新カメラ(X100)のテストはモナスで行うのが通例である。
S5Proとのパラレルでの撮影及び撮り比べとなった。
夜明け前のちゅ~と半端な時間帯の「黒ではないが何となく色がついている」被写体の色の出方、色の転び方の確認が主である。
・色:S5Proのフィルムシュミレーションと同じ色の出方
・解像度:S5Proはf2.8通しのサードパーティーであり、100%で確認してみるとX100の解像度が高いのは明確だった。(S5Proの撮り方が良くなかったのかな…)
・ゴースト:あり、正面からの強い光にはさすがにゴーストは出てしまったが、不自然な場所に出るゴーストではない。
・長時間露光:S5ProはISO100(30秒)で暗部にスターノイズがポツポツと出てくるが、X100はISO200(30秒)でノイズ、偽色の発生は見られない。
・その他1:マクロの撮影時のAFがなかなか合ってくれない。マニュアルでも確信持てない。
主に気がついたところはそんなところだろうか…
やっと到着した。
数年前のFUJIがデジタル一眼レフの撤退報道からしばらく、不安になっていたのだが…
X100発表及び発売と期待値は膨らみ、正式発表翌日の「ぷちっ」(購入ボタン)
レトロな風貌から注目度が高いらしく、在庫薄の状態であるが、ようやく手にする事が出来た。さて、ハニカムCCD→CMOSへの変更で高感度、低ノイズが実現しているが、ここはようやく他社と同じレベルにまで到達したと言う事だろう。
内蔵水準器の精度の甘さ、光学と電子ビューの傾きの誤差など…、良くないコメントも多く出ているようだが、そんな事は問題にしていない。
FUJIのフィルムシュミレーションモードの血がしっかりと受け継がれている事を確認するだけで十分である。
あとは、S.MORIがこのカメラに適した撮影をするだけである。