オフィスデスクを綺麗にするのも仕事のうち
「ジジくん、この前渡したあの資料、ちょっと見せて」
そう上司に頼まれて資料を慌てて探すジジ。しかし、10分探しても見つからない。
「ジジくん?聞いてた?資料早く見せて」
「今さがしています。もう少しお待ちください…」
そう上司に伝えて30分が経過…。しびれを切らした上司から
「まだ、見つからないの?もういいよ!!」
そう怒られてから、さらに10分後、ようやく探していた資料が見つかる。
ジジがその後上司にさらに怒られたことは言うまでもありませんが、ジジ自身50分の時間ロスをしてしまう。そして、待たせた上司の時間もロスしてしまう。
ジジの机は乱雑に資料やメモが置かれており、綺麗には程遠い。上司に渡した資料も乱雑にクリアファイルに放り込んでいたものでグチャグチャ。
他の人の机は片付いているのに、どうしてジジだけ?と思いながら、仕事が自分1人が忙しいようなフリをして、悔い改めず、その後反省して整理もせずそのまま仕事を続けましたとさ。
さて、そんなわけで、今回読んだのはオダギリ展子著の『事務ミスがない人の図解整理術』です。
整理整頓がとにかく苦手。でも、2回転職をした中で一番苦手で、これを怠ったがために自分自身の時間のロスや同僚の時間をロスさせてしまうこともありました。
次の職場ではそんなことのないようにと、克服しておこうと思いました。
特に、次の職場は事務作業も効率よくこなせないと相当遅くまで仕事をしないといけなくなるような職種なので、時間のロスをなくすことは大事なことだと思い立ち、仕事が始まるまでに実践しておきたいなと思いました。
それでは、本書の感想を述べていきたいと思います。
1.整理整頓は目的を達成するための手段である
本書を読んで私の一番の気付きは整理整頓は目的達成のための手段であるということです。
これまでの私の整理整頓や片付けというのは、たとえばテーブルに載っているものをいらないものは捨てたり、捨てるかわからない保留のものや必要なものは引き出しにしまっておくというだけでした。
そこは片付けるというだけが目的で行なっているだけで、次のことを考えていませんでした。
ただ、いやいやにやっつけ仕事でやっていて、また汚れたら同じことを繰り返そうという気持ちでした。
そんな片付けをしているわけですから、いざ欲しいものを引き出す時にどこに置いたのかもわからないですし、探すのに時間がかかったり、結局見つからずに探すのを諦めるということが多かったように思います。
しかし、本書ではまず、仕事のどの場面に合わせて整理整頓をするのか「整理整頓の目的を決める」ことで、その目的を達成するために整理整頓をするということが大事だとかいておりました。
今まで、整理整頓の目的など考えたことのなかった私には目から鱗状態でした。
そして、目的をもって整理整頓をすると、どのように整理整頓しようか、今後、机の上に乱雑に置かれていたものをどこに置くか、細かいことが大嫌いな私の性格と相談しながら整理整頓をすると、机の上が綺麗になるだけでなくその状態を維持することが容易になったなと思います。
この良い習慣を次の仕事に生かしていこうと思えるようになりました。
2.整理整頓は事務作業以外にも大事なものだと思えるように
事務でミスをなくすための整理整頓方法が本書では筆者が述べられていますが、これは事務作業以外にも通じるものがあるなと考えるようになりました。
今まで仕事の優先順位というものをあまり考えず目の前の仕事に全力集中していた私は、トコロテン方式で仕事をこなしていました。
目の前にある仕事に集中するあまあり、他の仕事に手をつけることができず、やりかけの仕事でも途中で仕事が入ると投げ出し、その仕事に集中していました。
今考えると、これは机の上が片付いておらず、今やりかけの仕事の上から仕事をするので周りが見えていなかったなと思います。また、やりかけの仕事と新しい仕事が混在している机ではどこに何の資料がわからないなどの弊害があり、仕事をやった気になって、結局仕事になっていないことが多かったのだなと思います。
そんな私の机の上と同じように外回りの仕事でもおなじようなことをやっていたんだろうと思いますし、一生懸命仕事をしているわりには全然成果の上がらない仕事をしていたんだなと気が付かされました。
結局、デスクの上を仕事用にしっかりとカスタマイズできている人が外に出ても仕事ができる人なんだろうなと思いますし、仕事を遅くまでやっても成果が上がらないのは机が汚い人だなと私のことながら思いました。
そして、本書を読んで整理整頓方法を自宅で実践していくうちに、カバンの中の整理もできるようになりましたし、不必要なものはすぐにカバンに片付けるように自然となりました。
結局、良い習慣を身につけ、仕事をうまく回していけるようになるためには整理整頓が必要なのだなと思いました。
と、本書を読んで気がついたことや思ったことは以上です。
本書には基本的には事務でミスをなくすためや事務作業をスムーズに行うためのアイデアやアイデア商品がのせられており、事務作業でミスをすることを防止するためのアイデアや時間のロスをなくすためのアイデアが図解入りで紹介されています。
ただ、そういうアイデアやアイデア商品が役に立つかどうかというのは読者が判断しなければならず、このアイデア全てを完全に真似する必要はないと思います。むしろ、業務や職種で全然状況は違うので、参考程度にするべきだと思います。
私のような整理整頓の意味を誤解していた方や整理整頓ができずに悩んでいる方、整理整頓に自信がない方が読むには良い本だと思います。行数も少ない上イラストが多い上、読みやすい文章ですので、読みやすさも文句のつけようがないと思います。
しかし、整理整頓が得意ですとか、もっと高度な整理整頓(いるのかわかりませんが、整理整頓マニア?)方法を求めている方には、整理整頓の基本的なことが述べられているにすぎないと思いますので、そういう方にはあまりオススメはできない本かなとも思います。
ただ、そういう方がこういった整理整頓の類の本を欲するかどうかというところもありますが…
「ジジくん、この前渡したあの資料、ちょっと見せて」
そう上司に頼まれて資料を慌てて探すジジ。しかし、10分探しても見つからない。
「ジジくん?聞いてた?資料早く見せて」
「今さがしています。もう少しお待ちください…」
そう上司に伝えて30分が経過…。しびれを切らした上司から
「まだ、見つからないの?もういいよ!!」
そう怒られてから、さらに10分後、ようやく探していた資料が見つかる。
ジジがその後上司にさらに怒られたことは言うまでもありませんが、ジジ自身50分の時間ロスをしてしまう。そして、待たせた上司の時間もロスしてしまう。
ジジの机は乱雑に資料やメモが置かれており、綺麗には程遠い。上司に渡した資料も乱雑にクリアファイルに放り込んでいたものでグチャグチャ。
他の人の机は片付いているのに、どうしてジジだけ?と思いながら、仕事が自分1人が忙しいようなフリをして、悔い改めず、その後反省して整理もせずそのまま仕事を続けましたとさ。
事務ミスがない人の図解整理術〔書類・メモ・データ〕 (単行本) | |
オダギリ 展子 | |
三笠書房 |
さて、そんなわけで、今回読んだのはオダギリ展子著の『事務ミスがない人の図解整理術』です。
整理整頓がとにかく苦手。でも、2回転職をした中で一番苦手で、これを怠ったがために自分自身の時間のロスや同僚の時間をロスさせてしまうこともありました。
次の職場ではそんなことのないようにと、克服しておこうと思いました。
特に、次の職場は事務作業も効率よくこなせないと相当遅くまで仕事をしないといけなくなるような職種なので、時間のロスをなくすことは大事なことだと思い立ち、仕事が始まるまでに実践しておきたいなと思いました。
それでは、本書の感想を述べていきたいと思います。
1.整理整頓は目的を達成するための手段である
本書を読んで私の一番の気付きは整理整頓は目的達成のための手段であるということです。
これまでの私の整理整頓や片付けというのは、たとえばテーブルに載っているものをいらないものは捨てたり、捨てるかわからない保留のものや必要なものは引き出しにしまっておくというだけでした。
そこは片付けるというだけが目的で行なっているだけで、次のことを考えていませんでした。
ただ、いやいやにやっつけ仕事でやっていて、また汚れたら同じことを繰り返そうという気持ちでした。
そんな片付けをしているわけですから、いざ欲しいものを引き出す時にどこに置いたのかもわからないですし、探すのに時間がかかったり、結局見つからずに探すのを諦めるということが多かったように思います。
しかし、本書ではまず、仕事のどの場面に合わせて整理整頓をするのか「整理整頓の目的を決める」ことで、その目的を達成するために整理整頓をするということが大事だとかいておりました。
今まで、整理整頓の目的など考えたことのなかった私には目から鱗状態でした。
そして、目的をもって整理整頓をすると、どのように整理整頓しようか、今後、机の上に乱雑に置かれていたものをどこに置くか、細かいことが大嫌いな私の性格と相談しながら整理整頓をすると、机の上が綺麗になるだけでなくその状態を維持することが容易になったなと思います。
この良い習慣を次の仕事に生かしていこうと思えるようになりました。
2.整理整頓は事務作業以外にも大事なものだと思えるように
事務でミスをなくすための整理整頓方法が本書では筆者が述べられていますが、これは事務作業以外にも通じるものがあるなと考えるようになりました。
今まで仕事の優先順位というものをあまり考えず目の前の仕事に全力集中していた私は、トコロテン方式で仕事をこなしていました。
目の前にある仕事に集中するあまあり、他の仕事に手をつけることができず、やりかけの仕事でも途中で仕事が入ると投げ出し、その仕事に集中していました。
今考えると、これは机の上が片付いておらず、今やりかけの仕事の上から仕事をするので周りが見えていなかったなと思います。また、やりかけの仕事と新しい仕事が混在している机ではどこに何の資料がわからないなどの弊害があり、仕事をやった気になって、結局仕事になっていないことが多かったのだなと思います。
そんな私の机の上と同じように外回りの仕事でもおなじようなことをやっていたんだろうと思いますし、一生懸命仕事をしているわりには全然成果の上がらない仕事をしていたんだなと気が付かされました。
結局、デスクの上を仕事用にしっかりとカスタマイズできている人が外に出ても仕事ができる人なんだろうなと思いますし、仕事を遅くまでやっても成果が上がらないのは机が汚い人だなと私のことながら思いました。
そして、本書を読んで整理整頓方法を自宅で実践していくうちに、カバンの中の整理もできるようになりましたし、不必要なものはすぐにカバンに片付けるように自然となりました。
結局、良い習慣を身につけ、仕事をうまく回していけるようになるためには整理整頓が必要なのだなと思いました。
と、本書を読んで気がついたことや思ったことは以上です。
本書には基本的には事務でミスをなくすためや事務作業をスムーズに行うためのアイデアやアイデア商品がのせられており、事務作業でミスをすることを防止するためのアイデアや時間のロスをなくすためのアイデアが図解入りで紹介されています。
ただ、そういうアイデアやアイデア商品が役に立つかどうかというのは読者が判断しなければならず、このアイデア全てを完全に真似する必要はないと思います。むしろ、業務や職種で全然状況は違うので、参考程度にするべきだと思います。
私のような整理整頓の意味を誤解していた方や整理整頓ができずに悩んでいる方、整理整頓に自信がない方が読むには良い本だと思います。行数も少ない上イラストが多い上、読みやすい文章ですので、読みやすさも文句のつけようがないと思います。
しかし、整理整頓が得意ですとか、もっと高度な整理整頓(いるのかわかりませんが、整理整頓マニア?)方法を求めている方には、整理整頓の基本的なことが述べられているにすぎないと思いますので、そういう方にはあまりオススメはできない本かなとも思います。
ただ、そういう方がこういった整理整頓の類の本を欲するかどうかというところもありますが…
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