1995年に起きた阪神淡路大震災の教訓がなぜ生かされなかったのだろう。
ボクの居住している自治体では,30年以上前から危険なブロックを調査して,危険な場所を図面に落として住民に配布しています。
さらに,ブロック塀を生垣に変更する,1m以上の部分をフェンスに変更するなどの指導を行っています。
これらの工事にかかる費用については補助金を出しています。
そればかりか,過去の地震を教訓にして住民が学ぶことが出来るシステムも構築しています。
民間のブロック塀に対してここまでやるのですから,公共施設におけるブロック塀はすべて調査を終えて危険なブロック塀は存在しないでしょう。
それに比べて,高槻市はといえば。
信じられないような記者会見がありました。
詳しくは報道をご覧いただければと思いますが,殺人罪を問われてもおかしくないほどのものでした。
先進市の取り組みを研究することもなく,漫然と危険を放置してきた責任は免れません。
これは高槻市だけの問題なのでしょうか。
あるいは大阪府の体質なのでしょうか。
東京と違って大阪は財政的にも苦しい状況にあります。
そこにも原因があったのではないでしょうか。
大阪都構想を考える前に基礎自治体の根本的な在り方を研究するべきだと思います。
とここまで書いて。
朝刊を見てビックリ。
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なんと我が自治体の名前が載っているではないか。
小学校に基準を満たしていないブロック塀があったと。
信用していたのに裏切られた気持ちになりました。