菅井滋円 作品集

絵を始めて半世紀以上の歳月が流れた 絵に向かう時何時も満たされないモノがある その場がここになりつつある。

丹波国分寺

2016年05月06日 | 菅井滋円 作品集
丹波国分寺
ここを訪ねて随分時間が経つ丹波国分寺である。   この国分寺が亀岡の千歳町にある この度は 古川氏の車での訪れとなり 同道者福島さんの3人である。

まことに閑々とした また新緑が鮮やか わたしたちは高く聳える公孫樹を見るための訪問であった。
高札に記されている処によると以後何度も火災にあったが 元禄年間に再建されたのが 現在の建築となった そして寛永年間に改装された  大工棟梁木村藤四郎 瓦工花野九兵衛とある。
これまで注目したことはないが 見上げると本堂の屋根左右に阿吽(あうん)の龍が睥睨していた。
幸い天気もよいが訪問する人は少なく 公孫樹を写生もゆっくりと描くことが出来た。
われわれは釣鐘のところで弁当を食べ 午後から以前訪ねた御殿医の屋敷を訪ねるため さきほど近辺の方に聞いた道を行ったのだが 昔見た筈の屋敷も聳え立つ公孫樹の大樹も茫々とした藪に化していた。
過ぎ去った日はまぼろしとなって・・・消え去った。





 


 


                          丹波 国分寺