子供の頃に抑制されていたもの、大人になって、簡単に手に入るようになっても、
その崇高は、失われないように思います。
最近、品薄のバナナ。
私が幼少の頃は、まだ輸入が自由化されていなくて、関税がかかる高価なフルーツでした。
甘くて、おいしい、バナナちゃん!
それはそれは夢のような食べ物で、風邪をひいた時か、お誕生日会でしか、
食べさせてもらえない崇高なシロモノだったのです。
ある日、栃木に隠居していた祖父母が、うちにやって来ました。
そしておもてなしに、テーブルに出されたのは、房ごとのバナナ!
もちろん、お客さんを差し置いて、そんな物に手を出そうものなら、父にぶっ飛ばされてしまいます。
私は「待て」を言い渡された、ワンコの如く、ごっくんとつばを飲み込みながら、
大人達の一挙一動を、物陰から見つめておりました。
おじいちゃん、バナナ食べる!
おばあちゃん、バナナ食べる!!
パパ、バナナ食べる!!!
そして、大人の話で盛り上がる!!
ひーん!
半べそ気味で、いい子にしていたら、おじいちゃんから「よし」の声がかかりました。
房から1本もぎり取って、幸せいっぱいで、バナナをモグモグ・・・
「わあ~、バナナだぁ~! 」
そして、2本目に手を伸ばそうとした時!!
今でもはっきり覚えています。
おじいちゃんのありがたーい・・・と思っていたお言葉。
「××(翠)や、バナナは1日に2本食べると、お腹を壊すから、絶対に食べちゃいけないよ」
元来、小心者の私は、さっと手を引っ込めて、
「うん、おじいちゃん、バナナは1日1本だね」
と、がっくり肩を落として、返事をしました。。。。くぅ。。。。
そして、それが大人の作り話だと悟ったのは、随分、後になってからでした。
おそらく昭和40年以降に生まれた方は、こんな思いをされた事はないのだろうと思います。
だから、バナナが嫌いだと言う人に出会った時、とてもたまげましたが、
安いから散々食べさせられて嫌になった、という人、結構いるんですよね。
信じられん。。。
私が当時、口にできたバナナと言えば、バナナ味の歯磨き位だったのに!
そんなわけで、今でもバナナを見ると、買わずにはいられません。
うちのキッチンには、いつも黄色い宝石が鎮座して、時々、黒い宝石に姿を変えています。
バナナの品薄、これでみんなバナナのありがたみを、思い知るのだわ!
もうひとつ、ビジネスホテルの朝食バイキングにありがちな、パイナップルも同様でした。
超高級品!
丸ごとパイナップルの入刀は、それはおごそかな儀式のような気分で
わくわくドキドキ、そして厳しく見つめていたものです。
滅多に無い儀式、父の失敗など、許されざる事だったのです。
ジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」に、まさにこのリアル体験が出て来ます。
そして、何といっても夢のような味だったのは、缶詰のパイナップルでした。
しかし、こちらは、大人になったら、甘過ぎて手が出なくなり、
父の遺品として残されたパイナップルの缶詰は、
すでに4年以上、我が家の冷蔵庫で、ひんやり寂しげにしております。
子供の頃に、崇高だった食べ物、大人になったら、心置きなく食べたいと思うのは、私だけじゃないですよね?
今は、バナナが私の食生活の中心を占めているのは、言う迄もありませぬ、はい。
(本当は、ご飯代わりにバナナが一番らくちんだから、なんだけど・・・)
継続は力なり 欲望は継続なり
その崇高は、失われないように思います。
最近、品薄のバナナ。
私が幼少の頃は、まだ輸入が自由化されていなくて、関税がかかる高価なフルーツでした。
甘くて、おいしい、バナナちゃん!
それはそれは夢のような食べ物で、風邪をひいた時か、お誕生日会でしか、
食べさせてもらえない崇高なシロモノだったのです。
ある日、栃木に隠居していた祖父母が、うちにやって来ました。
そしておもてなしに、テーブルに出されたのは、房ごとのバナナ!
もちろん、お客さんを差し置いて、そんな物に手を出そうものなら、父にぶっ飛ばされてしまいます。
私は「待て」を言い渡された、ワンコの如く、ごっくんとつばを飲み込みながら、
大人達の一挙一動を、物陰から見つめておりました。
おじいちゃん、バナナ食べる!
おばあちゃん、バナナ食べる!!
パパ、バナナ食べる!!!
そして、大人の話で盛り上がる!!
ひーん!
半べそ気味で、いい子にしていたら、おじいちゃんから「よし」の声がかかりました。
房から1本もぎり取って、幸せいっぱいで、バナナをモグモグ・・・
「わあ~、バナナだぁ~! 」
そして、2本目に手を伸ばそうとした時!!
今でもはっきり覚えています。
おじいちゃんのありがたーい・・・と思っていたお言葉。
「××(翠)や、バナナは1日に2本食べると、お腹を壊すから、絶対に食べちゃいけないよ」
元来、小心者の私は、さっと手を引っ込めて、
「うん、おじいちゃん、バナナは1日1本だね」
と、がっくり肩を落として、返事をしました。。。。くぅ。。。。
そして、それが大人の作り話だと悟ったのは、随分、後になってからでした。
おそらく昭和40年以降に生まれた方は、こんな思いをされた事はないのだろうと思います。
だから、バナナが嫌いだと言う人に出会った時、とてもたまげましたが、
安いから散々食べさせられて嫌になった、という人、結構いるんですよね。
信じられん。。。
私が当時、口にできたバナナと言えば、バナナ味の歯磨き位だったのに!
そんなわけで、今でもバナナを見ると、買わずにはいられません。
うちのキッチンには、いつも黄色い宝石が鎮座して、時々、黒い宝石に姿を変えています。
バナナの品薄、これでみんなバナナのありがたみを、思い知るのだわ!
もうひとつ、ビジネスホテルの朝食バイキングにありがちな、パイナップルも同様でした。
超高級品!
丸ごとパイナップルの入刀は、それはおごそかな儀式のような気分で
わくわくドキドキ、そして厳しく見つめていたものです。
滅多に無い儀式、父の失敗など、許されざる事だったのです。
ジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」に、まさにこのリアル体験が出て来ます。
そして、何といっても夢のような味だったのは、缶詰のパイナップルでした。
しかし、こちらは、大人になったら、甘過ぎて手が出なくなり、
父の遺品として残されたパイナップルの缶詰は、
すでに4年以上、我が家の冷蔵庫で、ひんやり寂しげにしております。
子供の頃に、崇高だった食べ物、大人になったら、心置きなく食べたいと思うのは、私だけじゃないですよね?
今は、バナナが私の食生活の中心を占めているのは、言う迄もありませぬ、はい。
(本当は、ご飯代わりにバナナが一番らくちんだから、なんだけど・・・)
継続は力なり 欲望は継続なり
家でバナナを見た事は無かったかと思います。
しかし、干しバナナは良く食べたのですよ。
なぜか、洋服ダンスのロッカーのコートの下に入っておりました。
そこには、ハイクラウンチョコレートもありました。
父が、パチンコnで取って来て隠していたのだと思います。
ひそかに、私のおなかに入っていました。
しかと受け止めました!
昭和40年以降とでは、そんなに違うものですか~?
子供の頃は、給食で斜め半分にカットされた
冷凍ミカンの次に好きだったかな(笑)
最近の品薄情報で、お休みの日は早目にスーパーへ行って、
バナナ様をゲットする様になりました
確かに!おじい様のおっしゃる通り、1本食べると必ずトイレへ・・・
もう1本食べようものなら大変なことに!!
なわけで今ではあまり食べていませんが、子供が「お腹すいた~」というとバナナを与えている私です(汗)
テレビで取り上げられると見事に品薄になりますね。
バナナはるちるさん同様、給食で食べました^^
皮の剥き方でサルだの人間だのみんなでワイワイ言いながらたべました
調べてみたらバナナが輸入自由化になったのは、1963年。
私が物心ついたころは、もう自由化されていた筈なんですけど、
世の中では、高級品として崇め奉られていた記憶があります。
干しバナナ、ありましたね。
その黒い姿形に恐れをなして、手が出ませんでした。
父のタンスの中、うちもピーナツとか飴とか、隠し持っていましたよ。
発見して、母は激怒していましたけど
るちるさん、こんにちは!
初めて出会ったバナナ嫌いが、S.40年生まれでした。
ちなみに「チクロ」という言葉も知りませんでした。
るちるさんも知りませんよね?
そうそう、給食のバナナは半切りでしたね。
バナナパフェといい、どういうわけだか、斜めにスライスされたバナナが
美味しく感じる私です。
スズさん、こんにちは!
バナナをいつも与えられていた・・・
夢のような生活です。
お腹を壊す・・・
まぁ、考えてみればそういう事だったのですかねぇ。
ずっと、高い物を子供にやたら食べさせない為の策だと、
思い続けていましたよ。
当時は台湾バナナで、サイズが小さかったので、2本は軽くいけたんですが。
セプテンバーさん、こんにちは!
バナナダイエットも、これまで頻繁に朝食に食べて身としては、
なんだか妙な気がしています。
ホントにやせるの???
給食のフルーツは、嬉しかったですね。
よく1/4に切られたハッサクを口にはめ込んで、
バカ騒ぎしている男子がおりました。
懐かしい思い出です。
”そうそう”と思わず あいずちをうってしまいます。
懐かしい、セピア色の思い出が
よみがえります
40年代からは違うんですか、ふーん
昔食べたバナナは、何とも言えず美味しかった
今のバナナとは違う物の様に思えるんですが、
同じなんでしょうね
バナナは、昔、バナナさまだったのですよね☆
しかし、バナナさまの頃、私はバナナが苦手でした。どうしても食べれなかったのです。まるで今で言うドリアンのような感じで食べれないのでした。
要するに貧乏人ゆえ丁度良かったのでありますが(笑)
しかし時代は変わり、子育てをする中でバナナは栄養価も高くなんと重宝なものかを知り、自分も一口食べ二口食べしているうちになんと食べることができるようになったのです!!
そして!ごめんなさ~~い!!
田舎のバナナ、私が買い尽くしてるかも。。そんな馬鹿なと思いながらバナナを見ると手を伸ばしてスーパーの籠の中に・・・ああぁ痩せたい
そないなダイエットがあるですかしらなんだ~
うちは週末はヨーグルトにバナナを入れてミキサー!カルシウムって感じでしょうか。バナナは剝いて冷凍してますよ。
常備しないとね
チクロ、ご存知でしたか!
2つ年下の人、3人に聞いて、誰も知らなくて、がくぜんとしたことがあります。
あの頃は、公害病とか、色々とありましたものねぇ。
幼少期にたっぷり、摂取しております。。。
昔は台湾がほとんどだったのではないでしょうか?
最近も、中米産は風味があるけど、フィリピン産は淡白のように思います。
みくあさん、こんにちは!
バナナって、確かに独特な風味がありますよね。
だから生バナナは食べられても、バナナ味と名打ったものは、
くどかったりして、私も敬遠してしまいます。
うちの親も、安くなったとたんに、
栄養があるから食べろ食べろというようになりました。
今でも、そう信じて食べ続けていますけどね
今回の記事も、バナナの写真を載せたかったのに、
売り切れだったんですよ、みくあさん!!
早紀さん、こんにちは!
バナナ・バイン・キーウィは、どうしてこんなに安くなっちゃったの??の
3大フルーツですね。
今、世の中はバナナ不足で大騒ぎしているんですよ!
いつかはブームが去るのでしょうけど、バナナ好きには、手痛い状況です。
バナナのヨーグルトがけ、私もよく食べますよ。
それだけで完璧な食事をした気分になります。
ダイエット番組のあとはいつも、こうだもんね