沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

ワグネル軍団、モスクワへの進軍を中断    なぜか、ルカシェンコが仲介、密約の中味は?

2023-06-26 14:52:08 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023) 6月25日(日曜日)
        通巻第7809号 
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 ワグネル軍団、モスクワへの進軍を中断
   なぜか、ルカシェンコが仲介、密約の中味は?
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 明らかに軍事的叛乱だった。
 ワグネル軍団のボス、プレコジンは「ロシア軍は弾丸を供給してくれない。これでは戦えない。軍首脳陣は腐っている。ロシア軍はわれわれをミサイル攻撃した」などと息巻いた。
 6月24日、プーチンはテレビ演説し、「1917年革命前夜だ」と喩え、叛乱を処罰する。これは国家への裏切りである」と言明した。

メドベージェフは「核兵器がワグネルの手に渡ると世界の終わりだ」と発言した。
一方。ウクライナならびに西側の論調は、叛乱による混沌とプーチン退場に期待し「プーチンの終わりの始まり」と報道した。

 ワグネルの残存兵力は2万強だが、負傷兵を含む。このうち5000がモスクワの手前200キロまで迫った。出動したチェチェン軍と道路を挟んだ対峙した。
 ロシア側はモスクワ市内の要所に警戒態勢を敷き、進軍予定の道路にトランクを横倒しにして防御壁、また道路を破壊し戦車、装甲車が通過できない措置を講じた。モスクワ市長は外出を控えるよう警告した。

 一般的に反乱軍ははっきりと目標を謳い、計画的な部隊の配置をする。嘘放送を流す必要から広報を重視しテレビ局を制圧する。SNSだけでは偽情報の判定が難しい。
 そのうえで呼応する部隊(つまりロシア正規軍の一部が裏切る。)、支援する機関や団体、待ちに支持者が繰り出すなど、叛乱を支持する運動が起こるはずだ。
 ナバルヌイ支持派は沈黙し、モスクワは至って静かだった。

 どこにもワグネルへの支援はなくモスクワは落ち着いていた。新聞はワグネル批判一色であり、日頃のプーチン批判デモも起こった気配がない。

 こうした冷たい反応にワグネル軍団が如何に判断したかは不明だが、プレコジンはルカシェンコからの長時間の電話説得に応じ、ともかく進軍を止め、ワグネル陣地へ引き返せと命じた。
 なぜここでベラルーシの大統領が仲介したのか。かれはプーチンの意を受けて何らかの取引条件を提示したはずである。クーデタ未遂は茶番に終わるか、いかなる密約があったかはこれから明らかになるだろう。


<速報>  プリコジン(ワガネル傭兵部隊)叛乱に失敗か   モスクワでクーデタ未遂。プリコジンを拘束した模様

2023-06-26 14:49:34 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023) 6月24日(土曜日)弐
        通巻第7808号 
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<速報>
 プリコジン(ワガネル傭兵部隊)叛乱に失敗か
  モスクワでクーデタ未遂。プリコジンを拘束した模様
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 6月23日深夜。モスクワで戦車、装甲車が移動し始めた。主要な政府ビルの防衛に当たった。
 ワグネル傭兵部隊が軍事行動を起こそうとして居たらしい。24日未明、プリコジンが拘束されたとする報道がニューヨークタイムズ、モスクワタイムズなどが伝えた。プリゴジンはセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ軍参謀総長を念頭に「軍指導部という悪を止めなければならない」などと国民に決起を呼びかけていた。また露正規軍がワグネルの施設を攻撃したとも主張した。


【Viewpoint6/23】憲法改正に前向きの姿勢を示しても、もうお里が知れている! 井上 政典  2023/6/23(金)

2023-06-26 14:37:10 | 日記
●LGBT法案で自民党支持率も低下
 岸田総理が憲法推進派の会合で憲法改正は自分の任期中に成し遂げたいと発言したとのこと。
 逃げた愛国者層を引き戻そうとする姑息な発言としか私に取れないのですが、皆さんはどう捉えられていますか?

まあ見方によっては、LGBT理解増進法をあれだけ強引に成立させたのだから、本気でやれば可能だとおもうのですが、またどこからかの脅しが入って腰砕けになりそうだと思っております。つまり、もう岸田文雄という人間を私は信じることができないのです。
 ある代議士の奥様と話していると、LGBT理解増進法成立のせいで、もう二度と投票しないなどの電話やメールやファックスが多数寄せられ、とても心が折れかかっていると言われました。その代議士は国士です。私も応援していますし、この件があってもこの先生を応援する気持ちは微動だにしませんが、こういう国会になくてはならない議員を当落の心配をかけた元凶が自民党総裁の岸田文雄という人です。

 「カエルの面にしょんべん」ということわざがありますが、彼がしゃべっているところを見るといつもこのことわざが脳裏をよぎり、離れません。全部他人事、この人は他人の心の痛みがわからない人なのでは?と思うことが多々あります。
 ただとても分かりやすい性格のようで、心が動揺しているときは、目が泳ぎ、話す内容がいつもの倍以上に空虚になります。お気づきの方も多いと思いますが、記者会見等をご覧になれば、得意分野で準備がきちんとできているときの言葉と、不意打ちを食らった時の言葉のトーンが明らかに違うことが読み取れます。

 ただし、老獪なので言質を取られるようなことがないように言葉は選ぶのです。だから責めにくいという面もあります。
 でも、今回のLGBT理解増進法の審議過程で自分は一切発言せず、強力な指示を出すだけで、矢面に立たず、多くの反対意見を聞こうともせず、十分な議論を尽くさず成立させるというとんでない荒業をしたのです。
 マスコミと連携し、このLGBT理解増進法は性的少数者の権利を守る法律とだけ言い続け、これにより大多数の女性の権利を侵害し、さらに危険性を増すようだということは、一切一般国民には報道してきませんでした。
 総理の口からLGBT理解増進法のことを言えば、マスコミも取り上げますが、何も言わないので取り上げなかったという「配慮」までしているのです。

 そうやってまでこの法律を成立させなければならなかったのはなぜ?ということを岸田総理の口から聞きたいのですが、委員会でも資格もないのに不規則発言を繰り返した東京新聞の望月記者やこの自民・維新・国民案に反対した国会の暴力男である山本太郎氏はなぜこれを質問しないのでしょうか?
 今回は総理の伝家の宝刀である解散権も行使できないほど、支持率が下がりました。でも実際選挙をすると予想以上に自民党の議席は減ることでしょう。個人選挙区ではある程度絆があるので何とか支えるのでしょうが、比例区の議員で何も考えずに賛成した人や成立に向けて推進した人は最も苦しい選挙になり、惨敗することでしょう。

●他党の傍若無人な議員の処分は無しか?
 
それほど国民の怒りはじわじわと浸透してきているのです。
 ここで憲法改正をするといくら言っても本当に日本のためになる改正はできないのでは?と思っています。皆さんはどう思いますか?
 この操り人形のような魂が見えない岸田総理は速やかに退陣すべきと思うのです。
 また憲法審査会を侮辱した小西立憲民主党議員の処分はどうなったのでしょうか?
 国会内で暴力をふるった山本太郎れいわ新選組の代表の処分は見送り?
 国会議員が国会の権威を落とし続けているのに、国民がいかに国会を信じることができるのでしょうか?

 ガーシー元議員の処分がきちんとできてよかったと多くの国民が思っているはずです。そして一時のブームや人気で投票することがいかに国益を害するかが教訓として伝わったはずです。
 小西議員は同僚の国会議員を馬鹿にしたのです。そして謝罪はツィッターのコピー?
 維新の馬場代表が激怒するのも理解できます。そして維新と立憲民主党の共闘を破談にしました。でも、そのほかの政党の議員はどうも思わないのでしょうか? 私が国会議員なら自分の矜持を傷つけられたのですから、このままでは絶対に許せません。
 
山本太郎議員も日本国民ではなく、不法滞在をしてい外国人のために戦ったのです。つまり法を犯している外国人=犯罪者のために戦ったのです。
 それが不問?国会内でテロを起こしても問題ないということ?

●LGBT法案造反議員こそ国士
 
しかし、LGBT理解増進法の採決で造反した和田政宗議員や杉田水脈議員や高取修一議員などは重い処分が待っています。青山繁晴氏などは党がどんなに厳しい裁定を下しても、自分の力だけで当選できるので問題ないでしょう。
 この人たちは祖国の女性のために造反し、祖国の礎を守ろうとして戦ったのです。
 党の規則を破ったから罰するのは組織人だったことがあるので理解できます。
 ならば、もっと大きな国会という公の機関の尊厳に関することもきちんと自民党執行部が動いて処分をすべきです。

 自民党内の処分はいわば「個」の部分。でも国会内のことは「公」に関することです。個を処分するなら公にもきちんと公正な正義を求めるのが政権与党の責務ではないでしょうか?
 それができない自民党総裁でもある岸田文雄氏は一刻も早く退陣せねばなりません。
「井上政典のブログ」より転載
https://ameblo.jp/rekishinavi/ 


「台湾の声」ブリンケン国務長官訪中でみる習近平の巨嬰外交

2023-06-26 14:33:04 | 日記
ブリンケン国務長官訪中でみる習近平の巨嬰外交

以下のTaiwan Voiceサイトから完全な解説と動画を購読できます。
http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=KYj4WCHbTCC/PAUJtc1dqTvZn2DBwRjSjSnpY8lEFzCtoPZ0nJXpa674vTtHYffk

「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)

ブリンケン国務長官の中国訪問。
事前の予測だとあまり成果が得られないと予想されていたが、
台湾の立場からすれば意外に大きな成果があった。

習近平政権になってから、
中国は戦狼外交を展開していくようになった。
戦狼外交とは喧嘩外交。
高圧的な態度で、悪いのは全部外国。
戦狼外交に見えるかもしれないが、
実際は「巨嬰外交」
巨嬰外交とは巨大赤ちゃん外交
中国である本が出版され、物凄く注目をあびた。
そのタイトルとは「巨嬰国」(2016年出版)
大人のようで実はみんな赤ちゃんという意味。
著者は中国で21年間観察をしてこの本を書き上げた。
この本では、
「中国人は基本赤ちゃんと一緒」と書かれている。
気に入らないことがあればギャーギャー喚く。駄々をこねる。
この本は中国ですぐヒットし、すぐ出版禁止になった。

ブリンケン国務長官の訪中で今回の「巨嬰外交」が見れたシーンとは。
できるだけブリンケン国務長官に屈辱感を与える。
ブリンケン国務長官の中国到着の際に、
普通であればレッドカーペットを敷いて、
相応の人物が迎えに上がるが、
今回はレッドカーペットではなく、
レッドラインを引いた。
レッドラインとは警告の意味。
出迎えたのはだいぶランクが下の北米局局長。
あえてこのような屈辱的な思いをさせる中国。

中国外交トップ、王毅との会談
この三時間の会談で王毅は一方的に
責任をアメリカに押し付けた。
会談というよりも王毅がブリンケンをののしるような内容。
「今の米中関係の低迷、責任は全てアメリカにある。」
王毅との会談後は習近平との会談。
会談の時間は35分。
通訳も入るので、話す時間は一人10分程度。
ここで一番話題になったのは席の配置。
ブリンケンは一国を代表した人間であるが、
習近平はコの字の配置で真ん中に座った。
この席の配置で分かるのは、
習近平は自分がボスと言いたいこと。
他は全部自分の部下と見せたかった。
中国のテレビはあえて、
習近平が話をしている時に
ブリンケンが目を見て聞いているところを流した。
しかしブリンケンが話をする時は、
習近平は別のところを向いている。
つまり軽蔑するような態度。

中国の対米外交は、
アメリカを軽蔑するような姿勢。

習近平は、
「アメリカは競争ばかりして、自分の問題も解決できない。」
このように責任をアメリカに押し付けた。

米中両国とも「今回の会談は率直的。実務的。建設的」と表現している。
「率直的」とは「言いたい放題」で「建設的」とは「喧嘩別れではない」ということなのです。
つまり、両方とも成果がなかったと認めているわけ。

しかしここでなぜ今回は成果があったと敢えて言うのか
一つ目の効果は、
ブリンケンは中国に「デリスキング」をきちんと伝えた。
これはG7の主要国に対する一つの意思表明。
アメリカが本気だということを示した。

二つ目の効果はアメリカの屈辱感です。
アメリカ国内の反応は、
「中国がアメリカの顔に唾は吐いた。」
McFarland元安全保障副補佐官(トランプ政権)

共和党上院総務McConnell
「ブリンケンは中国に鏡を持ち上げて向けるべきだった」

下院外交委員長McCaul
「ブリンケンの訪問はがっかりだった、立派な失敗」

この屈辱なシーンをアメリカ人は見て、
中国は自ら「巨嬰外交」を証明した。

このような国を話しても無駄だとアメリカ国内が感じたこと。
話し合いではなく、法で中国を抑え込む。

今回の訪中の最大の成果とはなにか。
アメリカがこれから中国とは話し合いではなく、実力。
これからアメリカはこのような方向に向かっていく。

これは台湾とアメリカにとって、
素晴らしい訪問であった。

対中外交は対話路線では効果がないことが証明された。

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台湾の声