おかめ、いきまーす

自分の記録。

退屈すると

2014年05月30日 | 介護
人間、退屈すると…死ぬそうだ。

最近外出する時は両親が楽しめることかどうかをいろいろチェックする。

例えばそこはバリアフリーか、とか

好むものかどうか、など。

ホーム近くを散歩していて見つけた麻雀教室。

月二回だが、教室で最高齢の父は毎回楽しみに歩行器で通っている。

ホームからほど近い蕎麦屋。

バリアフリーで量は少なめで珈琲と餡蜜もある。

歩行器が通れる通路広さ、駐車場、トイレの広さも重要。

母がファンである演歌歌手の情報を得るために

最近はその歌手のファンクラブにも入った。

入会したら生写真来たー、と母から電話があった。

自分の周りが色々とお年寄りモードになって来た。

ま、いっか。行く道だし。

木々のざわめき

2014年05月29日 | 心とからだ
今日は娘と病院に行く。

担当の先生は言葉の幅と奥行きのあるとてもいい先生。

いい、というと曖昧なのだが、気持ちにピタリとはまって尚且つ俯瞰の視点が

あるというか、そんな感じ。

何年ものおつき合いになったが親子でお世話になっている。

娘に統合失調症という診断が下された時は

残酷な告知をされたように思ったが、自分も精神状態が

もろくなった時に、基盤を支えてくださるような時間を

作ってくださって、ありがたいと思う。

自分は睡眠導入剤も今では必需品になってしまったが、やはり

しっかり眠れることは必要。

待ち時間の間に病院の中庭で木々のざわめきを聞きながらしばしなごむ。

菖蒲が咲いているのを眺めていたが、斜め横にはハイビスカスが

大輪の花を咲かせていた。不思議な取合せ、でもそれも良き哉。


病気って欠点でも汚点でもない。


花が咲くように、梢が風で揺れるように、流れがあって

今があって出会いがあって。

こころと体は成長して、成熟して、やがて朽ちて行く。

時折強い風で枝が折れるように、予想外の出来事もあるだろう。


木の下に座っていたら髪の毛に花の萼が二つほどついていたようだ。

待合室に戻ると、娘がとってくれた。


薔薇園

2014年05月28日 | 日記

娘と毎年恒例の薔薇を見に行く。

統合失調症で読書もままならない娘だが、カメラ女子で

写真を撮る時は集中出来るそうだ。



風や鳥の声や水の飛沫の音を楽しみ、穏やかな午後を過ごす。

炎天下で薔薇を愛でるのもよし、木陰で遠景を楽しむのもよし。

宮迫千鶴さんの「美しい庭のように老いる」という本を読んだ。

ご本人は60歳で亡くなられてしまったようだ。

人生の午後の時間、五感を大事にして、周りに感謝をして

自分を言祝ぎ生きていく。五十代になったらそんな風に過ごしたい。



夫がランチしながら尊敬する教授との出逢いを語ってくれた。

年金がもらえるようになったらいろんなところに出かけようねとも。

全ては健康が礎だね。

元気でいられたらいいな、寿命尽きる迄。



家族という贅沢

2014年05月27日 | 日記
買物のために駐車場に止めると、駐車場の隣のマンションが掃除中の様子。

ドアを開けっ放しにしてベッドが玄関の外に出ている。

ドアの外に年配の女性と中年の女性がしゃがんでいる。

そして風が吹くと異様な匂いが漂ってきた。

あ…孤独死……?

わからない。想像の域を出ないが、しゃがんでいるのは親族の方かもしれない。


最近黒川伊保子さんの本を立て続けに読んで

それなりに面白かった。

年代順に読むと、旦那さんの表記が

大好きな人→オット

と変化しているのがなるほどーだった。

そして夫や子供との関わりを持てている時点で贅沢なのではないかと思った。


清掃中のマンションの廊下に投げ出されていた折り畳みベッドは粗末なものだった。

腐乱する迄、一人だったら、寂しい、と思って天国に行くのかな。

死ぬ時は家族がいても一人で死んで行くのだろうけれど。

人生の正午

2014年05月25日 | 心とからだ
ユングやレビンソン言うところの中年の危機真っ只中。

精神状態と体調が思わしくない。

今日は薬の副作用で午後殆どベッドで過ごした。

目覚めたら猫が寄り添ってくれていて嬉しかった。

スーパーの閉まるギリギリに買物もできたし

お風呂も入れたので

睡眠導入剤を飲んでこれから寝るのだが

隣のリビングでは夫がモナコグランプリを鑑賞中。

ぶごぶごうるさいなあー。

若かりし頃からの男の趣味趣向は午後を迎えることもなく

エンジン音だけが時代の移り変わりとともに変化して行く。