いよいよGW!今回は1日休暇をもらい9連休となった。
車にテレナビも付いた事だし、旅行を計画することに。
目標は、黒ラブ旅行の先輩、「空」ブログを覗いた時、本州の東西南北4端を制覇すると、証明書をゲット出来るくだりを発見、あっ、欲しい、って訳でそれに決定。
今回は、取あえず身近な北と東をものにしておこうと思いついていたのだ。
それと、青森に気になるラーメン屋が2軒あるんでついでにそれもクリアしたい。
っと言ふことで、基本ルートはこんな感じ。
酒田⇒たかはし中華そば屋(弘前)⇒大間崎(本州最北端)⇒あらそば(陸奥)⇒とどヶ崎(本州最東端、岩手県)
まぁ、実際どうなるもんだか‥‥‥‥‥っと思っていたが、まさかこれほどとは、その時点では予想だにしていなかったのでございました。
それでは旅行記
連休2日目(4月30日)
早朝5時半にいざ出発!
のつもりが、いつものとうりドタバタ準備で、結局8時頃のスタート。
弘前めざし順調に7号線を北上し、12時頃にたかはし中華そば屋に到着。
ここは青森でも大概のホームページで5番以内にランクインしている店だ。
その内容は魚出汁系でわりとクセのある津軽ラーメンの中でも最右翼に位置すると言ふ。
店内は地味な場所にあるにもかかわらず順番待ちの混み合い。
で、これがそのラーメン、スープ色である程度想像はできる。
しかしてその味だが、予想を遥かに超えるダイナミックな風味、まさかこれほどアグレッシヴだとは。
とにかく初心者にはあの生臭さは強烈だ、しかも麺の含水率が少なめで、つけ麺によくある感じのやつだ。
このてのラーメンには自信があったが、すっかり自信消失してしまった。
しかし、この人気。やはり津軽ラーメンを食べなれてくると最終的にはここへ行き着くのであろう。
自分としては、こんな凄いラーメンに出遭えただけでもうれしいが、コテツははに陳謝。
弘前は桜が見頃になってきたのだが、ここは堪えて次の目的地、本州最北端の地を目指す。
何とか明るいうちに目的地 大間崎に到着
虎徹の到達証拠写真をたくさん撮り、これで1/4端ゲット
折角なんで、本当の最北端、つまり碑の裏側にある波打ち際で写真を撮ってもらおうした瞬間、リードが引張られ、コテははの手から大事な一眼レフがポロリ
それがこの結果
ただ( ゜ ρ ゜ )ボー禅とするばかり、おまけにコテははからは「だからリード持って撮影するはイヤだといったのよっ」っと一方的に怒られ もう、どん底の気分。
これで、この旅行の闇の扉が、開いたのかも知れない。
幸い本体は無事のようだ、望遠のレンズがあるので遠くは撮れる、良しとすっか。
大間崎にはキャンプ場があり、快適だ。
キャンカーがわりと多い、驚いたのは全車に犬がいるのだ。
俺らみたいのはそんなにいないと思っていたが、今はそう言ふ時代なんだね。
翌日は近くの友人に寄ってから、尻屋崎に向かう。
途中は北海道みたいな景色なので、虎徹を放牧。
尻屋崎灯台 ここは馬が来たりするので、虎徹を車外に出せないのだ。
ここは、下北半島の東端で、寒立馬と言ふ馬が放牧されている。
ちょうど生まれたての場面に遭遇、まだ胎盤が外れていないが、子馬が立てるように見守る母馬。
次の目標である,あらそばに行くため陸奥に向かう。
非常に分かりづらいところにあり、言ったり来たりしながらようやく発見!
早速中華そばを注文。
だが、後から来た客は100%味噌ラーメンをオーダーする。
しまった、ここは味噌ラーメンが有名な店だった、ッと気づいた時にはすでにおそし。
出てきたラーメンは正直言って、自分にとっては普通のラーメンであった。
あれだけ楽しみにして苦労してきたのに終了。
さぁ、お次は本州最東端、とどヶ崎だ。
八戸を過ぎたところにある種差海岸で虎徹休息、ここは海岸なのにきれいな芝生が続く。
7時半頃宮古市に到着、もうすっかり日は暮れている。
食料を購入し、魹ヶ崎キャンプ場に向かうが、途中の道路がキツイ。暗闇の中、連続カーブが15km続く。
ようやくたどり着いた魹ヶ崎キャンプ場は跡形も無い、真っ暗なので懐中電灯ひとつで廻りを見るが、
トイレも無いようなんで、しかたなく道の駅があると聞いた山田町の方へ向かうが、これがまた更に凄い連続カーブが15km続く。
ようやく着いた山田町にはいくら探しても道の駅が無い、場所はコンビニで教えてもらったのだが、どうやら流されたのを忘れて教えたようだ。
ウロウロしているうちに0時を過ぎてしまい、路肩のスペースでなんとか一泊。疲れた--- 布団も敷かずにそのまま就寝。
翌朝目覚めると、となりは震災の仮設住宅だった。外に変な車が止まってるんでびっくりしたかも。
とどヶ崎キャンプ場(跡)を再度目指すが、そこが最東端ではない。そこから4km先の灯台まで歩いてようやくゴールなのだ。ちょっと不安になり、電話で観光協会に灯台までの遊歩道は大丈夫か確認を取るが心配ないようだ。
とどヶ崎に向かう途中の入江で朝食をとり、馬力をつける。
そして到着したとどヶ崎キャンプ場(跡)がこれだ。
なんと暗い時は分からなかったが、仮設トイレがあった。
分かっていればわざわざ山田町まで行くこともなかったのに残念。
いよいよ岬にアタック!車から片道4km
最初の10分でおよそ海抜130mまで上昇するキツイ!
上から見ると、津波がみえる。駐車場跡に我車、そのかどにあるのが仮設トイレ。
最初の登りが過ぎるとハイキング的山道が続く。
幸か不幸か、人がいないため虎徹もノーリードでOK
ようやくとどヶ崎到達 虎徹到達証拠写真、これで本州2/4端ゲット!
しかし登りを含め往復8kmはかなり効く。車ってありがてぇ
疲れたー!虎徹と遊びながら歩いたのもあり、片道1.5時間、トータル4時間近くかかったよ。
〆は虎徹が海水浴して終了。
いろいろあったが、今回はミッション完了したんで帰還する事に決定。
帰りのルートはこれから、45号線を南下し、釜石⇒大船渡⇒陸前高田から一関経由で酒田の予定。
45号から見える街の姿はやはりすごい、特に陸前高田の街中は流されず残ったビルがあるだけで、あとは何も無い。
途中いくらかでも買物をして、内陸に入り、ホームを目指す。
これで、今回の旅行はほぼ終了。
いろいろあったが、そんだけ勉強にもなったし、ま、いーんでないかい。
‥‥‥‥‥‥‥‥っと思った時であった。
運転していたコテははが「なんか、ライトが暗い」 とのこと。
そのうちテレビが消えた、しばらくするとウインカーが点かなくなった。
こっ、これはヤバいぞ! 流石に焦る。
電気の使いすぎ、それとも発電不良?
酒田まではまだ90kmある。もう10時近いので田舎の道路なんでスタンドも閉まっている。
幸いエンジンはしっかり動いているので、とにかく走れるだけ走ろう。
余計な電気は極力減らしてもますますライトは暗くなる、これは充電回路のトラブルのようだ。
そして、鳴子まで来たところでライト限界に近くまで来た。
そこで、コテははが「キャンプ用のバッテリーは使えない?」 やっぱりそれしかねーかな。
後ろからバッテリーを出してブースターケーブルで接続、なんとかライトが復旧。
充電回路だけのトラブルのようなのでバッテリーに電気さえあれば普通になる。
しかし、容量が40A程度しかないのでどこまでもつかがカギとなる。
ハラハラしながら新庄まで無事到着。ここなら探せば夜間GSはあるだろう、そこで充電すればなんとかなる。
しかし、そしたら何時帰れるか分からない。
ここは一か八か一気にあと60kmこのまま行くことに決意。
除々に暗くなっていくライト。スリルとサスペンスと睡魔の真っ只中走り続ける。
そして、なんとか酒田の灯が目の前まで来たところで、バッテリーはほぼ終了。
残り3km、スモールランプ程度の明りで、なんとかホームに滑りこんだのであった。
到着時刻、たしか11時半。
結局、振り返ってみると、
たかはし中華そば屋 生臭さに負ける
大間崎 一眼レフ破損
あらそば オーダーを間違え喰いそびれる
とどヶ崎 真夜中に彷徨う
帰路 車が半死
いやー何とも波乱万丈な旅行であった。
幸い天気には最高に恵まれた。
これを書き込んでいる現在、テレビでは、行って来た所の豪雨が放送されている。
それに比べれば、全然ハッピィな旅行だったんではねーかなー
翌日、車を点検してみたところ、やはりオルタネーターのトラブル、それもレギュレーターの疑いが濃い。
今回、テレナビを取付けたんで、その分の負荷追加が関係あるんだろうか?
この車はオルタネーターを外すのが、わりと手間なんで、単身赴任の身には時間が勿体ない。
仕方が無いんで、連休明けに車屋さんに頼むつもりだ。
しかし、泣く子も逃げる虎徹一家、この程度で懲りるそんじょそこらの御一家さんとは、チョットばかり出来の悪さが違う。いずれ本州最西、南端は必ず踏んでやるのだ