秋空

夫が仕事前にホームに寄ってくれた。

柿を剥いて食べた後、

車椅子を夫が押して秋空の下の散歩。

コンビニに入って秋刀魚の塩焼きや

煮卵など父の好きなものを買う。

青い空にもくもくと雲が立って

空気が澄んだような軽い風が流れて

川沿いの道を花を眺めながら歩いた。

ホームの入り口で迎えてもらいながら

人生最後の散歩だよ、とスタッフに冗談を。

耳鳴

爆音耳鳴りに悩まされた。

このハゲ〜、な議員さんが会見中に

耳鳴りがわんわんいう、って

しゃがみこんでいたのが

自分と同じだーと思ってびっくりした。

言いたい放題言ってた時は

その女性議員もストレスなかっただろう。


父の高熱も下がってきたら

耳鳴りも少しおさまってきた。

窮屈

とある宗教の学校に姪っ子二人は通っていた。

その宗教の人と儀式について話してみると

なんとも窮屈で冷たい。

イヤーな感じ。

日本の八百万のなんでも受け入れてくれる

神様がやっぱり一番いいなぁ。

想像

４９日が過ぎた。

兄が香典返しの品を送ったらしく

知り合いから電話が入る。

何をどう送ったかは全然知らない。

どんなお手紙を添えたのかも見せてもらえない。

サンプルを見せてと言ったら

余分はない、とだけ義姉の答え。

妹って世の中的にそんなもんなの？

想像して、相手にどんなものが届いたのかなぁと

電話応対をこなす。

亡者

義姉が金の亡者になって

銀行からの失笑を買う。

父の妹の叔母も、義姉は変わっていると

嘆いていた。

まだまだトラブりそう。

胃が痛い。