鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2020年11月9日号)
*動画:バイデンは反日主義者か?
前号「バイデンは反日主義者か?」をテーマにしたトーク番組がUPされた。前号に含まれない情報も追加してあるので是非ご視聴を!下記をクリック
https://youtu.be/xjbs8rIy5DA
番組で触れたが、1997年のアジア通貨危機では、当時、東南アジアに進出していた日本企業の多くが撤退を余儀なくされた。それまで東南アジアは日本の市場であったが、この時、中国に奪われて今日に至っている。
この背景にクリントン米政権の反日政策があった事については、拙著「エシュロンと情報戦争」に詳述してある。本書は2002年に文春新書として出版され好評であったにも関わらず、なぜか増刷されず絶版となった。
エシュロンとは米、英、豪、カナダ、ニュージーランド5か国による国際通信傍受網であり、当時、秘密の存在であったが、欧州がエシュロンと名付けて脅威とみなしていた。昨今はファイヴアイズとお色直しをして対中諜報にシフトチェンジした。
エシュロンと呼ばれていた時代には日本を敵視していたわけだが、中国敵視のファイヴアイズとなって日本にも加盟要請が来た矢先に米国で政権交代の可能性が出てきた。
まだ確定したわけではないが、もし米国にクリントン時代と同様の反日政権が誕生すれば、ファイヴアイズは日本敵視に先祖返りすることは間違いない。そこで日本が加盟すれば、日本の情報は中国に筒抜けとなる。
番組でも触れたが、1990年代は、バブルは崩壊、会社はリストラ、銀行は再編、大蔵省は解体され学生は就職氷河期という地獄のような時代だった。その余波は今も続いているが、その余波も収まらぬうちに、また大津波が来るのかもしれない。
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
プロフィール・バックナンバー等は公式ブログを参照。下記をクリック
https://ameblo.jp/karasu0429/
(2020年11月9日号)
*動画:バイデンは反日主義者か?
前号「バイデンは反日主義者か?」をテーマにしたトーク番組がUPされた。前号に含まれない情報も追加してあるので是非ご視聴を!下記をクリック
https://youtu.be/xjbs8rIy5DA
番組で触れたが、1997年のアジア通貨危機では、当時、東南アジアに進出していた日本企業の多くが撤退を余儀なくされた。それまで東南アジアは日本の市場であったが、この時、中国に奪われて今日に至っている。
この背景にクリントン米政権の反日政策があった事については、拙著「エシュロンと情報戦争」に詳述してある。本書は2002年に文春新書として出版され好評であったにも関わらず、なぜか増刷されず絶版となった。
エシュロンとは米、英、豪、カナダ、ニュージーランド5か国による国際通信傍受網であり、当時、秘密の存在であったが、欧州がエシュロンと名付けて脅威とみなしていた。昨今はファイヴアイズとお色直しをして対中諜報にシフトチェンジした。
エシュロンと呼ばれていた時代には日本を敵視していたわけだが、中国敵視のファイヴアイズとなって日本にも加盟要請が来た矢先に米国で政権交代の可能性が出てきた。
まだ確定したわけではないが、もし米国にクリントン時代と同様の反日政権が誕生すれば、ファイヴアイズは日本敵視に先祖返りすることは間違いない。そこで日本が加盟すれば、日本の情報は中国に筒抜けとなる。
番組でも触れたが、1990年代は、バブルは崩壊、会社はリストラ、銀行は再編、大蔵省は解体され学生は就職氷河期という地獄のような時代だった。その余波は今も続いているが、その余波も収まらぬうちに、また大津波が来るのかもしれない。
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
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