前回・前々回の箱根の旅話の続きです。 (↑写真は、温泉施設前の冬桜)
さて、一夜あけて、今回の旅の目的である
「清々しい空気の中で、風に吹かれながら、露天風呂で紅葉を眺めたい」
・・・を遂行する為に、Tちゃんと私は、40過ぎのカップルが行くには、少々照れのある
大温泉レジャーランドへ行きました。
水着を着て入る温泉なので、男女だろうが、ニューハーフだろうが、みんなで温泉に浸かれるわけです。
で、そこには、気持ちよさそうなのや、怪しいのやら、忍耐を要するものやら、
色んな温泉があるのでした。
まずTちゃんが前夜からチェックして楽しみにしていた「浮遊風呂」へ。
これは、塩分濃度の高い死海の水を再現した、というような事ですが、
プロデュースby プリンセス天功・・・
確かに浮くんですが、Tちゃんがひょいと押すと、バランスが崩れ、慌てふためく羽目になります。
こんなお湯が、目や口に入ったら、地獄風呂と化します。
塩分の刺激が強過ぎて、身体がぴりぴり、あっという間に退散しました。
外に出てみると、紅葉の山をバックに、白い山が立ちはだかっていました。
で、山の上から老若男女が滑ってきます! まぁ、大半は子供ですが・・・
おそらくこれが人生最後だと思い、白い山から滑り降りてみる事にしました。
実は、私はこの手のものは、大好きなのです。
で、お湯と共に、思ったよりずっと早い速度で滑り落ちて、最後は温泉にドボン!
頭もすっかり濡れて、すぐに屋内へ退散しようとしましたが、Tちゃんは喜んでおり、
「写真を撮ってあげるから、もう一回やれば」と言うと、喜々として階段を上って行きました。
寒い・・・しかし、なかなかT ちゃんの番が来ません。
連写にカメラを切り替えたいのですが、うまくいかず、そのまま手前で待ち構えました。
見上げると、Tちゃんが、さあ行くぞ!とばかりに、手を振っています。
よし! へっぽこカメラマンは、Tちゃんを狙いました!
一番急流のコースを選んだTちゃん、滑ってくると、手すりから見えるのは、坊主頭だけ・・・
えー・・・私は海坊主というものを、見た事がないのですが、きっとこんな感じでしょうか・・・(なんせアザラシ似です)
なんて絶対にTちゃんにはいえない事を内心思いつつ、シャッターを切りました。
で、もう一枚と思った時には・・・
すでに事遅し・・・でした・・・
炭風呂の小屋です
さて、花びらが浮いているバラ風呂だの( Tちゃん、まったく似合いません)、
豆乳風呂だの ( 豆乳鍋のような白いお湯。途中で、豆乳を柄杓で配りに来ましたが、
お湯に入れて下さいという言葉も聞かず、みんな顔になすりつけていました)、
ワイン風呂だの ( ワイン色。ボージョレーヌーボー解禁に合わせて、ボジョレーを投入していましたが、
勿体ないから、もっと安いのでいいよ・・と思ったのは、私だけでは無い筈)、
酒風呂だの ( 透明。まったく匂いはしませんでした。幼児が喜んで入っていましたが・・・)、
コーヒー風呂だの ( アメリカンコーヒー色。酵素が効くとか。横の巨大なネルドリップで抽出しているらしいです)、
抹茶風呂だの ( 緑色。カテキンの殺菌効果とか。 隣には緑茶風呂ってのもありましたが、どれだけ違うんだろ??)、
炭風呂だの ( 真っ黒です。炭じゃなくて、墨って事? 中が全く見えずに、ちよっと潜ってみたい気もしました)、
・・・これが飲み物だったら、悪酔いしそうな位、次々とお風呂をハシゴしました。
移動は、タオルを掛けたり、マヌケな温泉着を来ても、寒い!、
特に足元は凍り付くように冷たく、次に来るときは、絶対にビーチサンダルを持参しようと心に誓ったのでした。
で、凍り付きそうな地面の冷たさに耐えながら、露天風呂の一番先までヨロヨロと行ってみると、
そこには岩風呂があり、ごつい岩を枕に寝転がってみると・・・
頭上には、こんな紅葉と青空が広がっていました。
ほえ~!
すっかりのんびりしましたが、もうひとつ、何やら大行列していたので、飛ばしていたお風呂があり、
再度のぞいてみました。
どうやら入れ替え制なので、並んで待つという事になるようで、折角だからと私たちも並びました。
その間、汗だくのTちゃんは、バスタオルをターバンのように頭に巻き、
順番が来て、トルコ風呂もどきのドーム型の囲いの中に入ってみると・・・
そこには、魚が泳いでいたのです。
そう、ここが入り損ねていた「温泉」です!
これは、鯉の一種で人の病気を食べる事から、ドクター・フィッシュと呼ばれているそうな・・・
足を消毒して、浴槽のまわりに、ぐるっと30人程が座らされ、
号令がかかったら、そーっとお湯に足を浸けるのです。
私の足です。お見苦しいものをすみませぬ。
恐る恐る、足をつけてみると、魚が寄って来て、足をつつくのが、なんだか妙にくすぐったいです。
更にお見苦しい、Tちゃんの足です。
「なんだかくすぐったいねぇ」と、自分の足の写真を撮ったりしていたら・・・
「ちょっと見て!見て!」とTちゃんが騒ぐのでふと横に視線を落とすと・・・
どひゃ!!
Tちゃんの足は、まわりの誰よりも、明らかに大量の魚が食らいついておりました!
なっ! なんでこんなに!!
沢山の魚に食らいつかれているTちゃん自身が、なぜなのか一番わかっておらず、
ただ、ただ、その感触もだえておりました。
まわりの人達も、その怪しげなTちゃんの風貌と魚の食いつきに、思わず目を見張り、
もう大爆笑!!
「やっぱり、何かあるんだよ~!」とTちゃんに言うと、
「このドクター・フィッシュは、みんな女医だ! だから俺に寄ってくるんだ!」とのたまう。
一応、Tちゃんの名誉の為に言っておくと、水虫ではありませんし、足の裏は綺麗です。
なんで、Tちゃんの足が、魚達にこんなに好かれたのかは、まったくもって謎です。
この温泉施設の人が、インスタントカメラで、みんなを撮影してくれるのですが、
出来上がった写真を見たら、私たち2人の足に食いつく魚の数の違いと、Tちゃんのターバン、
隣りの人のたまげた表情が、あまりにおかしくて、思わず1000円出して買っちゃいました。
この写真は、今、我が家のダイニングのカウンターに飾られ、見る度にウケています。
思い出って、宝物ですね。ぐふふ。。。
しかし、あれだけ人気のお風呂、魚達はくたびれたり、食べ過ぎたりしないんてすかね・・・・?
女医さんの好きな人、女医さんが好きな足
お得な追記
今回、私たちが行ったのは箱根・小涌谷のユネッサンという温泉レジャーランドです。
宿泊は、小涌園ホテルでした。激安の食べ放題プランはここで見つけしました。
あちらこちらにユネッサンの割引券が出ていますが、ホテルに宿泊して、ユネッサンに行くというと、
宿泊者は半額になる割引券をくれます。(大人1日\4,000→\2,000)
これは言わないと出てこないので、小涌園系の宿泊施設に泊まって、ユネッサンに行くならば、
オバハン根性丸出しで、割引券を要求しましょう!
さて、一夜あけて、今回の旅の目的である
「清々しい空気の中で、風に吹かれながら、露天風呂で紅葉を眺めたい」
・・・を遂行する為に、Tちゃんと私は、40過ぎのカップルが行くには、少々照れのある
大温泉レジャーランドへ行きました。
水着を着て入る温泉なので、男女だろうが、ニューハーフだろうが、みんなで温泉に浸かれるわけです。
で、そこには、気持ちよさそうなのや、怪しいのやら、忍耐を要するものやら、
色んな温泉があるのでした。
まずTちゃんが前夜からチェックして楽しみにしていた「浮遊風呂」へ。
これは、塩分濃度の高い死海の水を再現した、というような事ですが、
プロデュースby プリンセス天功・・・
確かに浮くんですが、Tちゃんがひょいと押すと、バランスが崩れ、慌てふためく羽目になります。
こんなお湯が、目や口に入ったら、地獄風呂と化します。
塩分の刺激が強過ぎて、身体がぴりぴり、あっという間に退散しました。
外に出てみると、紅葉の山をバックに、白い山が立ちはだかっていました。
で、山の上から老若男女が滑ってきます! まぁ、大半は子供ですが・・・
おそらくこれが人生最後だと思い、白い山から滑り降りてみる事にしました。
実は、私はこの手のものは、大好きなのです。
で、お湯と共に、思ったよりずっと早い速度で滑り落ちて、最後は温泉にドボン!
頭もすっかり濡れて、すぐに屋内へ退散しようとしましたが、Tちゃんは喜んでおり、
「写真を撮ってあげるから、もう一回やれば」と言うと、喜々として階段を上って行きました。
寒い・・・しかし、なかなかT ちゃんの番が来ません。
連写にカメラを切り替えたいのですが、うまくいかず、そのまま手前で待ち構えました。
見上げると、Tちゃんが、さあ行くぞ!とばかりに、手を振っています。
よし! へっぽこカメラマンは、Tちゃんを狙いました!
一番急流のコースを選んだTちゃん、滑ってくると、手すりから見えるのは、坊主頭だけ・・・
えー・・・私は海坊主というものを、見た事がないのですが、きっとこんな感じでしょうか・・・(なんせアザラシ似です)
なんて絶対にTちゃんにはいえない事を内心思いつつ、シャッターを切りました。
で、もう一枚と思った時には・・・
すでに事遅し・・・でした・・・
炭風呂の小屋です
さて、花びらが浮いているバラ風呂だの( Tちゃん、まったく似合いません)、
豆乳風呂だの ( 豆乳鍋のような白いお湯。途中で、豆乳を柄杓で配りに来ましたが、
お湯に入れて下さいという言葉も聞かず、みんな顔になすりつけていました)、
ワイン風呂だの ( ワイン色。ボージョレーヌーボー解禁に合わせて、ボジョレーを投入していましたが、
勿体ないから、もっと安いのでいいよ・・と思ったのは、私だけでは無い筈)、
酒風呂だの ( 透明。まったく匂いはしませんでした。幼児が喜んで入っていましたが・・・)、
コーヒー風呂だの ( アメリカンコーヒー色。酵素が効くとか。横の巨大なネルドリップで抽出しているらしいです)、
抹茶風呂だの ( 緑色。カテキンの殺菌効果とか。 隣には緑茶風呂ってのもありましたが、どれだけ違うんだろ??)、
炭風呂だの ( 真っ黒です。炭じゃなくて、墨って事? 中が全く見えずに、ちよっと潜ってみたい気もしました)、
・・・これが飲み物だったら、悪酔いしそうな位、次々とお風呂をハシゴしました。
移動は、タオルを掛けたり、マヌケな温泉着を来ても、寒い!、
特に足元は凍り付くように冷たく、次に来るときは、絶対にビーチサンダルを持参しようと心に誓ったのでした。
で、凍り付きそうな地面の冷たさに耐えながら、露天風呂の一番先までヨロヨロと行ってみると、
そこには岩風呂があり、ごつい岩を枕に寝転がってみると・・・
頭上には、こんな紅葉と青空が広がっていました。
ほえ~!
すっかりのんびりしましたが、もうひとつ、何やら大行列していたので、飛ばしていたお風呂があり、
再度のぞいてみました。
どうやら入れ替え制なので、並んで待つという事になるようで、折角だからと私たちも並びました。
その間、汗だくのTちゃんは、バスタオルをターバンのように頭に巻き、
順番が来て、トルコ風呂もどきのドーム型の囲いの中に入ってみると・・・
そこには、魚が泳いでいたのです。
そう、ここが入り損ねていた「温泉」です!
これは、鯉の一種で人の病気を食べる事から、ドクター・フィッシュと呼ばれているそうな・・・
足を消毒して、浴槽のまわりに、ぐるっと30人程が座らされ、
号令がかかったら、そーっとお湯に足を浸けるのです。
私の足です。お見苦しいものをすみませぬ。
恐る恐る、足をつけてみると、魚が寄って来て、足をつつくのが、なんだか妙にくすぐったいです。
更にお見苦しい、Tちゃんの足です。
「なんだかくすぐったいねぇ」と、自分の足の写真を撮ったりしていたら・・・
「ちょっと見て!見て!」とTちゃんが騒ぐのでふと横に視線を落とすと・・・
どひゃ!!
Tちゃんの足は、まわりの誰よりも、明らかに大量の魚が食らいついておりました!
なっ! なんでこんなに!!
沢山の魚に食らいつかれているTちゃん自身が、なぜなのか一番わかっておらず、
ただ、ただ、その感触もだえておりました。
まわりの人達も、その怪しげなTちゃんの風貌と魚の食いつきに、思わず目を見張り、
もう大爆笑!!
「やっぱり、何かあるんだよ~!」とTちゃんに言うと、
「このドクター・フィッシュは、みんな女医だ! だから俺に寄ってくるんだ!」とのたまう。
一応、Tちゃんの名誉の為に言っておくと、水虫ではありませんし、足の裏は綺麗です。
なんで、Tちゃんの足が、魚達にこんなに好かれたのかは、まったくもって謎です。
この温泉施設の人が、インスタントカメラで、みんなを撮影してくれるのですが、
出来上がった写真を見たら、私たち2人の足に食いつく魚の数の違いと、Tちゃんのターバン、
隣りの人のたまげた表情が、あまりにおかしくて、思わず1000円出して買っちゃいました。
この写真は、今、我が家のダイニングのカウンターに飾られ、見る度にウケています。
思い出って、宝物ですね。ぐふふ。。。
しかし、あれだけ人気のお風呂、魚達はくたびれたり、食べ過ぎたりしないんてすかね・・・・?
女医さんの好きな人、女医さんが好きな足
お得な追記
今回、私たちが行ったのは箱根・小涌谷のユネッサンという温泉レジャーランドです。
宿泊は、小涌園ホテルでした。激安の食べ放題プランはここで見つけしました。
あちらこちらにユネッサンの割引券が出ていますが、ホテルに宿泊して、ユネッサンに行くというと、
宿泊者は半額になる割引券をくれます。(大人1日\4,000→\2,000)
これは言わないと出てこないので、小涌園系の宿泊施設に泊まって、ユネッサンに行くならば、
オバハン根性丸出しで、割引券を要求しましょう!
見始め・・いいな~へ~どんな感じかな・・・
カーソル下げて・・お魚だ・・
次に大爆笑
温泉の旅にもうなずけ・・・
校正力にもうなずけ・・・
私も旅した気分になれましたよ~
ありがとう~
面白おかしくてあれよあれよと言う間に読んじゃいました。
箱根・小涌園はユネッサンになる前の時に何度か泊まったことがあります。
箱根にも冬桜あるんですね・・・
すごぉ~い盛りだくさんな旅でしたね♪
珍しいお風呂めぐりに、紅葉が降ってくるような露天風呂・・・
だんだん寒くなってきたし・・・私もお湯が恋しい
ドクターフィッシュって不思議ですね!
こんなに食いつかれて、モテモテで(笑)逆に心配になちゃたりして
ちょっと余談ですが
その近くの「強羅」地名の由来を偶然先ほどテレビで見てたら「岩がごろごろあるから強羅」なんだそうよ、かなり、安易よね?
何回見ても笑いがこみ上げちゃって、もうタイミング最高(Tちゃんには悪いけど)
ドクターフィッシュは大江戸温泉で体験したことがありましたが、こんなに集まってくるなんて、よほど好かれちゃったのね。
思わず。。
ユネッサン。。行った事はありませんが、
有名ですもんね
それにしても、翠さんの大はしゃぎな様子が見えて来る様です
楽しい旅ブログ、こちらまで楽しまさせて頂きました~
たぶんLAの方だったかのSPAで、結構なお値段でしたよ。
翠さんたちは追加料金とかなしで、このお魚ちゃんたちに
足をキレイにしてもらったんですよね?
めっちゃお得だと思います。 (得にTちゃん!笑)
私も温泉レジャーランドに行ってみたい♪
ほんといろんな種類の温泉があって、楽しそう!
私、
近かったら絶対行って見たい所です。
そしてお魚お風呂にくーちゃんも足を入れてみたいです。
(さすがに体ごとは怖くて入れませんが。)
Tちゃんの足に何故人気が・・・・・・
不思議ですね~
他、滑り台のドボンの写真も面白くてふきだしちゃった。楽しい一日がこちらにも伝わってきます。
いい表情の写真はくーちゃんも部屋に飾ってます。だからあちこちに写真があります。
思い出は宝物だから、何かの形で残して置きたいですよね。
今日は朝から楽しいブログを読んだので元気もらって笑顔で出勤できそうです!
小涌園→ユネッサンにリニューアルして間もない頃。
屋外はまだ「整備中」が多くて、しかも真冬だったので、
イマイチ楽しめませんでしたが、
やっぱりホテルとセット(私は小涌園グループとは別のホテルでしたが)で、
お得だった気がします。
ドクターフィッシュ、本家はトルコのヒエラポリスという、
ローマ時代の遺跡が沈んでいる温泉にいるんですよねぇ。
昔「なるほど!ザ・ワールド」で見ました。(古ッ!)
慢性の皮膚病に効くらしいです。
いいなぁ、私もまた行きたくなりました。
女医さんと呼ばれて魚たちも嬉しいでしょうね♪いろんなお風呂があり、記事を拝見しているだけでもとても楽しめられました♪まだ行ったことがありませんが、いつか翠さんのように箱根を思いっきり満喫してみたいものです…☆