落ち穂拾い 2 2015年08月28日 | 菅井滋円 作品集 落ち穂拾い 2 古本市に出かけ何冊かの古書を買って来た その中に昭和16年出版「老残遊記」劉鉄雲著と云うのがある。 本は流石よれよれになっていたが 古書のもつやさしさを具えていた 「哭泣」と云う言葉が気になった 「将局すでにをはり、吾人まさに老いんとす、哭泣しまいと思ってもいかでせずにゐいられよう・・」 と・・・朽ち果てようとする本の中の一句である。
落ち穂拾い1 2015年08月14日 | 菅井滋円 作品集 落ち穂拾い 1 大地に残された穂を拾う 主な農作業は既に終わり 僅かに残された穂を拾う 慎ましい黄昏の田園の詩である。 ミレーの名作「落ち穂拾い」がそれである。 この京盆地の片隅では猛暑が毎日繰り返す 読書と長年累積したピクチーを整理し出した それは思いの外の数である 思いついたのは「落ち穂拾い」をして 少しでもこの酷暑の中でメランコリーを忘れたい。
南山城1 2015年08月07日 | 菅井滋円 作品集 恭仁宮遺跡 聖武天皇の造られた恭仁宮と国分寺跡が南山城にある 些か暑くはあるがF氏の誘いで出掛けた 他にもう一人Kさんである。 国道24号線で2時間くらいだろうか・・木津川を左に眺めその道を脇に入る木造の小学校(いまは工事中) この地の人々が大切にしておられることが 草を刈り掃除をされていることで一目で分かる 脇にある小学校がイマなお木造であることに その決意が伺える。 遺跡の礎石 国分寺跡の風景を わたしはスケッチによる時間を使うことが出来ないのでカメラで拾った。
南山城2 2015年08月07日 | 菅井滋円 作品集 海住山寺 この寺を訪ねるのは十数年ぶりだった 寺の十一面観音様とは初めて拝することとなった 寺の奥様と閑話した 真権密教の寺であるので F氏の車で恭仁宮と国分寺跡から30分の距離にあり 巷の37℃ 暑い日ではあったが 山上の木陰を選びながらの五重塔は山上にあること密教の意味がある。 杉のご神木とともに素晴らしい一日となった。