だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 逆境の20年間、超越した音色のマジシャン《フィル・ウッズ(as)》

60年代、若さ・い・スピード感・・・
80年代、情豊に音色を操るマジシャンへ
甘いも・辛いも・酸イイ~~~もみ締めた・・音概観へ!!
『アット・ザ・ヴァンガード』(82)
《At The Vaguard/Phil Woods》
フィル・ウッズ(as,cl)、ハル・ギャルパー(p)、ビル・グッドウイン(ds)、
スティーブ・ギルモア(b)。

小さなアルトサックス1本で、これだけ多くの音の表現を!
低く「~~、ボ~~」と鳴れば、高く・ん裂くような金切り音。
その叫びも抑揚をつけ、強弱を巧みに操りながら。
50歳になり、甘いも辛いも酢イ~~も、い人生観が・・・。
その人生観をを音楽観に活かしきったサウンド。

20年以上前のEU時代とは明らかに異なる音。
その当時、若さに溢れ・い・スピード、迫り来る圧倒感が凄かった。
20年後の80年代はまず、音質が変わった。
プラスティック管のアルトを思わせる音質に(№2のとおり)。
「ホワン」とした、鳴りするような音を包んだ聴感で聴かす。

B#2 スローテンポでありながら、ウッズの情表現が素晴らしい。
ハードバップを演りつくしモードへ、両者をクロスオーバーした
ウッズ・サウンドがここにはある。
80年代のウッズを何枚か聴きハマったが、ライヴ録音が殆ど。
リーダ作のマトモなスタジオ録音が聴きたい。


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