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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「丈六にかげろふ高し石の上」 芭蕉

酷暑、酷暑、酷暑とは、こう言う日々を言うのですね、、、ほんと毎日暑い!!(◎_◎;)

半年前は一月末、大寒と言って雪も降っていたのに、今や連日の猛暑日で、雪のようなかき氷が恋しいとは、、、今更ながら、日本の四季の多様さ、一年の気候変化の厳しさを実感しますね。( ; _ ; )/~~~

それでも、明日から八月、、、一週間もすれば「立秋」です。(^-^)
ま、暦の上の話で、秋風を感じるのはまだもう少し先になりますが、、、m(__)m

昔は、立秋以後は「残暑お見舞い」なんて書きましたが、今は、暑さよりコロナのお見舞いが先ですよね、、、風情もあったものではないです!(◎_◎;)

さて、「笈の小文」より、今日の一句。

「丈六にかげろふ高し石の上」 芭蕉

またもや、「かげろふ」が出て来ましたが、この句には、もう一つ「丈六」なる聞き慣れない言葉が、、、(^_^)

丈六は、確か、お釈迦様の身の丈だったと記憶してますが、調べてみましょう。(^。^)

丈六とは、釈迦の身長が1丈6尺(約4.85メートル)あったというところから1丈6尺の高さの仏像を言う。座像の場合は半分の8尺に作るが、それも丈六と言う。丈六より大きいものを大仏と呼ぶ。
また、丈六の仏像が、多く結跏趺坐の姿であるところから転じて、「あぐらをかくこと」を指すこともある。

(解説)
伊賀国阿波の庄に俊乗上人の建物跡があり、護峰山新大仏寺と言う。伽藍は崩れてしまい礎石だけが残っている。一丈六尺の尊像は、苔むした地の下に埋ずもれて、その御頭の部分だけが目の前にあり、拝ませていただいている。

(句意)
かつて、丈六の尊像が置かれていた石の上に、陽炎が高く揺らいでいる。
こんなに高く陽炎が揺らいでいるのは、かつて置かれていた尊像の影響なのだろう。
今は尊像の姿は見えないが、陽炎が尊像となっているように思えるのだ。

難解じゃ、あーりませんか!、鳳仙花🌺

しかし、馬関には、この句が、後の奥州・立石寺にての名句「閑かさや岩に沁みいる蝉の声」につながる雰囲気に聞こえます。(^-^)

では、謹んで、返句献上。( ^_^)/~~~

 「新盆や若き御霊に迎え鐘」 祖谷馬関

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