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同人音楽CDと著作権の問題

2005-04-23 21:24:54 | 同人CD
同人をやっている方にとっては常識となっていることなのですが、それを知らない方は同人音楽の著作権処理について今回は、述べてみます。(間違いに気が付いた方は、遠慮なくコメントで突っ込みを入れてくださいませ。)

通常、日本の音楽にはJASRACという音楽著作権管理委員会が管理している曲と、そうでない曲があります。JASRAC管理の曲を自分で演奏してCDや、HPなどで公開したい場合は、この協会の決めた所定の手続きをし、所定の手数料を払い、その処理をしていることを明記しないといけません。一部の不行き届きなサークルを除くと、この手続きは遵守されているように思われます。

また、主な同人音楽サークルが好んで演奏する曲は、JASRACには未登録の曲がほとんどで、作曲者などの属するところ(主にゲーム製作会社)が同人使用に対して黙認をしているか、同人使用に関してルールを定めているところがほとんどです。このルールは、守ることを要求してはいますが、使いましたよの報告を義務付けてないものがほとんどなので、一見、ルールが無いように見えてしまう遠因になっているように思われます。

また、JASRACにしても自分の管理していない曲に対して使用許可を与えるようなことも、見受けられるので(ゲーム製作会社が自社で管理している曲しか演奏していない同人CDにJASRACシールが張られているのを見た事があります)、今のところ、少々混乱しているところがあると思われます。ただ、これは同人製作をする側が注意をすべき点ですので、各同人サークル様はここら辺に留意して同人製作に当っているものと思われます。
とくに、私がお気に入りの、KEY、LEAF、アージュ、スタジオメビウス、I’veサウンドの一部などは、各ゲームメーカーのHPにこのあたりの線引きが明記されていますので、一度目を通してみるのもネタとして面白いかもしれませんね。
概ね、ミミコピ(曲を聴いて自分で楽譜を起こすこと)で演奏したものは可、サンプリングは不許可と言うのが通説で、その後にその曲での商業活動は不許可。と言うのがほとんどです。ただ、商用利用と同人CDの販売との関係がどのくらいまでが、駄目なのかがはっきりとしないのがここら辺のグレーなバランス感覚を要求されるところですね。実際のところ、自社製作のゲームが同人のネタにされることは人気のバロメーターとして捕らえられているので、一般的には歓迎されていて、黙認されていると言うのが本当のところかと思われます。

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