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『モーレツ宇宙海賊』 第10話 観ました

2012-03-17 02:08:53 | アニメ
いよいよ本格的な戦闘の開始?

と、その前にいきなりチアキちゃんが茉莉香ちゃんのお仕事着を着ていますね。しかもなにやらノリノリ~~?
弁天丸は、グリューエル皇女の依頼を完遂すべく皇女自身はヨット部の練習航海に参加、弁天丸は通常営業をしているようにみせかけるため、チアキちゃんとチアキちゃんのバルバローサに擬似営業を依頼したようです。しかも茉莉香ちゃんと同い年のチアキちゃんが海賊営業をするという条件で…。作中、チアキちゃん自身がつぶやいていましたけれどもノリノリなのは演技で本心じゃないそうですが…この娘の場合、ツンデレですから本心は逆で、実はノリノリだったんでしょうね。海賊衣装にも手を加えたそうでしたし…。
それにしてもこの海賊営業時の花澤女史の声は、ドスが効いていて迫力有りまくりだったのが印象的。花澤さんの演技の幅が広いのは承知していたつもりですがここまでとはビックリです。基本、物静か系の女の子の役が多かったですしね。

さてさて、一方、弁天丸は荒天の航宙気象下の中、黄金の幽霊船を探して航行していました。荒天の中の晴れ間を探し、その中から索敵ドローンを発射して状況分析と索敵を行なって居ます。索敵ドローンはそれなりに高いものらしいので出来るのであれば後で回収して使いますのが常らしのですが、この宙域の気象条件では回収不能みたいです。で、この条件下で一度射出したドローンを回収出来ないということは、損出という面でもマイナスですが、それ以上に以後の情報収集効率が悪くなるということであまりよろしくないとの事でした。そこまでの事情が判った時、茉莉香とグリューエルは労働時間超過ということでブリッジから追い出されてしまったです。こういうところ、妙に律儀ですよね。ある意味、海賊船船長としてある程度慣れている茉莉香は慣れて居るようですが、グリューエルは自分の皇族としての立場と本当の自分自身だけの立場とのギャップに元気を無くして居ます。ですが、茉莉香から、自分も海賊船船長と言われているけれどもその実、まだただの見習い船長だからグリューエルと同じだねと言われて、グリューエルは嬉しいと言います。それまでグリューエルは自分と似たような立場の友達が居なかったということで孤独感を持っていたのでしょうね。だから何気ない茉莉香の発言で勇気も出たし、嬉しくもなった訳でしょう。

そんな中でおのおの睡眠を取って翌朝ブリッジに向かうと、居るのはクーリエのみ。厳しい状況の中、弁天丸は徹夜体制に移行していたらしく、また、クーリエがセレニティー王家探索隊がこの荒天領域で過去に探索した際に使用したと思われる無人の探索ドローンを複数見つけ、アクセスすることに成功していた。それを聞いてグリューエルはセレニティー王家の人物の認証が
必要になるでしょうから私を呼んでくだされば…と言いますが、ダメ元でグリューエルのデータを送ってアクセスしてみたらそれが通ってしまったと言います。これはよく考えると時代的におかしい事なのですが、グリューエルは顔を曇らせてその秘密がセレニティー王家が今まで独立王国でいられる理由なのですと、答えて居ます。どうしてグリューエルがまだ生まれていなかった時代のドローンへのアクセスコードがグリューエルの身体データで通用してしまったのかの答えでは無いのですが、セレニティー王家の重大な秘密が隠されていそうな予感がたっぷりしますね。

そんな中、セレニティー王家のドローンからの情報分析の結果、セレニティー船籍と思われる軍用艦が艦隊で同一宙域にいることが分かりました。またそれと同時に不振な次元振動を観測、もしかしたら探している黄金の幽霊船のワープアウトか?と言うことでその振動が観測された場所近辺に急速移動をかけてみたら、その場所に件の敵と思われる艦隊も出現。タブン、見つかっていない筈との見方をしていましたが、どっこい見つかって居たようで、複数の地点からレーダー観測されてしまいました。レーダー観測が複数地点からなされるということは、観測データがより一層精密になるということで…敵も一筋縄ではいかないということです。こんな宇宙戦闘シーンは以外と今まで無かったパターンですね。各艦のデータリンクが万全であるなら、艦隊を複数に分けて包囲し観測すれば、妨害やデコイに騙されにくい精密な位置観測が出来て、尚且つ方位殲滅戦が出来るというものです。因みにレーダー観測地点が複数有ると精密観測が出来ると言う理由は三角測量の原理です。つまりC地点をA地点とB地点の両方から観測したとき、A地点とB地点との距離とそれぞれからのC地点への方位(角度)または距離が分ると、三角形ABCが成立し、C地点が正確に観測出来ると言う理屈なのです。今回、敵艦隊は艦隊を三つに分けて、弁天丸を包囲してきました。その包囲網の中で一番勢力が薄かったのは、護衛艦クラスが二隻だけだった分艦隊。この分艦隊に向かって突撃し包囲網を破り脱出することにし、急速接近し、船体を壊さないが艦載観測機器のみを破壊出来る威力の限定的な攻撃を仕掛けます。航宙艦戦闘としては異常に接近してから拡散モードでの主砲最大威力射撃を二艦に仕掛けトンズラするという非常に海賊らしい戦闘をしますが、必要以上に破壊をしないというのはこの時代の私掠船免状持ちの宇宙海賊の常識のようですね。通常、海賊船が正規軍の艦隊に戦闘を挑む場合、なりふり構わずというのが常ですけれども、まだ手加減が出来るだけの余裕が有ると言うことですね。接近する中、敵対する艦艇の識別に成功、敵艦はセレニティー軍のコーバック級護衛艦二隻。その正体にグリューエルが驚愕しますが予定通り攻撃をして離脱に成功します。

で、一旦、包囲網から逃れた弁天丸の中でグリューエルが敵艦隊に通信をとお願いしますが、茉莉香がそれを不許可にします。その理由として、本来、グリューエルはこの宙域におらず、ヨット部のオデット2世号に乗船している事になっていることと、弁天丸も通常営業をしているように見せている事。それとグリューエルが乗艦した船がこの宙域に居ることが重要な交渉のカードとなることを説明し、そのカードを切るにはまだ早いことを説明します。確かにグリューエルがいることを知らせれば攻撃はされないかも知れませんが、敵艦隊の背景は分からないままです。それを知らないと色々と不利が大きいと言うことです。公的にその場に居ない事にしている人物が、そこに居ると発言するのは敵の事情が分からない内にすることではないですよね。そんなやりとりの後、茉莉香が下した判断は…
『敵を追いかけて、出し抜いて上前をはねる!!』
だそうで、と~っても海賊らしい素敵なプランです。
確かに一隻で探すより、多数の艦艇を持っている奴らに索敵を任せ、そのデータを横取りする方が楽でしょうね~。
姫さま曰く、「卑怯ですね」
ですが…
「卑怯なやり方でも、勝てば後で正当化する方法はいくらでも有る」
だそうで…
もしや、グリューエルがじゃじゃ馬になったのって茉莉香のせい?
みたいな感じになってきたです。
茉莉香の場合、腹黒って感じはあんまりしないのですが、グリューエルがそう言うとなんとなく腹黒感が湧いてしまうのはなぜでしょうね?

あ~~、あとキツネから一言。
三方向から包囲されたとき、最弱の部隊が護衛艦二隻と言うのはちょっとご都合主義っぽかったんじゃ…。他の分艦隊がそれなりの数が居たのにこの分艦隊だけが二隻のみってのは逆にその先に一番有力な艦隊が待ち構えている可能性も考慮しておかないと…って気がしちゃったですよ。包囲網を突破下つもりがさらに悪い状況へと飛び込んでしまったと言う可能性ですね~。

この作品の詳しいことは公式HPとこの記事へTBを貼ってくれた方々のブログを参照してみてくださいね。


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