このお盆中に色々な事がありました。
先程家計簿をつけながら合計金額の下に日記を書く欄があるのですが、11日〜今日までを遡って読むと大変だったなあと思いました。
中でも昨日は長い長い一日でした。
三人でお昼ごはんを食べようと座敷に座りました。
父は一人暮らしなのでいつも一人で食べるのですが、私達がいるときは座敷に座ります。
朝ごはんを食べるときはちゃんと座っていたのにお昼はテーブルまで50センチ位離れています。
前に座るように声をかけても前に動くことができません。
???
斜めに背中を倒して器を持っているので、その姿勢じゃこぼれるよ!
何度も言った私です。
服にボロボロとこぼれて行きます。
とにかくいつもと様子が違うのは確か。
一人で食べるテーブルは学習机の椅子に座るので そっちに行こう! と二人で連れて行ったのですが、やはりおかしい!
その様子を写真に撮りラインで妹に送信し、文面を打っている間に更に様子はおかしくなって来ました。
こうなると119番通報しかありません。
主人に かけるよ! と言って固定電話で119番通報しました。
心臓ドキドキです😭
電話の向こうの質問に応え救急車が出動することになりました。
その後、妹の連れ合いに電話をして近況報告です。
義弟は私と高校の同級生で定年まで町内の消防署に勤務していたので内情が分っています。
今でも消防署にはしょっちゅう出入りしているので職員も全て知っています。
父はお昼ごはんのそうめんをひたすら食べていますが口からダラダラと床に落ちます。
病院には行かん!
食べながらそれだけはハッキリ言う父です。
こんな状況で救急車を呼ぶのはどうなのかと思い、再度119番にかけました。
救急車は必要ないと言うと、既に向かっているので隊員が様子を見てから家族の判断で取りやめる事も可能ですと言われました。
その後救急車がサイレンを鳴らして到着し担架が運ばれてきました。
父はまだそうめんを口に入れています。
救急隊の隊長が父に声をかけてもひたすら食べ続けているので、〇〇さん、食べるのをやめてください! と言われました。
水分補給されましたか?と聞かれたけど飲んではいないと思います。
割とまともな受け答えをする父。
隊長が私に状況を質問されるので、座敷で食べている写真を見せました。
隊長の父親もやはり消防署員で義弟の部下。
家も実家の近くです。
ですから親子二代で消防署員なんですね。
私のスマホで隊長が義弟と話しています。
義弟が元消防署員なので本当に頼りになります。
ふと父の顔をみると左眉が赤くなっています。
聞くとトイレの前で倒れドアで顔をぶつけたと言います。
そんな事があったとは全く知らなかった私です。
結局嫌がる父を説得して病院に搬送することになりました。
そうこうしていると妹夫婦が来て、義弟が私か主人のどちらかに救急車に乗るようにと言います。
主人にお願いしましたが受け入れ先の病院がなかなか決まらず発車できません。
その間に妹と家の片付けです。
かかりつけの病院は受け入れてもらえなかったので今は合併していますが、合併前は隣町だった病院(妹の嫁ぎ先の町)に搬送されました。
おかしいことに受け入れ先の病院を待っている間、兵隊に志願して北海道や知覧、シナに行って 訳の分からぬ独り言を言っていたそうです。
点滴中にも言っていたようで、先生から聞かれました。
戦争に行っていましたと応えました。
義弟と一緒に行ったのですが現役の頃に何度も搬送している病院です。
頭のCTを撮っていました。
頭は異常なしとのこと。
血液検査から考えられるとすれば熱中症ではないかとのことで、点滴が行われました。
イビキをかいています。
途中目が覚めた時にお昼ごはんの時の状況を話しても覚えていませんでした。
普通であれば点滴で元気になるので帰宅だそうです。
しかし一人暮らしなのでとりあえず入院してあちこち検査をすることになりました。
しかし問題はその後です。
退院して一人で生活するとなればまた今回と同じことになる可能性があります。
暑さが分からない高齢者ではあるしクーラーがない実家。
例えクーラーを設置しても電気代が要るとつけることはしないのが目に見えています。
普段から必要な時、それもその場所しかつけないのです。
考えられないほど始末に始末に生活しているので、電気をつけるよ! 給湯器のスイッチを入れるよ! ガスを使うよ!
必ず許可をとるのです。
ですからこんな父と一緒に生活はできるはずがありません。
本当にビックリされるでしょ!
おそらくどこを探してもこんな人はおられないでしょうね。
入院している今は良いけど退院後をどうするか考えないといけないのです。
病院が何か所か施設を経営されているのでそこに入所するか、退院して元の生活をするか。
しっかり家族で相談してくださいと言われました。
病院を後にして実家に戻り、わずか数時間前までここにいた父があのまま施設に入るとなれば、いかに難しい父でも可哀想になりました。
まだやる事があると94歳で草刈り、野菜作りと一人で頑張っているのです。
そんな父を施設に入れるのはどうなんでしょう?
人を家に入れるのが嫌いなのでヘルパーさんにお願いすることも嫌います。
本当にどうしたらいいのか…
実家を片付けて妹の嫁ぎ先に寄りました。
親族揃って話し合いです。
入院先の病院に甥の幼なじみ(男性)が看護師で勤務されています。
田舎なので彼の親御さんも妹夫婦と仲良しで家族ぐるみのお付き合いです。
幼なじみが父の担当となり昨夜仕事から帰って来てくれました。
看護師として色々アドバイスくれました。
今日もし一人でいたら多分死んでいたかもしれない。
たまたま家族がおられたから良かったけど、生きられたということは最後まで今まで通りにされるのもありですよ! と。
施設に入所すれば認知症が進むことも聞きました。
濃い内容の話をしっかり聞きましたが、父が今まで通りの生活をするには私が一緒に住むのがベストなのです。
しかしあの父との生活は誰が一緒に住んでも絶対に無理と誰もが言います。
義弟が お姉さんも最初は私がお父さんをみなければと頑張るけどストレスを抱え出して最後はお兄さんとも喧嘩をしだして家庭崩壊になると言いました。
こういう例は沢山みてきたからと
じゃあどうすればいい?
離婚してまで帰ってこの家を継げ!
ここまでお父さんが言われるのは弱ってきたからだと義弟が言います。
そんな話を夜の11時半までして日付の変わる頃に帰宅しました。
長い長い一日でした。
ここ数日間に答えを出さなければならないのですが答えがでません。
読ませていただきました。
周りによくお世話くださる方々がおられるのは幸せですね。
キキさんの普段からのお付き合いの濃いさがうかがえます。
良き道が示されますようにお祈りしています。
キキさんもご自愛くださいね。