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『とある飛空士への恋歌』 第九話 観ました

2014-03-04 04:16:33 | アニメ
あららら・・・

とうとうクレアがカルエルの正体に気が付き、そして自分の正体に気が付かせてしまいましたですよ。
で、その当然の結果としてカルエルくんは激しく世界を憎しみ引きこもってしまったです。

そんな彼をなんとか出来るのは、これはもうアリエルしか…ね。
と、思っていたらアリエルとクレア、双方の想いを知っている意外な人物がカルエルを叩きのめして逆療法的な強制介入をしてきたですね。そう、イグナシオ。
彼が何を考えてなんの心境の変化でこうした行動を起こしたのかが、これまでのアリエルとのペア行動での何かがアニメ版ではほとんど判らないから、ちょっと違和感が感じられたり唐突感が生じたりするかもしれないのですが、イグナシオくんは学生の飛行実習でアリエルとペアを組んでいてクラスとの接触を拒んで自ら望んで孤立をしていたのに、クラスメイトであるからという理由で普通に接して来たアリエルがちょっと気になりだしてきたらしいことと、もともとは憎らしい元皇太子のカルエルがあまりにも情けない根性なしに見えたのでそれまでの自分の憎しみがあまりにもバカバカしく思えて来たことによるものらしいことが推測出来るように原作小説では書かれていたので、それを想うとちょっと彼とアリエルとの関係についてアニメ版でははしょり過ぎたように思われちょっと残念かも。

あ、あと、残念といえば…
イスラ防衛戦に出た戦闘能力の残念なエル・アルコンで、単座戦闘機の相手をしてしまったことなんですよね。あれ、単座戦闘機からはなんとかして逃れて、少しは戦闘能力の落ちる単発爆撃機や落下傘部隊を載せた輸送機を襲うくらいのことをしてみせても良かったように思えなくも無いですが、自分の力量を勘違いしていたっぽい貴族のファウストくんの指揮下では一番はじめに見つけてしまった敵機に対して真っ先に戦闘を始めてしまったのも無理は無いかもしれませんです。

で、そんな息子を失ったレオポルド・メルセ師団長は口ではアレもあれでなかなか立派に戦って戦死したのだから本望だろうと言っては居ますが、その肩や手は震えていてかなりショックであったろうことは脇で見ていて丸分かりだったんじゃないかと。ある意味、彼の取った敵を舐めた戦術及び戦略が息子と飛空科学生たちを死なせてしまったわけですから、その自責の念にとらわれていたのだと思います。

ところで、今にして思うと空の一族の戦術はとても巧妙で、まず、旧型の木造飛空艦と鋼管布張りの旧型機で威力偵察を行い相手に自分の戦力を舐めさせて油断を誘い、それを囮にして敵主力を釣りだし、そこを大型爆撃機と護衛空母と護衛用単座戦闘機で襲おうとして居ますが、この爆撃機隊すらも囮だったように思います。つまり、イスラを襲う本命は飛空科学生たちが迎撃しようとした部隊。強力な制空戦闘機隊に守られた爆撃機隊と落下傘部隊が本命。囮部隊は全滅しても構わないから攻撃本隊の攻撃が必ず成功するように仕組んだつもりだったのが、落下傘で降下してきた降下猟兵部隊は地上迎撃され全滅。爆撃こそ成功したものの単座戦闘機部隊は突然、現れたレヴァーム皇国のたった一機の戦闘機と、非力な学生の操るエル・アルコンに阻止され…予定が狂った。
イスラの内部でそこまでわかっているのはおそらく諜報部のアメリア女史とルイス提督だけかもしれないですね。

そんなこんなで色々と混乱しているイスラですが…
犠牲を払っただけにそれで撤退するわけにも行かず、だからといって協力関係を結びたいと言うよく分からない国家をアテにするのも潔くないんじゃないかと疑心暗鬼になるのも無理は無いことで。でも、古来からの格言、敵の敵は味方という言葉を適用してレヴァームへと向かう予定のようですね。

さて、ここまでで原作小説五巻中二巻の終わりまで話が進んで居ます。
こうなってくると終わりまでやるなら二クールはやらないと…な雰囲気が濃厚ですが…

この作品の詳しいことはこの記事にTBを送ってくれた方々の記事や公式HPを参照にしてくださいませ。


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