中国共産党のトップ24人から女性が消えたという。「天の半分は女性
が支える」と言った毛沢東を超えようという習近平だが、3期目に入り
歴史を覆す傲慢ぶりである。
一方、昨年の台湾統一地方選では当選した議員の38%が女性だったと
いう(日本の女性比率は11.8%)。台湾では民主主義が進んだ90年代から
クォータ制が拡大され、各議員定数に女性枠が設けられている。
「台湾にとって民主主義を守り、育てることは安全保障でもある。
中国の反対で多くの国際機関に加盟できないからこそ、民主主義と
いう価値観で国際社会とつながっていることが大切」
(2014年の「ひまわり運動」に参加した学生)
「価値観を同じくする国々とともに・・・」、政府や政治家はしばしば
中国に対抗する呼びかけを口にする。しかし、日本の女性の政治参加は
低迷し、クォータ制の導入すら堂々巡りである。
以上、今朝の朝日「多事奏論」、”台湾は照らす、自由と平等の道”
(吉岡桂子編集委員)から抜粋、かつ天衣無縫に編集した。
元旦から朝刊地方版で「荒川」特集が始まった。歴史上「荒川」の
文字が初めて現れるのは、鎌倉時代歌謡集「宴曲抄」。
「たぎりておつる浪の荒河行過て」
急流で、往来が難しかったという内容だという。
連載の第一回目は「源流点」探訪。甲武信岳(2475m)の頂上近く、
南西斜面から流れ出すのが千曲川(新潟に入って信濃川)。一方反対側
の南東斜面に荒川の源流点がある。
源流点の定義は、
1.最も高所の水の発現ヵ所
2.年間を通じて地表を連続する水流の先端
1986年、埼玉県が建てた源流点の石碑