ずっと出来なかったキルト。
この前の火曜日に、久々に教室に行ったら、最近ちょっとやる気が起きなかったのがウソのように、やりたいモードに切り替わりました。
やりたいモードに反して、腕が落ちてます。
笑っちゃいますが、私のレベルなりに、です。
針をブスブス指に刺して、あちこち指が穴だらけ。(写真の親指に2つ穴)
それも、針の先で刺すんじゃなくて、反対側の糸を通す方。
何で?って思いますよね?
キルトは、キルト芯という中綿を含めて、何枚もの布を重ねて縫うのですが、厚く重なってる所では5~6枚になります。
そこに針を押し込むように刺すので、力を入れて滑って、うっかり違う指に刺さったりするんです。
それって、私だけかもしれません。慣れるとそんな事も無くなるんですが、暫くやってないとこんな有り様。
これが痛いのなんのって。お茶碗を洗うにもお箸を持つにも響く痛さ。
もっとやりたいのに針を持つのも痛いのです。
ところで、針の話になったので、ここで私がいつもキルトに使ってる針をご紹介します。
ご覧の通りですが、左から、アップリケ針、パッチワーク針、キルティング針、刺繍針です。
アップリケ針は、細くてしなるので、1ミリにも満たない花びらや動物など、アップリケの細かい作業に使います。
パッチワーク針は、いわゆる普通の縫い針です。たとえば雑巾を縫う時もこの針です。
刺繍針はご存じの通り太くて、刺繍糸を数本通すので針孔も大きい針。タペストリーでもバッグや小物でも刺繍を入れることがよくあるので、これも必需品。
そしてそしてキルト(キルティング)針ですが…。
キルトは上手な人ほど針目が細かいのです。一見するとミシンで縫った様に見えます。
だったらミシンで縫えば?って?
それが違うんですよ。ミシンだとペッタンコになるのに手縫いだとふわっと仕上がります。
その細かい針目を作るのに、この小さい針じゃないとダメなんです。
普通の針(パッチワーク針 右)が4センチなのに、キルト針(左)は2.5センチ。
手のひらに乗せるとこんなに小さいんですよ。
習いたての頃は、なんでこんなに針揃えなきゃいけないんだろうって思いましたが、今じゃそれぞれに合った針じゃないと出来なくなりました。
キルトはまさに血と汗の結晶。
もっと上手になって、指じゃなくてちゃんと布を縫えるようにならなくちゃね。