今日は晴れのち曇り。今朝は5時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には暗く澄んだ空が広がっていたが、東の空がほんのりと薄明るくなってきていた。今朝の気温は6℃で湿度が高く、西よりの風が吹いている。窓を開けると湿っぽい風が涼しく、ヒンヤリと感じられた。かろうじて星が瞬いているのがわかるものの、まもなく朝日に飲み込まれてしまうだろう。透き通った空気が清々しく、爽やかに感じられた。
今日は仕事のため、平日に比べれば少し遅いものの、早朝に家を出て職場に向かった。1日の寒暖の差が大きく、着ていく服に困ってしまう。今日はカッターシャツに薄手のウインドブレーカーを羽織って家を出た。外に出ると東の低い空が朝焼けで赤く染まっていて、上空には水色の澄んだ空が広がっている。身案身の低い空に綿をちぎったような白い小さな雲が数個浮かんでいるようだ。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。休日運転のため、予定していた時間よりも早く職場に着いた。今日は東京マラソンが開催されるということもあって、西新宿はランナーやボランティアでごった返していた。歩道が多くの人で埋め尽くされていて、その中をかき分けるように歩いて職場に向かう。上空には次第に雲が増えてきた。
日中は雲が多いものの晴れて青空が広がった。日中の最高気温は20℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。午前中に仕事を終えると、職場を後にした。外に出ると、燦々と降り注ぐ日射しが熱いほどに感じられる。乾いた風が少し涼しく感じられるものの、汗ばむような陽気となった。
久しぶりにOMシステムのショールームで開催されている写真展で作品鑑賞をした。先日発売になった超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS Ⅱ」についての相談をした後、ショールームを出る。帰りにお昼を食べていくことにした。
ショールームのあるエステックビルと中央通りを挟んで反対側にある新宿センタービルに入ると、地下に降りた。6年ほど前にランチを食べた居酒屋「一番どり 新宿センタービル店」はいつの間にか閉店していて、その跡地にパスタ屋「てっぱんのスパゲッティ 新宿センタービル店」がオープンしていた。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は奥が厨房になっていて、店の中央に9人掛けのカウンター席と6人掛けのカウンター席が向かい合わせになるように配されている。カウンター席の周囲には4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が8卓配されていた。
店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、入口に近い2人掛けのテーブル席に腰を下ろす。すぐにお冷やのグラスが運ばれてきた。卓上にはミル付コショウとタバスコ、メニュー、紙ナプキン、紙おしぼりと冷水のポットが置かれている。お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
表紙をめくると、最初の見開きには各種ドリンクとスパゲッティのあたま(具材)のメニューとなっている。この店は昼飲みができるのか。右上には「BAR MENU」と書かれており、スパゲッティの具材をつまみに飲めるらしい。
とりあえず、今はお昼を食べたいのでページをめくる。次の見開きも「BAR MENU」だった。各種サイドメニューが記載されている。
次は「ハーフ&ハーフセット」と期間限定の「すじこんスパ」が記載されている。今日は朝、おにぎりを1つとゼリー飲料を口にしただけでお腹が空いている。今日はガッツリと食べたいところだ。期待に胸を膨らませながらページをめくった。
次のページはスパゲッティのメニューが掲載されていた。「名物一枚シリーズ」と書かれたメニューにはベーコンやチキンがスパゲッティの上に載せられている。
ページをめくる。左手に「たらこスパ」、右手に「定番スパゲッティ」が記載されている。
次の見開きは「ナポリタン&ボロネーゼ」「旨辛スパゲッティ」のページとなっていた。
その次は「バジルスパゲッティ」「醤油スパゲッティ」である。
ページをめくると、「新宿センタービルセット」「テイクアウトメニュー」が掲載されている。「新宿センタービルセット」は好きなドリンクとバル、ハーフスパの組み合わせとなっている。ガッツリと食べたいので、ハーフスパは眼中に無い。
裏表紙には「サイドメニュー」「ソフトドリンク」「デザート」が記載されていた。
店員を呼んで料理を注文する。注文することにしたのは、期間限定の「すじこんスパ」である。特盛(600g)を注文したいところだったが、このメニューは注文できないとのことなので、大盛(450g)で注文する。更にサラダとスープのセットメニューをあわせて注文することにした。ちなみにサラダは「シーザーサラダ」と「野菜サラダ」の2種類から選べるとのことだったので、「シーザーサラダ」で注文することにした。
料理を注文すると、お冷やを飲む。最初にフォークとスプーンの入った木箱と「シーザーサラダ」、「野菜スープ」が運ばれてきた。少し時間をおいて「すじこんスパ」「大盛」が運ばれてきた。
さっそく、紙ナプキンを1枚と紙おしぼりを1つ取った。ケースからフォークとスプーンを取り出して、紙ナプキンの上に並べると、紙おしぼりで手を拭いた。あらためてお冷やで喉を潤して、まずはスープから飲むことにする。
野菜スープはみじん切りにしたニンジンなどの野菜がたっぷりと入ったミネストローネである。
トマトの旨みにスープをたっぷりと吸った野菜がジューシーで美味しい。スープを飲み干すと、今度はシーザーサラダを食べることにした。
平皿に盛られたシーザーサラダはちぎったレタスに千切りのキャベツやレッドキャベツ、ニンジンが和えられており、ハムをあしらってクルトンをトッピングし、フレンチドレッシングをたっぷりとかけて粉チーズを振ったサラダである。
フォークでサラダを食べる。レタスやキャベツはフレッシュで、シャキシャキとした歯応えが美味しい。今日は気温が高いこともあって、生野菜がいくらでも食べられるように感じられた。粉チーズの旨みにフレンチドレッシングの酸味が合わさって、生野菜が進む。クルトンのカリッとした食感とハムの味わいがアクセントになっている。サラダが盛られた平皿はあっという間に空になってしまった。
続いて「すじこんスパ大盛」を食べる。「すじこんスパ大盛」は鉄鍋に盛られている。醤油系の和風ソースが絡められたスパゲッティには牛すじとコンニャク、小松菜、スライスしたタマネギ、ニンニク、マッシュルームが入っていて、鷹の爪や粉末状の唐辛子がその上にかけられている。鉄板の底には和風ソースがたっぷりと溜まっていた。
フォークでスパゲッティを鉄鍋の底に溜まった和風ソースに絡めながら口に運んだ。もちもちとした食感のパスタは醤油の旨みと唐辛子の辛味が効いた旨辛のスープパスタのような味わいで美味しい。ニンニクのパンチと牛すじの旨味が効いている。更にコンニャクの歯応えにしんなりとしたタマネギの旨味が加わっている。牛すじは口の中でホロホロと崩れるように柔らかく、マッシュルームはジューシーで美味しかった。彩りを添えている小松菜も歯応えのアクセントになっている。
スパゲッティを食べてしまうと、残ったソースをスプーンで掬って飲んだ。ちょっと味が濃いものの、そのまま残してしまうのは惜しい。ここにライスがあれば、ソースを絡めて食べたら美味しいに違いない。和風ソースまで飲んでしまうと、お冷やを飲み干して完食。美味かった。満腹である。
帰り支度をすると、伝票を持ってカウンターの先にあるレジで代金を精算する。セルフレジにはなっているが、店員が見ているので安心して操作できる。精算を済ませると店を出た。
地下道を歩いて新宿駅に到着すると、改札に入って中央線下りホームに昇った。ちょうど中央特快がホームに滑り込んできたので、この電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出ると、上空には霞んだような青空が広がっていて、淡い雲が西から東にゆっくりと流れていくのが見える。強い日射しが照りつけていて、そよ風が吹いていた。
日が傾いてくると、再び西の方から雲が広がってきた。
夜、ゴミを出すために外に出る。上空には暗い空が広がっていて、所々に白い雲が広がっていた。雲の合間から星が瞬いているのが見える。昼間の暖かさを引きずったかのような心地よい涼しさに乾いた北風が心地よく感じられた。