日本ダウン症協会(JDS)大阪支部の第13回総会が、5月26日(日)13時30分から、大阪市・中央区の大阪府立男女共同参画・青少年センター「ドーンセンター」で開催されました。まず玉井浩支部長が2018年度の活動を報告。大阪市立中央図書館との共催による3月の「世界ダウン症の日写真展」、ボーダレスをテーマにしたファッションショーを実施した「ダウン症の日フェスタ」には多くの参加者があったことなどの報告がありました。
9月に勉強会の開催を検討していることなど、2019年度の活動予定などが承認されました。
▽5月27日=第12回大阪支部総会。講演会「ダウン症児の親として知っておきたいお金の話」、講師・三木誠治さん、大阪府立男女共同参画・青少年センター「ドーンセンター」で開催。
▽9月2日=秋の勉強会「将来を見つめて今、大切に育てること、支援すること」講師・菅野敦さん、大阪医科大学にて開催。※同日、JDS本部主催の「成人期セミナー」に協力。
▽10月28日=「バディウォーク関西in大阪2018」を後援、ワークショップを出展。
▽3月8日~4月3日 大阪市立中央図書館で「世界ダウン症の日写真展」。3月21日(祝)には「ダウン症の日フェスタ」を開催。ボーダレスファッションショー、さをり織りやクラフトのワークショップ、療育相談、発達相談コーナーなどのほか、ミニ講座「親子・夫婦の人間関係を改善する秘訣」講師島上智さん、を開催。
このあと、2018年度の会計決算を報告、拍手で承認されました。
続いて、2019年度の活動計画を発表。9月1日に秋の勉強会の開催を検討していることや、3月には「世界ダウン症の日写真展」を実施する方針であることが伝えられました。
最後に、2019年度の予算案と新年度役員が拍手で承認され14時30分に閉会しました。
総会の後、14時30分から『障がいのある子の親が「親なきあと」に向けて備えておくべきこと』をテーマに2つのセミナーが行われました。
「親心の記録Ⓡ」活用セミナーでは、講師:藤井奈緒さん(Officeニコ代表、「親心の記録Ⓡ」公認アンバサダー)が、障がいのある子をもつ親たちが、自分がいなくなったあと、子どもを支援してくれる方々に子どものことを知ってもらうために、子どもが「親なきあと」の人生を安心して過ごせるようにと作成されたノート「親心の記録Ⓡ」の活用法を分かりやすく解説しました。ノートに直接書き込みをせずに、保険証や病院の診察券、伝えたいことなどのメモなど必要なものをコピーして、バインダーに綴じていくという方法を解説。成長とともに伝えたい内容は変わっていくので、1年に1回はバインダーを見直して更新することなど、楽に「親心の記録Ⓡ」を残せるポイントを説明しました。
「障がいを持つ子の親のための相続・遺言講座」では、講師:藤原由親さん(税理士法人アクセス 代表税理士)が、親なきあとの備えとして、遺言や相続・信託について分かりやすく解説。遺言書の残し方など専門家としてのアドバイスがありました。参加者の関心は高く会場内からは多くの質問が出ていました。
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