日曜日の大河「青天を衝け」のあとのNHKスペシャル、
2030未来への分岐点の最終回は「AI戦争・無限の恐怖」。
タイトル通り、AIの恐怖に戦慄した。AIクローンが
効率よく敵をせん滅することは理解の範囲である。
アメリカの物流システムがハッキングされ、長時間深刻
なトラブルが発生したのは記憶に新しい。問題はその後に
起こる、ある状況である。
トラブルを報告された大統領が「富裕層への物流を優先
しろ。貧困層は放っておけ」と大統領室執務室で補佐官に
指示する場面である。
補佐官は反対するが、何と言っても大統領の命令であり、
渋々承諾して退室する。すると何故かこれが報道されて、
怒った市民が暴動を起こし、国中に伝搬する。
実は、この大統領が指示する場面は「フェイク動画」で
ある。誰もが現実の大統領が指示したと思うほど、実に
精巧に出来ているのである。
もちろん現実に放映されたわけではないが、放送局の
システムがハッキングされれば起こりうることである。
戦うことなく相手の国を自滅させる、恐ろしい武器に
なり得るのが「フェイク動画」。動画ではないが、相手の
国の大統領選の結果を代えてしまう情報操作が起きたのは
事実である。
プーチン・ロシア大統領はアメリカの物流トラブルが
ロシアからのハッキングによって起きたとされることに
ついて、国としての関与はもちろん否定している。
しかし、「国内にやりたいと思う人がいてもおかしくは
ない」とニヤリとしながら嘯く。
国連の軍縮部門(何と統括は日本人女性)は、こうした
悪質なハッキングが「発信された国」の責任を問うことを
検討中と言う、もっともなことである。
今、AIは有名人、一般人に限らず人の顔や声をいとも
簡単に加工する。どんなことが出来るかと考えるだけで
ぞっとするのは私だけではあるまい。
お、メジャリーグの「ホームランダービー」の生中継
が始まった。添付写真は久々の松戸散歩のサワリだけ。
松戸駅西口に出ると、
脇に大きなタワークレーンが立つ、奥は旧伊勢丹
駅ビルが増築され自由通路も拡大である