お目当てはバンタムズというロックバンドのボーカルを担当していた平井ヒロシ選手。
私はバンタムズのベース担当だったTとトモダチなんでそんな関係で。
他の試合と違って、知人がコレから殴り合いをするっていうんで、その非日常性にさすがに「グー」っとリング方向をみる集中力が違ってくる。
1R、2R、平井選手は単発ながらカウンターのパンチをいれていく。私は素人なんで技術的なものはよくわからないんが、その姿は決して器用な方じゃないとおもう。「平井君にとって、バンドのステージでやることとキックのリングでやることは、あまり変わらない事かもしれないなあ」なんて試合中に思った。
最終3R平井選手がダウンを奪う。一気に会場が沸く
その時の私の横にいるほかのジムの関係者の会話
「レフェリー、ストップかけるかな?」「いや、先輩、まだとめないと思います」そんな劇画調の会話がされてる間、フラフラながら、立ち上がる相手選手。
残り時間数秒、
お~!?
ドロップキック?!
会場一気に笑の渦に!
目頭が熱くなった。
その後平井君にドロップキックの事を聞くと、「いや、うけをねらったのではない。あくまで、あの状況でのひとつの戦法だ。」みたいことをいっていた。
やったやった!すこり下がり気味のスダソウルパワーが一気に上がった。きょうは平井選手を応援しにきた人たちは大喜びだったな。
でも、負けたほうのこと考えると、あらためてガチンコは残酷だな。
これがレベルが上がれば上がるほど、、
試合後、新小岩にて仕事で試合を見にいけなかったTと合流。二人で「平井祝勝会&シミジミドリンキング」。
Tと久々シミジミドリンキング。
T君。また次のシミジミドリンキングまでお互いがんばろう。