田舎出の女中が奥様に丁寧な言葉遣いをと言われ、何にでも「お」を
つけて喋るようになった。「奥様、お庭のお池のお鯉が・・・」などなど。
そこで、「そんに『お』をつけるものではありません」と窘めると、
「くさまくさまびとけた」と言う。何のことやらわからない。着付けた
はずの着物がはだけて初めて解った。
「(お)くさま(お)くさま(帯)解けた」だったのである。
この話、昔々の「サザエさん」だったような気がする。
「おろう」。「お蝋」、「おろうそく」のことである。浅草寺本堂に
「おろう 一本百円」とあるらしい。(B級街の言葉図鑑」(飯間浩明)
懐古シリーズ「木津川」(2005年10月)、ロングウォークの原点である。
朝6時、京都競馬場の淀駅を出発
はじめは半分くらい歩くつもりだった
天下分け目の天王山、この下流で桂川、宇治川、木津川が合流して
「淀川」となる(大山崎町)。
この「ながればし」、何年か後の台風で実際に流れたが、スパンごとに
鎖で繋がっているため一ヶ月で復旧。その工事費は一千万円だが、新たに
造るよりは圧倒的に安い。
ゴールの泉大橋は昼の12時、6時間で約30キロ、若かった。