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Blog☆HiloⅡ

TDRで敏腕を発揮した安孫子薫氏の講演

先日,安孫子薫氏の講演を聴く機会がありました。
我孫子氏は1982年にオリエンタルランドに入社して,TDRのオープニングからパークの運営に携わり数々の要職を経験された方です。
講演の中では「ハピネスの提供」という言葉を随所に使われていたことが印象に残りました。
ゲストに幸せな気分になっていただくということです。
これは多くの職業に当てはまりますね。
TDRは開園から35年を迎えたそうですが,来場者の9割がリピーターというから驚きます。
年間の来場者も三千万人を超えているそうです。
2022年度にはさらにスケールアップするそうですね。
ボク自身は三回しか行ったことがないのだけど。
これまで彼が取り組んできたことをエピソードを交えながら熱く語る講演はとても内容の濃いものでした。
どんな職種の方が聴いても仕事の参考になると思いました。
印象に残った言葉のひとつに,「他の人が時間やお金を掛けたくないと思うようなところをしっかり行う。そしてそれを継続させること」ということがあった。
高齢者,障害者に優しく,手話,点字は必要と思われるすべての場所で対応可能とする。
車いすの方がパレードを見やすいようにするためには何が必要か。
可動式のフェンスを設置したらどうだろうか。
そうしたところにも力を入れる。
なるほどなあと思いました。

ゲストに対する禁句も沢山あるという。
例えば『走らないでください』と言ってはいけない。
ならばどのように言うと思いますか?
「ゆっくりお進みください」と言うそうです。
この違いが分かりますか?
ノーと言ってはいけないということです。

では,「タバコを吸わないでください」はどうでしょう。
考えてみてください。
あえて答えは出しません。

有名な逸話があるそうです。
パーク内で,子供が買ったばかりのポップコーンをカップごと落としてしまいました。
キャストがすぐに駆け寄って掃除をします。
そして,新しいポップコーンを子供に渡して「ミッキーからのプレゼントです」と声をかけました。
とっさの出来事ですが,キャストが目指すゴールは「ハピネスの提供」ということを普段から心がけているということなのでしょう。
有名なエピソードなのでご存知の方もいらっしゃると思います。
通常の遊園地ならマニュアル違反になるでしょう。
しかし,TDRにはそういったマニュアルは存在しないそうです。

同じような話はスタバの元社長からも聞いたことがあります。

You make magic!! 魔法を作るのはあなた!!
これも有名なフレーズですね。

トップの写真はちょうど10年前に行ったTDSです。

話は変わりますが,今日のサッカーワールドカップ,ブラジルVSコスタリカをご覧になりましたか?
これぞサッカー!!というゲームでした。
早いパス回し,芸術的なボールさばき。
魅せてくれましたネイマール。
それに比べて日本チームは。
すごいブーイングだったよね。
いや,この辺でやめておこう。
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