おかめ、いきまーす

自分の記録。

錆びた線路

2013年11月05日 | 介護
父の病院に見舞に行く。

山にまばらに紅葉が見える。

植林された杉林は緑のままで、秋の表情の入る隙がない。

病院に向かう駅は鄙びたこじんまりした駅舎で、一時間に一本入ってくる特急の他は

ローカルなガタガタいう列車が通るだけ。

今は使われていない線路は錆びてススキが生えている。


父はもう入院は飽きたという。母のいるホームにいつ入れるかまだわからない。

もうすぐ退院できるよ、とは言ってみるも、なぜ家で家族と住めなかったのかな、と。


私たち家族が同居してもいいよといっても、どうして兄は拒否したのかな、と。

結果として両親はホームに入り、家には猫だけが残っていて、時々掃除に行く。


何故なのか?

兄嫁と面と向かって話し合った事はない。今更どうにもならない。


人と人はいつも素直に真っ直ぐにコミュニケーションをとるべきだろう。

錆びてしまったらもう、この線路は走らない。走りたくない。

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