J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のラーメン(黒マー油なんつっ亭スペシャル@なんつっ亭 町田店)

2023年12月01日 | ラーメン(多摩)


12月初日の今日は曇りのち晴れ。起床したのは8時前である。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には白い雲が広がっている。ベランダに出てみると、東の空の雲が切れて雲の合間から青空が顔を出していた。空気がヒンヤリとしていて、乾いた北よりの風が身を切るように冷たく感じられた。
今日は1日年休を取って、藤沢の実家に行くことにしている。久しぶりに実家の近くの床屋で散髪をすることにしているので、髭は剃らずに顔だけ洗った。湯を沸かしてコーヒーを淹れると、簡単に朝食を食べながら、玄関ポストに投函された朝刊を読む。その後、ルンバで部屋を掃除した後、パソコンを起動してメールをチェックした。

出かける準備をして家を出た。上空は白い雲が覆っていたが、東の空の上空には青空が広がっている。日野駅から中央線で八王子に出て、横浜線に乗り換えた。町田駅に到着したところで、時計の針は昼前を示していたので、町田でお昼を食べていくことにした。
JR横浜線町田駅から原町田通りを北に向かって歩いて行く。原町田中央通り交差点を右に折れると、右手に真新しいラーメン店の看板が見えた。よく見ると、「元祖 黒マー油 なんつっ亭」とある。


真新しい店構えのラーメン店「なんつっ亭 町田店」は今年の10月1日にオープンしたとのこと。今日はこの店に入ることにした。
店内は入り口から見て左手に厨房があり、厨房の正面にカウンター席が10席直線状に配されている他、右手壁際と奥に2人掛けのテーブル席が3卓と4人掛けのテーブル席が1卓配されている。

カウンターの一番奥の席に座ると、お冷が出された。卓上には醤油と辣油、一味唐辛子、酢、ミル付き黒コショウといった調味料のほか、箸とレンゲ、楊枝、冷水の入ったやかん、紙ナプキン、メニューが置かれている。店員に言えば紙エプロンや割り箸がもらえるとのことである。
さっそくお冷を飲みながらメニューを眺めることにした。


メニューの表紙には「ラーメン食法」「つけ麺食法」が掲載されている。


メニューを開く。左手には定番メニューの「豚骨黒マー油ラーメン」が載っており、右手には「ごはんもの」「ビール」「おつまみ」が掲載されている。


右手のページを開くと中央に「豚骨赤マー油」「つけ麺」が掲載されているほか、右手には「お得なセットメニュー」「トッピング」が掲載されている。


メニューの背面にはラーメンを構成する「こだわりの素材」が紹介されていた。


「なんつっ亭」のラーメンを食べたのは、品川駅の高架下に設けられていたラーメンフードテーマパークにあった品川店に行って以来である。もう16年前になろうか。すっかり味も忘れてしまっている。そこで、まずは定番の「豚骨黒マー油ラーメン」を食べることにした。注文したのは「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」である。店員から「ラーメンにニンニクを入れますか」と聞かれて、ニンニクをラーメンに入れてもらうことにした。
ちなみに「お得なセットメニュー」の中の「餃子Aセット」を注文すると「一口めし」と「夫婦円満餃子三個」が付くのだが、ライスは「一口めし」では足りない気分である。そこで、レギュラーサイズの「めし」と「夫婦円満餃子」をあわせて注文することにした。

料理を注文すると、メニューを元に戻して、お冷を飲む。自分が店内に入ってまもなく、数名の客が店内に入ってきた。
最初に「めし」が出された。続いて「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」が運ばれてきた。最後に「夫婦円満餃子」が運ばれてきた。


さっそく紙ナプキンを1枚取り、箸とレンゲを1つずつ取る。


最初に餃子のタレを作ることにした。餃子は楕円形の皿に5個載せられており、その端にタレを垂らすための窪みが設けられている。


皿の窪みに醤油を適量垂らし、更にラー油を垂らす。


それからラーメンを食べることにする。「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」の麺はオリジナルの中細ストレート麺で、黒マー油の浮かんだ黒いスープに浸かっている。麺の上にはたっぷりの茹でモヤシと白ひげネギが載せられていて、味玉が1個とチャーシューが2枚添えられていて、絞りニンニクがトッピングされ、刻んだ青ネギが散らされている。ラーメンには海苔が3枚添えられていた。


ラーメンに添えられたレンゲを取って「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」のスープを飲む。豚の骨と鶏ガラを24時間煮詰めた豚骨スープに黒マー油を浮かべた黒いスープは膜が張っている。クリーミーで旨味の詰まったスープは上品で旨味の詰まった味わいである。


スープに浮かべられている黒マー油は揚げたニンニクに揚げ油とごま油を調合し、スパイスをペースト状にして作っているとのこと。独特の苦みと香ばしさが口の中と鼻腔に広がる。濃厚なスープはパンチが効いていて美味しい。
麺を食べる。なんつっ亭特製麺はオリジナルの小麦粉を使用しているとのこと。弾力のある歯応えで、スープに負けていない。麺を食べていると、モヤシや白髭ネギが麺に絡まって口の中に入ってくる。しんなりと茹でられたモヤシはシャキシャキとした食感を残しながら、スープをたっぷりと吸ってジューシーな味わいで美味しい。白髭ネギの食感がアクセントになっている。

ラーメンに添えられた海苔はライスに巻いて食べることにした。ライスは小さなお碗に盛られている。


海苔をスープに浸して、ライスに巻いて食べる。スープをたっぷりと吸った海苔はジューシーで美味しい。厚みがあって、パリパリとした食感が楽しめる。硬めに炊かれたご飯は弾力のある歯応えで美味しい。口の中でほどけるようにバラバラになってスープと海苔を絡めて喉の奥に消えていく。
海苔を3枚食べてしまうと、再び麺をすすった。スープが麺と野菜をまとめ上げていて、食べ応えがある。麺を食べながらチャーシューをスープに浸け、味玉を食べることにした。

味玉はプリプリとした食感である。かぶりつくと、濃い黄身の味わいが美味しい。よく味が染みこんでいて、食べ応えがある。味玉を食べながら麺をすすった。
チャーシューも食べる。大きくて厚みのあるチャーシューは豚バラ肉を豚骨スープで煮込んで、濃厚醤油ダレに漬け込んでいるとのこと。赤身は柔らかく、味が良く染みこんでいる。歯ごたえがあって美味しい。脂身は甘くてとろけるように美味しかった。

麺をあらかた食べてしまったところで、餃子を食べる。「夫婦円満餃子」は一口大のサイズで皮にキツネ色の焦げ目が付いている。


「夫婦円満餃子」を1個、タレにたっぷりと浸して、口に運んだ。


「夫婦円満餃子」の皮は厚みがあってモチモチとした食感である。皮の中の餡は豚挽き肉にキャベツとネギが入っていて、口の中で肉汁が飛び散るほどにジューシーで美味しい。ニンニクが効いていて、旨味とコクがあり、食べ応えがある。
残りの餃子を食べながらライスをかき込む。もう少しライスが欲しいくらいである。餃子が無くなる頃にはライスも無くなってしまった。

最後にラーメン丼を傾けて、スープを飲む。焦がしたニンニクの香ばしさとパンチのある味わいを楽しみながら、最後の一滴まで飲み干してしまった。ラーメンを食べてしまうと、コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。
卓上に置かれた伝票を持ち、席を立って店の入口脇のレジに進む。代金を支払うと店を出た。ラーメンを食べて熱くなった体に冷たい外気が心地よい。店から小田急線町田駅に歩いて行き、小田急線に乗って藤沢に向かった。

日中は晴れ。日中は雲が多いものの、晴れて青空が広がった。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。雲の合間から射し込む日射しの温もりが心地よく感じられるものの、風が身を切るように冷たい。日が陰ると、肌寒いくらいの陽気である。空を見上げると、雲がゆっくりと西から東に流れていくのが見えた。
夕方は近くの床屋で散髪をする。長くなった髪を短めにカットしてもらうと、頭がスッキリとした気分になる。空気が冷たいが、むしろ目が覚めて気持ちが良い。

実家で夕食を食べてしまうと、早々に帰宅することにした。既に日は沈んで空は暗くなっている。上空を見上げると、澄んだ暗い空に煌めく星を散りばめたような星空が広がっていた。東の空にオリオン座が上ってくるのが見える。やがて轟音と共に点滅する光を伴って飛行機が横切っていくのが見えた。
電車を乗り継いで日野駅に向かう。電車を降りて改札を抜けると、東の空に煌々と光る月が浮かんでいるのが見えた。


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