父の病院に見舞に行く。
山にまばらに紅葉が見える。
植林された杉林は緑のままで、秋の表情の入る隙がない。
病院に向かう駅は鄙びたこじんまりした駅舎で、一時間に一本入ってくる特急の他は
ローカルなガタガタいう列車が通るだけ。
今は使われていない線路は錆びてススキが生えている。
父はもう入院は飽きたという。母のいるホームにいつ入れるかまだわからない。
もうすぐ退院できるよ、とは言ってみるも、なぜ家で家族と住めなかったのかな、と。
私たち家族が同居してもいいよといっても、どうして兄は拒否したのかな、と。
結果として両親はホームに入り、家には猫だけが残っていて、時々掃除に行く。
何故なのか?
兄嫁と面と向かって話し合った事はない。今更どうにもならない。
人と人はいつも素直に真っ直ぐにコミュニケーションをとるべきだろう。
錆びてしまったらもう、この線路は走らない。走りたくない。
山にまばらに紅葉が見える。
植林された杉林は緑のままで、秋の表情の入る隙がない。
病院に向かう駅は鄙びたこじんまりした駅舎で、一時間に一本入ってくる特急の他は
ローカルなガタガタいう列車が通るだけ。
今は使われていない線路は錆びてススキが生えている。
父はもう入院は飽きたという。母のいるホームにいつ入れるかまだわからない。
もうすぐ退院できるよ、とは言ってみるも、なぜ家で家族と住めなかったのかな、と。
私たち家族が同居してもいいよといっても、どうして兄は拒否したのかな、と。
結果として両親はホームに入り、家には猫だけが残っていて、時々掃除に行く。
何故なのか?
兄嫁と面と向かって話し合った事はない。今更どうにもならない。
人と人はいつも素直に真っ直ぐにコミュニケーションをとるべきだろう。
錆びてしまったらもう、この線路は走らない。走りたくない。