、僕なりのラグビー論などあればよいのですが、残念ながらないので、8月といえば夏の代名詞「高校野球」について書きたいと思います。(これは8月中旬に依頼があり、時期的な誤差があります。)

 ちなみ、掲示板にも投稿しましたが、7月20日に第一子となる、長女「夏海」が誕生しました。名前は海の日に生まれたのもあるのですが、病院からの帰り、誕生の記念にと日の出を撮影しに海に行ったところ、素晴らしい朝日と穏やかな海が望めて、いろいろ考えてはみたのですが、元気で健やかな子に育って欲しいと、「夏海」と名付けました

 そして、その夏の代名詞の高校野球に興味を持ったのは、幼稚園の頃に見た「タッチ」に影響されたことがきっかけでしたが、衝撃を受けるほどに感動したのは、1989年の夏の甲子園に出場した仙台育英高の大越基(おおこしもとい)選手を見たときでした。まだ小学4年生だったので、私立高校と公立高校の差、東北勢で甲子園優勝経験がないこと、無論、怪物江川や三沢高校対松山商業の延長戦も知りません。ただ、高校生という大人が真夏の甲子園で一回でも負けたら最後という中で、優勝目指して一心不乱になって投げている大越投手を見て心から感動しました。エースの大越投手は連投で朝起きると顔を洗うこともできないほど肩が張っていたというのに、注射を打って試合に臨み、その剛腕を遺憾なく発揮する投球を行い、見る者を魅了するその姿に引き込まれました。準々決勝ではその後巨人に入団することになる元木大介を擁する上宮と対戦しこれに勝利、準決勝も制した仙台育英は東北勢として磐城高校以来となる決勝に進出することとなり、家族や学校でも仙台育英の話題で持ちきりでした
 高校野球を祈るような気持ちで見始めたのはあれが最初だと思います。さて、その大越投手ですが、高校卒業後は早稲田大学に進学、六大学野球で早稲田大学の優勝に貢献するも、高校時代と早稲田の野球観の違いから、2年時に中退。アメリカに留学し、マイナーリーグで半年間プレーした後、1993年ドラフト1位でダイエーに投手として入団。途中強肩と足の速さを買われ、外野手に転向。日本シリーズに3度出場するなど、王ダイエーの黄金期を支えましたが、2003年戦力外通告を受け、引退。その後再度大学に進学、教員免許を取得し、2007年4月山口県早鞆高校に赴任。野球部長として同校野球部を指導。来シーズンからは監督になるとのこと。あの大越君が高校野球の監督です。まあ、高校野球の見どころの一つとして、甲子園を沸かした高校球児が高校教諭として野球部を指揮し、甲子園に乗り込んでくるなんてどうでしょう。ラグビーも同じだと思いますが、県内の高校野球部の監督さんは、意外と知ってる高校球児が多いのも事実です。

 もう、県内では来年の春の甲子園を目指して、地区大会も始まっています。
 夏の甲子園の地区予選は、母校の健闘に一喜一憂し、その結果を気にする方も多いはずです。先日、野球部の先輩が「高校野球は、夏の大会の結果で評価されることが多いが、秋から春、そして夏にかけてどんどん成長していく。その過程を見てやらないと、子どもたちがかわいそうだ。オレはこれから秋の大会からでも、時間を見つけて応援にいくつもりだ」まさに、そうですよね。
 毎週日曜日は、21世紀の森で練習ですが、グリーンスタジアムで歓声が聞こえたら、たまには足を向けてもいいかもしれないですね。何か力を与えてもらえそうな気がします