iwakibb's blog

いわき市役所ラグビー部を母体とする「いわきBlue Braves ラグビーフットボールクラブ」のブログ

『ボランティア一人旅』~いわきLOVE~

2011-06-21 21:28:15 | インポート
最近、平日が休みなので、一人でボランティアに行ってる社長です

チーム活動ではないので、活動報告というより活動日記というかたちで
読んでもらえれば幸いです


一人旅となっていますが、今回(20日)もいわきボランティアセンター(久ノ浜地区)
で活動してきました。

月曜ということもあり、少ないのかなぁ~と思ってボラセンに行くと、約100人~200人の人がいました。
聞きましたところ、だいたい平日でも現在はこのぐらいの方々が活動しているそうです


本当にありがたいことです

今回は、地元久ノ浜ということもあり、いつも以上に気合いを入れていきました。
9人(男5女4)のリーダーとして、午前と午後二カ所のお宅で活動してきました。


一軒めのお宅は、海の目の前(砂浜まで3メートル)。
津波は、二階部分までのみ込んでいたと思われます。
畳の搬出とガレキの分別が主な仕事でした。


今回は、平日ということもあり、50代、60代の人生の先輩方が大半でしたが、
意気込みは若い人にも負けない,というより、よくしゃべり、よく動く、
元気いっぱいの方ばかりで、とても楽しく活動できました

全員が、何度か活動している方々でしたので、手際よく、要領よく、
みるみる片付いていきました。

二軒めのお宅も、一軒めのお宅から500メートルぐらいのご近所の方で、
側溝の土砂のかきだし&土のうに詰めるのがメインの活動でした。


暑さの中、午後から合流した7人と力を合わせ、ガッツリと働いてきました。
土のうは、400近くになったでしょうか?
どんどんと二人一組で、交代しながら、手際よく作業していきました。

午後は、ずっとスコップでひたすら、土砂を片づける作業だったので、皆さん、
足腰にはきていたはずなんですが、誰一人弱音も吐かずに、
ただ黙々とやっていた姿には、本当に頭が下がる想いです。

久ノ浜地区は、原発からも約30キロちょっとなので、正直市内では土砂や
ガレキについた放射線量も高い地区なのですが、
東京から来た女性は『いわきか南相馬と決めて来ました。
本当に困っている地域で活動したいと思った来たんで』
と、おっしゃってました。

また東京の町田から来た男性は、原付バイクで休み休み10時間かけて来たそうです
トラックの運転手をしてるらしいのですが『5連休もらって来たから、休まずやりたい』と。

いつも他県の方ばかりなので、今回は、地元いわきの方の話も書きます

前回(ブログに書いてないが)四倉で一緒に活動し、
今回も一緒に活動した中央台の60代の男性は、
家族にはボランティアに行くことは反対されているので、
週に1、2度だけ来てるんですと、おっしゃってました。
息子さんが、最前線で働いているので、いてもたってもいられないということで。
本人(息子さん)は行くと決めていたそうですが、家族会議もしたそうです。


震災から3ヶ月が経ちましたが、ずいぶん前のことのように思うのは私だけでしょうか?
ガソリンの給油に何時間も並び、仕事帰りに水くみを毎日行う。
テレビの原発のニュースばかり見ていたあの生活は、まだ3ヶ月前の話です。

いわきも街中は、だいぶ普通の生活に戻りつつありますが、
津波の被害をうけた沿岸部は、まだまだ非日常というしかありません。
先が見えないというのが、正直なところだと思います。
しかし、ボランティアにいくたびに思います。
ボランティアを必要として依頼されている方は、
皆さん、顔をあげて、前を向いて、歩き出しています。

3月、4月の頃のような泣き出す依頼者は、今はいません。
皆さん、力強く生きています。

我々もどんどん前に進んでいきましょう!!

『社長、いまさら言うなよ、もう進んでるぜ!!』

それでいいんです。その言葉が欲しいんです。

いわきLOVE
チームのメンバーに限らず、読んでくださってる方、それぞれにあると思います。

この震災は、いい意味で人を変え、成長させてくれました。
悪いことばかりではありません。
私はそう思います。
というより、私もその一人です。

また、長々と熱く書いてしまいました


今日は、新車のヴォクシーの自動スライドドアが、開閉の際、
ガリガリガリと縁石と戦う(波しぶきがあがってます)
トラブルはありましたが、来週も平日休みなので、めげずに活動してきます(笑)

ちなみに、嫁には、まだ『波しぶきの報告』はしてません

報告の仕方で、いいアイデアがありましたら、ぜひとも教えてください
では