誰かのお名前

母はベッドに防水シーツを敷いている。

自宅から持参したものでは洗濯が間に合わない時

ホームで別のものを敷いてくれる。

ただ、誰かの名前が書いてある。

ホーム長にその旨伝えると、ああ、それはいいんです、とのコトだったから

あーなるほど…と特に触れないでいた。

今日は病院の日だったので、兄に母のことを頼んで置いた。

夕方兄に電話をしたら

「防水シーツはもう亡くなった方のものなので、違う名前が書いてあっても使っていいんです。」

と最近入った看護師さんに言われたと憤慨していた。

んーー新しいスタッフさんだから、正直すぎるねー。

確かに人によっては気にするだろうなあー。

これから母のシーツはレンタル品を使用するそうだ。

未知との遭遇

週に4日は、ホームに行って両親に会う。

父との約束だから。そして

実家にしばしば連れて帰る。

もしくは気晴らしに外出する。

そんな生活が母は一年、父は半年ちょっと。

夜間介護をホームの巡回があるから安心になったとはいえ、

別の心配事も増える。

母がなかなかナースコールが押せない、かといって

センサーをつけてスタッフがこまめに出入りすると恐縮して

落ち着かなくなるらしい。

認知症テストは母は１２／３０点、父は２６／３０。

これから又新たなステージに入るのか…。

自宅で老いを看取った経験がないので９０の壁を越えた世界が未知である…。

ダメよダメダメ

朝、兄から電話で

薬を間違えられて渡され母が服用してしまった、との連絡。

夜勤あけの介護士さんが、うっかり他の人の薬を

母に飲ませてしまったそうで

悪意はないとしても、命に関わることにならずよかった。

でも、ぼおっとする母。

どうしたらこんな事故がなくなるだろう。

脳の不思議

両親がＣＴとMRIをそれぞれ撮って来た。

現状と今後の介護計画などの会議があり、兄と義姉と私、医者や看護士、ホーム長

まじえて行われた。

母は小さい脳梗塞があり、小脳が萎縮しているので運動機能に支障をきたしているようだ。

父は前頭葉と海馬に萎縮があり、アルツハイマーの兆候があるそうだ。

現状と今後について説明を受けた。

こんな時、ホームでの介護体制のありがたさを感じる。

これからも元気でいてもらう為に、ホームのスタッフさんと更に意思疎通

をよくしておかなくてはと肝に命じた。


だ、か、ら、ーーーー

おねえさん、葬式代は経費になるとか本人の前で言うのやめてよね。

たあっぷり

普段は糖質管理の為、色々制限のある夫も

日曜日はたっぷり食べる楽しみを味わっている。

父が美味しいうなぎ屋さんを探していて

連れ出す前に事前調査に行こうと、ネットで見つけた

割烹料理と鰻のお店に家族で出掛ける。

ちょっとおしゃれして化粧すると、娘が喜んでくれる。

いつもおしゃれじゃなくてごめんね。

鰻屋さんは、建物が日本家屋で個室だし、味も申し分ないのだが、

バリアフリーでないのがおしい。

父はギリギリ行けても母が難しいかもしれない。

お年寄りの視点で検証の後は、反動で町中に出て来て買い物ー。

娘はローラアシュレイで、夫はビームスでSALEを利用して欲しい物GETー。

又お腹すいて、ちょっと糖質制限を思い出しつつタイ料理屋で食事ー。（え。)

食後ケーキ食べたいと夫が言うのでデザートを戴きにカフェー。

どんだけー。（古い…）

因みに食べ物の分、全部私が払いましたー。

カードの支払い怖いわー。