だらずだらじゃず・本音ジャズ

№3 苦労の証か?!初リーダ作《マイケル・ブレッカー(ts)》

リズム陣との「倒」的トータル・サウンド!
華々しい10年以上の活躍・38歳でのリーダ作!
溜め込んだ素晴らしいテク・表現力!労の証か?!

③『マイケル・ブレッカー』(87)
《Michael Brecker/Michael Brecker(ts)》
マイケル・ブレッカー(ts)、ジャック・ディジョネット(ds)、
チャーリー・ヘイディン(b)、ケニー・カークランド(kb)、パット・メセニー(g)。

「ワ~オ~・~オォ~」。盛んにシンセがオルガンもどきの音で暴れまくる。
その上空をディストーション・ギターが泳ぎ回る。
この電気サウンド、そうしても悪感が払拭出来ない。

ブレッカー38歳、レコード②から6年後の録音、リーダ作。
10年以上に渡り華々しい活躍をしていながらやっとのリーダ作。
信じられない程の遅咲き、溜め込んだ素晴らしいテクは労の証。
②と音質・フレーズの違いに変わり映えはない。

特に、フレーズの頭出し、6連符?で一揆に駆け上がる。
手癖フレーズだろうが、ブレッカー節と思えば愛着がわく。
ラジオ音を多様したアドリブはヤッパ・巧い。
フラジオ音をフレーズの一部に音階で組み込み吹き上げる。
ハコ」フレーズでマイケル・ジャンキーのド壷にはまる。
(フラジオ音:テナーの正式な音階を超えた高音域の音)

訴えてくるネルギーは②の比ではない。
電気サウンドだからフュージョンと思えばそうではない。
4ビート・ベースの表現力は複雑なリズムと融合し、脳味噌を圧迫してくる。
叉、バラードの表現力が凄い。
バラードでも6連符?を多用した表現力は他には無い。
ブレッカーのテク・表現力&リズム陣とのトータルサウンドは「倒」もの。
 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「SAX M《マイケル・ブレッカー》」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事