本ブログで解説している方法は大学院で研究したものを修了後、さらに発展させたものです。しかし、その着想はどこからきたのかと質問されたなら、その説明は少々ややこしくなります。
実は大学院に行ったのは2011年〜2014年。私の生まれは昭和30年代ですので・・・年齢的な状況はお察しのとおりかと思います。よく聞かれる質問は、なんでそんなに勉強したいのか? なのですが、これも学部卒(1985)以降のことを説明しないとなかなか理解してもらえません。
実は、学部4年の時 PC-9801で稼働するFFT (8086アセンブラー)を自作し卒業研究をしたのですが、このときにフーリエ変換の不確定性を知りました。(当時つかった教科書は手元にあります)当時、卒論のテーマの裏で今でいう「楽音分離」をやってみたく、PC-9801 のBASIC言語をつかって遊んでいました。不確定性に気付いたときショックだった記憶があります。最終的の卒論は「1/fノイズのスペクトル」を自作FFTでシミュレーションしたのですが、結局、修士課程には進学せず、この疑問はずっとしまい込むことになってしまいました。