柿と信玄餅

兄が出張のお土産に信玄餅を買ってきた。

父も母もきな粉が散らばってうまく食べられないと

残りをくれた。

ホームでは生の果物があまり食卓にのぼらない。

柿が食べたいというので、ホームで剥いてあげる。

どちらもついこの前までは美味しく自分で食べられていたのに、

と思う事もある。

でもまだ食べられることを考えれば、食べたい、という間は

なんでも食べさせてあげたい。

ちなみに、息子がきいてきた簡単で美味しい信玄餅の食べ方。

風呂敷状のビニールに粉ごと全部あけて蜜もかける。

包んで手でちょっと揉む、食べる。

そうである。結構衝撃的だけどなるほどーな食べ方。

しかし揉んでいる間に全部ぼろっと落としたら大惨事になりそう。

ダリア

おじょうさん、という名前のダリアです。

植物園にて。

Ｗの喜劇

夫が帰宅して、夕食の準備をしようと

ふと頭に手をやると、あら、

眼鏡がふたつ。

夫にネタかと思った、と

言われてしまいましたよ。

歌う

横田めぐみさんが、金賢姫と一緒にいらした時

歌を歌おう、と言ったら、

君が代を歌われた、と聞いて切なくなった。

歌にのせた思いが時間と空間を超えてやってきたような

そんな気がした。

これからは君が代が流れたら、めぐみさんを思うだろう。

日本の国にいられること。

毎日ご飯が食べられてお布団で眠れること。

日本の言葉で自由に(多分)話せること。

有難いことなんだ。

とりあえず今日も、

生かしていただいてありがとうございます。

深夜のベランダ

夕食は家族バラバラの時間なので、大体三回作る。

娘と早めの夕食は糖質オフで。

息子は量たっぷり目でたんぱく質多目。

夫は深夜で消化の良さそうな糖質少な目で。

エンゲル係数高い我が家。

しかも誰も食費を入れないし、かと言って食器を洗ってくれるわけでもなし。

心が草臥れてる夜だから、赤ワインを少し飲んだ。

顔が熱くなってベランダに出た。

雲の間から何個か星が見えて、深夜でも車の往来の音が遠くから聞こえる。

虫の音が聞こえてきて、まだ秋なんだなー。

ベランダに置いてある木の枝で作った椅子に腰掛けてぼんやり座った。

灯りのついている家もある。

静かな夜。